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鬼は外とかいうやつ

作者: サカムケJB

おにはそと~ ふくはうち~


室町時代から始まったとされるこの文化


その積み重ねで何ができたと思う?


『鬼は外』の積み重ねで何ができたと思う?




「外の世界は危険がいっぱいだ」




はいその通り。

鬼だらけの外界です。

世間が鬼だらけになりました。

宇宙ゴミと同じく、人間の自由奔放な作為によって美しき日本はけがれた鬼のはびこる世に変貌を遂げました。


大学あるいは高校卒業まで、福をためこんだ屋内で育てられ

それ以降は急に鬼だらけの場所に放り込まれます。


それが人にとっての『あたりまえ』だと決めつけられて。


鬼だらけの世界を笑顔で作り上げた大人たちは、これまた笑顔で若者をその世界へとぶち込みます。その世界で生きられず、福が溜められた()の世界に籍を置こうとするものは『ひきこもり』というレッテルが張られ、無言の圧力有言の圧力により、この国における当たり前の生き方・一般的な生き方のレールに戻されます。




少々下ネタ的な話になりますが、肌色が多めの作品の中で自らに危害を加え散々苦しめてきた男相手に奉仕をしなければいけない女騎士の話みたいなのってよくあるでしょう?

なんかそれと同じな気がするんですよね。気のせいかも知らんけど。

社会に苦しめられ、その社会から逃れようとするならば連れ戻され、社会への奉仕を強いられる。

一人の人間としてではなく、社会の歯車として、国を動かすエネルギー源としてその生涯を終える。その生き方こそが人間らしい素晴らしい生き方であると定義されている。




誰のための人生ですかって話。




あなたに微笑みかけてくるその笑顔。


本当に暖かいものなんですか。


あたたかみってなんなんですか。

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