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三話./部活動二日目/悪戯/夜の公園に出没する少女/

「……朝か……いやまだちょっと暗いな」


俺は少し早く起きた、多分昨日の夕食時の事が気になってあまり

眠れなかったのだろう


「……ちょっと段ボールを開けて俺の昔の写真でも見て見るか」


俺はそう思いベットから下りた、そして未だに手付かずだった

昔の思い出の品を段ボールから掬い取った

すると昔使っていた筆箱やら小学校の頃の通知表やら出て来た

そして段ボールの底からアルバムが出て来た、俺はそれを開き中身を見た


「……マジか……」


俺はショックを受けた、昨日読んだレポートの様に、謎の風景画や

不自然に被写体がずれた写真が出て来た


「俺の家族の誰かが異世界転移してるのか?」


俺は困惑した、何者かによって、俺の家族は異世界転移をして

俺の記憶を弄くり回した存在が居る、それは恐ろしく怖い物だった


「……取り合えずこれは知茶子部長に言った方が良いかも知れないな」






そうこうしている間に外はすっかり朝日が昇っていた

亜夢は学校へ行く準備をした、そして家を出た

その後学校に着き、何時もの学校の日常を過ごした、そして放課後

部活に行こうとした時――


「亜夢君」


「十勝か?何か用か?」


部室へ向かおうとした所、十勝が話しかけて来た

そしてその十勝は何故か恥ずかしそうに身体をもじもじさせながら

こう言って来た


「今、時間あるかな?私と一緒に、今はあまり使われて居ない別館の

トイレに来てくれないかな?」


「……いや、今は忙しい」


亜夢の頭は今、家で見た出来事で一杯一杯だった

部活に行きたい、と言う流行る気持ちを抑えられなかった

それと同時、そろそろ誤解を解かないと駄目だなとも思った、だが

今優先すべきことは部活だった


「そ、そう、残念……だったらもっと腕……ううん舌を磨くね、亜夢君!

私頑張るからね!」


「お、おう」


これは誤解を解くのは大変かもしれないと亜夢は思った

それから亜夢は十勝と別れ部室へ向かった


「おや亜夢君じゃないか、どうしたんだい?そんな慌てた様子で?」


亜夢が部室に辿り着いた、でも急ぎ足で来てしまった為か呼吸を整えないで

扉を勢いよく開けた


「いや……ちょっと……聞いて欲しい話が合って……」


亜夢は呼吸を整えながら話した


「聞いて欲しい話?、それはもしかして、異世界転移に関わる事かい?」


知茶子にそう尋ねられた亜夢は、こくこくと首を振った


「それなら皆が集まってからにしよう」


「分かった」


そうして暫くすると部活の面々が集まって来る

そして部活動は始まった


「さあ皆!今日も異世界転移部は始動した!そして昨日メンバーに加わった

亜夢君が異世界転移に、ついて話したい事が有るそうだ!それじゃあ亜夢君!

お話して貰えるかな?」


そうして亜夢は今朝の出来事を話した


「それって亜夢の家族の誰かが異世界転移したって事なのか?」


「分からない、家族がもう一人居たって記憶はない」


「記憶を改竄された可能性があると言う事だね」


「……面白い」


此処であまり喋らなかった蜜葉がにやりと笑いながら言った


「それにしても亜夢って一人暮らしなんだな、家を一人自由に使えるって

超羨ましいな!」


天下は目をキラキラさせながらそう言った来た


「いや一人が寂しい時もあるんじゃないか?どうだいお姉さんが

一緒に居てあげようか!」


「いや間に合ってます」


「しょぼん、はっきり言われてお姉さんショックだ」


知茶子は明らかに落ち込んでいた、それを見た亜夢は後ろから抱き締めた

そしてこう口にした


「安心してください、嘘ですよ、一緒に居てくれたら嬉しいですけど

此処では少し気恥ずかしいので、ああいう態度を取っただけです……なんてな」


亜夢はそう言い終え知茶子から離れた

そして知茶子は固まって動けないでいた


「亜夢?お前今何した?」


「ちょっと、悪戯したくなって、ついっ」


「悪戯ってお前」


亜夢はどうやら、偶にノリに乗ってしまう癖があるようだ

十勝の時の様な悪乗りをしてしまう事もあるようだが


「知茶子部長!?大丈夫か!?顔が真っ赤だぞ!?」


天下は知茶子の顔を見て驚いて言った


「オカシイ、イロモノ女子が可愛く見える……?」


「……あっはは……何だ冗談か……吃驚したよ!

