兵器解説
「広領域戦闘制圧兵装システム:ラヴィーネ」
多数の攻撃端末(飛行砲台)を同時制御し広領にオールレンジ攻撃を行う不知火凱亜及びヴォラク専用の装備。発動が不安定な天帝の力の一部を自らの手で再現した。
使用者の空間認識能力によって運用する事が可能であり、非常に高い能力を保有しなければ使用は困難を極める。各攻撃端末は「ドラグーン・ファング・ファンネル」等の名称でヴォラクによって呼ばれており、個々の攻撃用のビーム砲、更には多数の推進・姿勢制御用スラスターを備えており、ビーム砲による高い攻撃力と機動力を持つ。
攻撃端末の稼働に必要となるエネルギーは背部に背負う専用のバックパックに戻り、元の場所に直結する事で補給される。
特殊量子通信と多数のロックオンシステムによってコントロールされ、ビーム砲端末による無線誘導で複数への目標に対して全周囲からのオールレンジ攻撃が可能であり、一人でも戦闘区域を制圧する事も可能とする力を秘めている。
攻撃端末には全十二問のビーム砲を備えた歪と言える程に変形した小型の鳥の翼を象った様な形をした大型タイプが四基、三門のビーム砲を備えたスクエア形小型タイプ十基搭載されており、ビーム砲の総門数七十八門の攻撃端末を無線制御する。
その他バックパックからの分離も可能だが、バックパックに直結したまま、発射角を調節しての発射も可能となっている。
「Sフィールド発生装置」
魔力を消費させる事により発生する魔法攻撃を偏向させ無力化する防御兵装。
過去の時代から魔力を消費し、鉄壁防御の壁を張る「魔力壁」と言う魔法が存在しているが、このSフィールドは魔力そのものに、ヴォラクが電荷をかけた事によって生まれた特殊な力場。これによって魔力を消費した事によって放たれる魔法攻撃は極性を利用して偏向する。
言わばビームシールドであり、相殺や一度発生させると再展開が出来ない魔力壁とは違い防御性能も格段に上がっている。ヴォラクは左手の義手にSフィールド発生装置を組み込んでおり、任意のタイミングでの発生が可能。
追加装甲や発生用ビーコン等を使用する事により発生させる事が出来る。
「区域飛行用バックパック」
以前により制作していた空中を飛行する為のジェットパック。魔力及び特殊粒子によって稼働している。使用時は名前の通り空を飛行する事が可能であり、高所からの攻撃や銃撃が可能になっている。ヴォラクの使用するラヴィーネには更にスラスター出力を上げた物が搭載されている。
余談だが、ユスティーツ襲撃時に使用した物を改良した物である。
「支援索敵ユニット:シンガリ」
各種センサー類によって探査・索敵能力を視野に置いたユニット装備。右目を覆う程の専用センサーバイザー、背部ユニットには敵の位置情報、数を知らせる事の出来るレーザー通信機、地下音紋索敵用レーダー更には魔力波長を乱す粒子を格納したコンデンサーも装備されている。戦闘には不向きなユニットであり、支援用の装備。誰が使用するかは未決定であったが、河下比奈田の希望により装備者が決まる。
「電撃砲:テスラ・カノン」
サテラ・ディア専用装備。追加装甲Arche非装備時又は装甲パージ時にバスターランチャーと共に運用する。長距離への射撃を重点に置いたバスターランチャーとは異なり、近接戦でのカバーが主な運用方法。
射程が若干短い分、射程内に入った敵には発射する事で攻撃が自動追尾される様になっており電撃による攻撃の為、動きを封じる事も可能。その他榴弾の様にプラズマを球体状にした弾を撃ち出す事が出来る。
「至近距離射撃装備:コーチショットガン」
血雷専用装備。近接戦で刀のみしか使用しない血雷の身を案じてヴォラクが制作した散弾銃。射程は至近距離用の為他の銃に比べると威力減衰が大きく、遠距離戦でこの銃は一切機能しない。何故この様な風に制作したかは彼女の武士道を貫かせる為である。片手での使用が可能。
血雷は弟からのプレゼントと思い装備しているが、銃に疎い彼女は使い方が良く分かっていない。
「超遠距離狙撃ライフル:ビームスマートライフル」
シズハ専用装備。既存のビームスナイパーライフルを改良した装備。
銃身や銃本体の大きさが多少拡大されており、取り回しが悪くなってしまったが、それと同時に威力や射程距離も飛躍的に上昇している。更に×16スコープや単発でのビーム射撃を可能としている。反動は弱く、内部のエネルギー炉を用いて稼働する。
「広域爆撃兵装システム:カリドゥス」
レイア専用装備。ヴォラクの使用するラヴィーネの簡易システムバージョン。基本的な構造は同じで、専用のバックパックから射出する点は同じだが、カリドゥスの攻撃端末は端末自体がミサイルとなっており、一発限りの使い捨てになっている。
装填数は計百五十発であり、小型ミサイルと同性能を誇る。ヴォラクの使用するラヴィーネとは違って負担が少ない為、レイアでも使用が可能になっている。
現在の公開情報は以上です。まだ制作されている可能性があります。