まだ夢は始まらない
SFミステリーを是非ご覧あれ
僕はある夢を見ていた。
そこには見覚えのある人がいた。
学校の同じクラスの人だ。
「翔太起きなさーい!」
母がドアの前に立っていた。
外を見るとかすかに明るくなってきた。
もう1月、日の流れはとても早い。
「まーた変な夢見ちゃったよ。 まぁ内容は覚えてないんだけどね」
母は苦笑いを浮かべながら
「もう そんなことどうでもいいからさっさと布団から出て朝ごはん食べちゃいなさい」
母は台所へと戻っていった。
あぁ寒いなぁ 布団から出たくないなぁ
そんなことを思ってふと時計を見るともう7時前
友達の拓海との約束は駅に7時40分。
急いで制服に着替え、朝ごはんと歯磨きを済ました。
「なんでもっと早く起こしてくれなかったんだよ」
「何回も呼んだわよ」
「呼ばれただけで起きるわけないよ」
まぁ愚痴をこぼしてても仕方ない急がなければ。
僕らの街は決して都会ではないが田舎ではないといった普通の住宅地のようなものだ。
いつもの道を全速力で走る。
息を切らして走ること10分鏡ノ宮駅の看板が見えて来た。
「遅いぞ翔太!」
「相変わらず声がでかいよ拓海は」
友達の長岡拓海だ。
まぁとにかく元気なやつだ。
「行こうぜ もう電車が来てるぞ」
ー「間も無く電車が発車します」ー
僕達は電車に飛び乗った。
「ふぅ 危なかった…」
「もう 翔太のせいだからな…。全く…」
学校の近くの駅である霧村駅までは2駅およそ10分で着くそこから徒歩5分で学校だ。
「昨日のあれ急展開だったよな。」
「あれは僕も驚いたよ」
これは今巷でとても流行っているドラマの話だ。
『僕らの探偵社』という
推理ミステリーものだ。
「僕探の謎は本当よくできてるよなぁ」
「来週も楽しみだね」
たわいのない話をしていると霧村駅に着いた。
〜「人身事故のため上り線に遅れが生じています。」
「えっ事故?」
「最近多いなぁ 事故 まぁさっさと学校行こうぜ」
この頃は何とも思わなかったがすでに事は始まっていたのかもしれない…
見てくださった方ありがとうございます。
下手くそですみません。