突然あんなことするんだから!亜夢君はやり手だな!」


「……末恐ろしい」


その後亜夢は、部室内に漂う気まずい雰囲気に気付いた

そして、あっやらかしたか?と言う顔をなった


それから少し時間が流れ、気まずい雰囲気は知茶子の言葉によって

場はまた賑わいを取り戻す


「先程凄い展開になってしまったが、予定通り部活を始める」


「その、先程はすまなかった、つい出来心で」


「亜夢君、謝る事ではないさ、それに少し癒されたよ……ありがとう亜夢君」


「おいおい何だよ、俺と一緒に異世界転移してハーレムを

作るんじゃなかったのかよ?」


縣が独り言のようにそう呟いた


「まあ取り合えず始めようではないか!、昨日調べた物を私なりに

ピックアップしたぞ!」


「調査か!?次はどんな調査するんだー?」


「よくぞ聞いてくれた!、調べ先は二つ、一つは夜の公園に出没する

黒く、長い髪を垂らした女子高生が毎夜毎夜出没するらしい

そしてもう一つは廃屋となった人形屋敷の調査だ!」


「質問良いか?」


「何だい亜夢君?」


「その二つは異世界転移とどんな関係があるんだ?」


「良い質問だ、そうだねまずは、異世界転移について幾つかの方法を

教えておこう!、まず一つ目は何らかの事故に遭い死亡する、その際神様と

出会い、そして異世界転移してみないかと言われ、異世界転移する

二つ目は突然地面に魔法陣が現れて異世界転移する

三つ目は偶然訪れた場所に異世界の入り口が有った、不思議の国のアリス

みたいなものさ、そしてその場合、その周辺には異常な現象が起こっている

可能性がある、我々が探すのは三つ目の方法だ

一つ目は危険すぎるし二つ目に至っては百%運だ、だから我々

は三つ目の方法で異世界転移の方法を探す」


「夜の公園に出没するその女性が異形な存在の可能性があると言う事か……」


「……夜なら我が行こう、闇のスペシャリストである我が亜夢の

護衛に回ってやろう感謝するが良い!」


「えっ?俺そっち行く感じ?」


「闇のスペシャリストが付いて居れば問題無いな、そっちは蜜葉と亜夢君に

任せよう、残りのメンバーは私と人形屋敷へ行こう!」


そうして決まった


「明日から二日間休みだ、その二日で何とか調査を終えたい」


「知茶子部長それ毎回言ってるけど無理だろ?」


「いや今回は聞き込みをあまりしなくて良い分、直ぐに終わるかも

知れないぞ?」


「なるほど!」


こうして調査の日取りが決まった


「そうだ!亜夢君にはまだ私達の連絡先を教えて無かったね!

