目覚めてみれば
政治小説が書きたいのですが構想ばっかり考えついて書けないのでなろうで練習しようと思います。ちょっと短いのですが次回から長くしていきたいです。
どうして....?
どうしてこの世界ではワタシはワタシでいられないの?
そんなにワタシは醜いの?
そんなにワタシはおかしいの?
アナタとワタシは同じ人間なのに、どうしてワタシはこうもみじめなのだろうか。
ワタシがワタシでいられないこんな世界なんて、いさせてくれない世界なんて...
ワタシの方からいなくなってやる
目が覚めた。静かな朝で、カーテンの向こうの太陽の光がガラス越しにも温かく私を迎えてくれる。
とても気持ちのいい朝だ。いつもなら親から「リンちゃん!起きてー!」とたたき起こされてるはずなのに今日はそれがない。とっても気持ちい日だね!
さて、私はこの現状に目を向かなければいけない。
「ここはどこ?」
そう、起き上がって周りを見てみれば私はかなり大きな部屋にいた。部屋の真ん中に私の寝ていたベッドがあり左にはカーテン、右にはよくわからない絵画があった。他にもクローゼットやら小さな机といすなど雑貨も少しはあった。しかしここは私の部屋ではない。寝ているベッドはダブルでもなかったし、クローゼットももう少し小さかったし本棚はからじゃなかった。そして何より...
「なんじゃこりゃ!?」
カーテンを開けた先そこにはいつも見る灰色の大地ではなく山々にかこまれた緑豊かな草原が広がっていた、しかも私はそれを見下ろしている。つまり
「たっか!?」
そうかなりの高度にいる。窓から体を乗り出してみればなんとなく下の様子がつかめた。そうここはおそらくお城である。そうシンデレラや白雪姫のいるあのお城である。私も子供の時なりたかったなぁなんて思ってる場合じゃない。とにかくこの部屋から出よう。
トントントン
ビビった。ノックが左の扉から聞こえる。
「客人。起きていらっしゃいますか?」
声がする。と、取り合えず開けるか?いやでも怖いすごく怖い。だってこれもしかしたら誘拐かもしれないし...でも客人って言ってるしいい人そうな声だし...でももしかしたらやばい人かもしれn
ガチャリ
あ、開いた。
「おや!客人起きていらしていましたか。起きて早々で申し訳ないのですが我が主から朝食のお誘いです。いかがなさいますか?」
「いや、その、聞きたいことが」
「いかがなさいますか?」
出た人は赤髪を七三分けにした好青年だった。しかし有無を言わせぬ口調がどこか怖い。てかこの感じ行くしかないのでは?
「....分かりました。行きます。あと気になったんですがここはどこであなたは誰で主とはどなたですか?」
「あわてないでください。って言っても無理か...えーっとここはコンスタチアという場所であり我が主が納めております。そして私はシェフと呼ばれておりまして私のつかえている我が主はこの絵に描かれていますお方です。」
そうして左の壁の絵画を見る。絵画には黒いマントをまとい黒い馬にまたがる大柄の男がいた。黒髪の大柄な男で青い目でこっちを見ている。どこか恐怖というか威圧感を与える絵であった。
「我が主エーシャ・フォン・イスカンダル公爵であります。そして人々からこう呼ばれております。偉大なるコンスタチア公爵、そして魔王とも。」
どうやら私はとんでもないところにいるらしい。
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