能力者の力と秘密
はじめまして。初めてこちらで書かせていただきます。風巻ののかと申します。
下手な文で誤字などもあると思いますがよろしくお願いします。
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どうして。
そう思った。絶望の淵に出会ったのは…微笑む一人の少女だった。
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ある世界へ記憶を持って生まれた。それから僕は、僕の知らない、新しい生活に出会ったんだ。
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第一章。生まれ変わって出会った彼女は天使なんかじゃありませんでした。
「あーあ…なんでこんなことになったんだろ」
一人そう呟く。僕の名前は箕先遙。"前世"の記憶を持つ能力者だ。この能力は記憶をコピーする事と人に移すことができる。その他にも自分や人の未来が見えたりする。
だがそんな能力が僕は嫌いだ。自分はまだしもなんで人の記憶なんて、それに未来なんて見ることができるなんて気味が悪いし、見たくもない。
それに…厄介な奴に関わられるから僕はこの能力が嫌いだ。
「はーるくんっ!」
「げ…」
噂をすれば…と言うやつだ。僕の名前を呼んだこのバカは宮沢奏。僕の幼馴染…だ。僕は認めてないが。
「げってなに!かなちゃん怒っちゃうよ?」
「自分でかなちゃんとかきもい」
「………」
「ごめん、だからその武器をしまって」
ジャキッとか音立てて奏が出したのは小刀。どっからそんなもんだすんだといつも思うが、その切れ味は半端ない。
小刀には毒が塗ってあるためそれに刺されたら一瞬でこの世とさようならだ。まだ命は惜しいから撤退する。
あれ、というか…。
「お前、なんでここにいる?」
「ん?」
僕の言葉に首を傾げる奏…やっぱ可愛いんだよな。黙ってればモテるし…まぁ普段のでもモテるけど。ってこういうことじゃない。
あーもう!こいつといると思考が阻害される!