連絡手段として教えよう!」


その後亜夢は皆の連絡先を聞き、皆に自分の連絡先を教えた

そして部活が始まってまだ間もないが、明日に備えて部活を早めに終える

事になった、それから各々帰り支度を始めた、すると突然亜夢の

スマホが音を発した、亜夢は自分のスマホを確認する


『家に帰って、夜になったら、公園集合』と言う蜜葉からの連絡が入っていた


亜夢は蜜葉の方を見た、すると、にやりと笑う蜜葉と目が合った

亜夢は近くに居るなら直接話せばいいのにと思ったが、スマホ画面を

タップして


『了解』と返しておいた


それから亜夢は皆にお別れを言い家路に着いた

そして夕飯に出前を取り、風呂に浸かり、行く準備を整え出掛けた






「大分暗くなったな、本当に夜の公園に異形な存在は出没するのか?」


俺はそんな疑問を抱きながら夜道を歩いた、そして予め聞いていた公園の場所

までやって来た、すると突然俺は何者かに身体を強く引かれた


「迂闊!」


顔を下に下げると蜜葉が俺の腕を掴んでいた

そしてずるずると公園のトイレの裏へ俺を引っ張って行く


「何だ蜜葉か」


「お前?何をしている?、公園のど真ん中に立ってたら現れないかも

知れないんだぞ!、それに蜜葉だと?将来この世を統べる我に

なんて馴れ馴れしい言葉を使うんだ」


「駄目か?それに蜜葉は俺と同じ学年だろう?」


蜜葉は俺よりも身長が低く、部活内で一番身長が低いのは蜜葉だった

見た目も幼く見える


「年齢など仮初めだが我はこう見えて三年だ!」


「えっ?蜜葉さん?」


「……まあ良いだろう、そう呼ばせてやろう、だが何れは様付けで

呼ばせてやる覚悟しておくんだな」


「そうか、俺よりは年上だったのか……と言うか蜜葉さん部室の時よりも

喋ってるな」


「そんな事はどうでも良い!それに何だその恰好は手ぶらではないか!」


俺はそう指摘され蜜葉さんを見た、するとよくよく見れば蜜葉さんは

肩に鞄を掛けていた


「それ何が入ってるんだ?」


「この鞄の中には非常時に役に立ち物が入っている、我らは今から異世界に

迷い込むかもしれない、だから、いつ何が有っても良いように準備だけは

怠らないものだ、なのに何故何も持ってきて居ない?

まさか武器でも隠し持っているのか?」


「武器?いや何も持って来て無い、そうか、そう言う事もあり得るのか」


「仕方がない、闇を統べるスペシャリストの我が、もし亜夢が危険な目に

遭ったなら我が護ってやろう、将来部下になる大切な部下だからな」


蜜葉さんはそう言って鞄から包丁を取り出し素振りを始めた


「ふんっ!ふんっ!」と突きを繰り出す蜜葉さん

俺は見ていて、とても危ないと思い、蜜葉さんの腕を止めた


「ふんっ!ふんっ!イヒ……なんだ?何をする?」


「いや普通に危ないだろ?、それよりも調査に集中すべきだ」


「確かにそうだ、よし!様子を見てやろう」


蜜葉さんはそう言うと、公園のトイレの裏から顔を出し、周りを見渡した

すると俺の方に顔を向け、こくこくと頷いて見せた、お前も見て見ろと

受け取った俺は、トイレの裏から周りを見て見た、すると街灯の下に

ベンチが有り、そこに一人の髪の長い女子高生が

俯いて座っていた、そして切れかけの街灯が恐怖表現を引き立たせていた


「あ、あれはどうすれば良いんだ?」


「我に任せろ」


動揺する俺に対して

蜜葉さんは俺に向き直り太鼓判を押してくれた、その姿は小さいなりに

頼り甲斐のある姿だった

そして蜜葉さんは包丁を強く握るとトイレの裏から表に一歩出た


「イヒヒヒッ!!」


そう叫んだのも束の間、蜜葉さんは駆け出した


「ちょっ?えっ!?」


俺は蜜葉さんの行動に驚愕した、突然叫びながら走り出したのだ

何かしら作戦を考えていた物だと思って居た、でも実際は直接対決だったのだ

俺はそれを無謀と思い、即座に止めようと手を伸ばしたが

それは一足遅かった


「覚悟しろ!異形の物!」


「えっ!?なに?キャアアァァッ!?」


そんな二つの声が聞こえた、一つは蜜葉さんの物だが、もう一つは

異形の少女の物だろうか?

そして俺もトイレの裏から表に出てベンチの方へ向かう、すると

包丁を突き付けている蜜葉さんと

それに怯えている異形な少女の構図が有った


俺は急いでその場へ駆けつけた、そして何故か無性に蜜葉さんの背を

抱きしめたくなった、何故こんな状況でこんな感情を抱くんだ?


