14 諸々
我が家に帰って、お留守番してたみんなに諸々説明。
「ちっちゃな女の子の精霊さん、早くお会いしたいな」
すっごく甘やかし甲斐がありそうな子だったんで、ナナさんの腕の見せどころですよ。
今度、うちに遊びに来るよう誘ってみますね。
『ついに精霊さんとも交流解禁』
『流石はアマツさん、全方位ジゴロ体質、全開』
『そして年齢差をモノともしない何でもアリの事案体質も、全開』
ちょっと、レミュさん。
お嫁さん候補じゃないですってば。
さすがにマクラちゃんくらいの歳の女の子とは、どうこうなっちゃったりしませんから。
『精霊さんの年齢は、見た目で判断すべからず』
『きっとアマツさんより歳上なので、余裕で射程圏内』
いやいや、例え射程圏内でも引き金を引くかどうかを決めるのは俺ですから。
確かに仲良くはなりたいけど、嫁候補としてではないですよ。
「私の時も、妹キャラとか言ってたよね」
あー、まさにその通り。
でもメリシェラちゃんとは、ちゃんとお付き合いした上での進捗ですから。
おや、もしかして妹がほしいのかな?
「違うよ、って言い切れないかも」
「マナナシュネさん、本当可愛いかったし」
「でも、まずは妹とか嫁とかじゃなく、お友達からってことだよね」
はい、家族みんなでいっぱい甘やかしちゃいましょ。
「精霊さんとの繋がりが出来たこと、フォリスさんにも伝えるべき」
「精霊たらしの大先輩から、いろいろと教わるべし」
そうだね、フォリスさんは精霊王さまとも交流があるから、
精霊さんとのお付き合いのコツを、いろいろ教わりたいよね。
ってかイオちゃんっ、たらしなんて言っちゃダメッ。
そんな感じで、新しい出会いにワクワクのアマツ家一同ですよ。