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弟の苦労を知った

作者: 篠原 清

弟の通っていた高校は途方もなく遠い。僕は這いつくばってその道を行ってみた。様々な困難に出会った、一時間半はゆうにかかったろう。時間でいうと簡単なようであるが、この身で行ったときには、つかれはててものを考えることもできなく苦痛の連続であった。だから、車関係の大学に進み就職したのだろうと思った。夢であったのが、目覚めてきずいてやれやれと思ったものである。地獄に行ったらこんな目に遭うのかなと思うほど遠かった。僕は進学校にすすんで落ちこぼれて、大学には進めなかった。なんて愚かなことだ。夢でまたこんなのがあった。七夕か、なにか判らないが、竹に所々注ぎ口があって、籾殻をつめるなんてのがあった。わからないならなぜ聞かないというところだが、責任者がどーしているのかわからない。大師の指示どうり巡礼に行ってきた帰り体操競技にも出かけ、そしてこの難題である。何せ説明書きがないのだからわしらは、一休さんの好き好き好き好き好き好き愛してる一休さん、とんちは満点だよ一級品はあはあ南無さんだとんちんかんちん、とんちんかんちん、気にしない気にしない気にしない、てな具合にやった。やった。そしたら目が覚めた。

嵐の夜に

うちに上がり込んでテントをはって、話しかける大学生がいた。まあ天気も天気だし許可することにした。いかにも大学生らしく筋肉質の大きな体をして少々太りぎみなのが私には気になった。若さなんだなと羨ましくも思えた。僕は大学を出ていないので就職せずに本をむさぼり読んでいた。就職出来ないでいたのが幸いしたのか、苦労も多かったが充実した毎日を送っていた。未来へのビジョンをえがくのに苦労をした。結局、仏教の八正道を基本にした社会を理想とした。そのように暮らしている人たちもいっぱいいて、産業振興をどうして整えるのかが問題となった。

次には色の泉を飲め。光の中にいよ。あの幼かった頃の自然の美しさよ。大いなる夕焼けの暖かさよ。もっと冷静でいられる道を教えよう。般若心経は、大雑把すぎる。他の人の作ったものは大切にしなくちゃいけない。自分の作り出したものではないから。笑われなければ、それは道ではないかもしれない。ちょっとばかり私に知恵があって道を進むならあの歩きやすい大道をそれるのではないかと恐れる。道教の呪符は、古来から大切にされてきた。神社をお寺を参るのにたくさんの荷物を移動させねばならぬ苦労を思った。お化けでおどかされた。参道の松の木の神聖さよ。安心を与える自然の一部よ。足で参るのだから。もろもろの人々にかこまれるのは煩悩の一部であり大罪人のごとくである。孤独を愛せよ。きっぱりと一人で行け。

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