「…………あっ!?す、すまん!」


「亜夢?どうし……!?」


俺は突如沸き上がった感情が何なのかと思考していた、そして

気付いた時にはもう蜜葉さんを抱き締めていた、無意識とは言え

俺は一体何をやっているんだ?


「あ、亜夢!?どうした!?まさか異形の物に操られているのか!?」


「あわわっ!?こ、これは調理中に襲われてベットインの流れだ!?」


異形の少女は自身の両手を股間に当て驚いていた

そして異形の少女はどう見ても普通の女性に見えた


「ええい!放せ!」


蜜葉さんは包丁を持っている手をブンブン振り回した

俺はその行為を危ないと思い直ぐに蜜葉さんから距離を取った


「亜夢!正気に戻ったか!?」


「えっ?、ああ戻った……くっでもそいつに精神的ダメージを食らった

もう戦う事は出来ない!」


「何だと!?大丈夫か!?」


俺は先程の行為の言い訳をすべく、急場凌ぎの演技を試みた

すると蜜葉さんは慌てて俺に近寄って来た


「あのー?あなた達は何なんですか?私、貴方達みたいな変質者に

用は無いんですが?」


「黙れ!異形の物!部下の仇を今取ってやろう!」


「ま、待ってください!さっきから異形の物って?それは一体何なんですか?

まさか私の事を示しているんですか?」


「そうだ!人間を騙るな異形の物!」


それを言われた異形の物はみるみると泣き顔に変わって行った


「ひ、酷い!?私のような人は人間扱いすらして貰えないの?」


「蜜葉さん、この人、異形の物じゃなくて普通に人間なんじゃ?」


「いや臭うな、この異形の物は何かを隠している!嘘を吐いている

臭いがするぞ!」


「そうか?この異形の物は」


「さっ、さっきから異形の物、異形の物って、私を揶揄ってるんですか?

もう確信を得ているのに、私に自白させて辱めて、その後私をどうしよう

って言うの!?……はぁー……はぁー……」


異形の物は徐々に頬を紅くしていった、そして異形の物のスカートには

山が出来ていた


「なっ何だそれは!?スカートの中に何を隠している!出せ!」


「うっ!」


異形の物は蜜葉さんからそう言われ右手をスカートの中へ突っ込んだ


「亜夢!ヤバいぞ!世界を滅亡へ追いやる最終兵器を

出してくるかもしれない!」


「いやこれは……」


俺は何となく察してしまった、異形の物はただの変態だと言う事に

そして変態は叫ぶ


「もっと頂戴!そこの男の人!言葉攻めしてぇ!!」


「なっ何だこいつは!?」


蜜葉さんでも目の前の変態にはドン引きするようだ


「蜜葉さん帰ろう、今回の調査は終わりだ、夜の公園に出没するのは

女装する変態だった、そう知茶子部長に報告しよう」


そう言って俺は蜜葉さんの手を取って立ち去ろうとした

すると変態が立ち上がり呼び止めて来た


「ま、待って!?この状況で、寸止めて放置って酷くない?

最後まで面倒見てよ!」


俺は一瞬変態の姿を見た、髪は鬘だったのか地面に髪の毛が落ちていた

そしてスカートには、未だ落ち着いていない異形の物が浮かび上がっていた

アレは俺のより大きい気がする

これだけ見れば十分だ、あれは関わってはいけないものだ

俺はすたすたとまた歩き始めた


「は、話だけでも聞いて!お願い!」


「いやそんな事言われてもな」


「亜夢、まだ調査は終わっていない、異世界転移の可能性はまだ残っているぞ」


「話聞いてくれるの!?」


「蜜葉さんがそう言うなら、でもその前にそのスカートの中の物を何とかしろ」


「まっ待ってて!今トイレで処理して来るから!」


変態はそう言ってトイレに駆け込んだ


「……亜夢?何時まで我の手を握っている?」


「ああすまん、あまりにも握り心地が良い手だったから、離すのを忘れてた」


俺は蜜葉さんの手を解放した


「今の発言を取るに、誰に対しても言っているようだな?、言い慣れた

口調が何よりの証拠だ、厭らしい部下だ」


蜜葉さんはそう言って俺を下から睨みつけてきた


「……あまり経験ない筈だ何だけど……もしかしたらこれは

運命の出会いかも知れないね蜜葉」


「ほざけ、そしてさんを忘れるな」


「酷いな」


そして数分後とてもすっきりした様子の変態が戻って来た


「で?話ってなんだ?」


俺はそう切り出した


「えっとその、私の事は皆に秘密にして欲しいの」


「皆とは?」


「学校に通う生徒達、私こう見えて学校では中性的な顔を生かして凄く人気

なんです、だから皆に変な趣味を持って居ると思われたくないの」


「も、もしかして、お前って学生だったのか?」


「そうですよ、それにお前じゃなくて私の名前は髭七(ひげしち) 兎荷(とっか)

よろしくね!」


「まさかうちの学校に通っているとか言わないよな?」


「通ってますよ?」


「やっぱり通ってるのか」


「だから貴方の事も知ってますよ……だからちょっと期待したんだけど

ヤクザ者もビビる不良少年だって聞いてたのに残念」


「期待?」


「うーん……まあいいかな!、でも此処から先はトップシークレットだよ?

私ね、男だけど女の子になって男の人に無理矢理犯されてみたいの

だから女の子の格好して夜の公園で待ってるんだけど、一向に誰も来なくて

そしてら今日貴方達が現れて、私確信したんです!、包丁を突き付けられた時

私ビンビン感じちゃって!今日で夢が叶うんだって!そう思ってたのに

何で二人は私を襲ってくれなかったんですか?後もうちょっとで

イキまくりの幸せだったのにぃ!もう!意気地なしー!」


「聞くんじゃなかった」


隣を見れば蜜葉さんも汚いものを見るような顔をしている


「それでそっちは?」


「そっち?」


「こんな夜更けに公園に来るなんて何か目的が有ったんでしょ?

見た感じ二人で野外プレイかな?」


「ばっ」


「違うな、これは調査だ」


「調査?なんのですか?」


「異世界転移の調査だ」


「異世界転移?」


その後、兎荷が異世界転移とは何なのかを聞いて来たので

俺は端的に教えた、その際異世界転移部の事も交えて教えた

すると兎荷はこう言い出した


「それ面白い!私も入りたい!異世界転移して魔物に犯されたい!」


「いやそれは」


「知茶子が決める事だ、今電話して聞いてやろう」


蜜葉はそう言うと鞄からスマホを取り出した

そして電話を掛けた、それから何を話してるか分からないが電話口で

知茶子部長の元気な声が辺りに響いていた

その後蜜葉は電話を切り此方を向いた


「知茶子部長は何て?」


「異世界転移を目指す同志は大歓迎だそうだ」


「ええー!?」


「やったー!」


俺の横で喜んでいる兎荷が映った

俺はこんな奴が部活に入って大丈夫なのかと率直に思った


「良いのか?兎荷の異世界転移理由は」


「亜夢のメス豚ハーレムも受け入れられた、それに亜夢と兎荷の

異世界転移理由は同レベルだと我は思うぞ」


「メス豚ハーレム!?亜夢さん!良いじゃないですか!

良かったら私も入ってあげますよ!」


「いや来るな!全否定する!」


「よーし!私の異世界転移理由は異世界転移して

魔物に犯されたい!&性転換して亜夢さんのメス豚ハーレムに入れて貰う!

にします!」


「願いを二つ?なんと言う強欲さ!だがその意気や良し!

良い部下がもう一人増えた!」


「駄目だ、縣が言った通りイロモノしか居ない、縣すまん

俺には止める事が出来なかった」


こうして髭七 兎荷と言う名の女装癖があり、そして襲われたい願望を持つ

異世界転移したい同志がまた一人増えたのだった


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