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死にたがりやの人形  作者: つたたたこ
一章 出会い
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5話 人形の心は氷

 人形(自分)に命の危機が………












 あるはずもなく人形(自分)はただ、ロムと一緒に暮らしていた。トイレ以外はほとんど離れてくれず過保護というなの監視に疲れ果てていた。当然、お風呂も一緒だった。


「おい、クロバ川に行くぞ。身体中泥だらけだろ。」


 地面に寝たり、打ち付けられいたりしてどろだらけだった。このまま溺死出来ると思った。しかし川でロムが人形(自分)の体を支えながら洗われた。


 恥じらいはとうの昔に無くなっていたが、この状態だと水の中で空気を吐き出すとこが出来ないので「恥ずかしい、離れて。」と言ったが「ダメだ。」と即答された。


 溺死する瞬間さえなくお風呂タイムは終わった。


 食べては寝て、ロムに監視される生活をくる返した結果、一週間も死ねなかった。


 人形(自分)はあの餓死いらい死ぬ意思が弱まってしまった。そのせいで石を飲むとか、火の中に手を入れる行為が出来なくなっていた。それでも人形(自分)は死にたいと望んでいた。でも、


(前までは簡単に死ねたのになんで死ねないの。前までは簡単に殺されたのになんで殺されないの。なんで生きているの。生きたくないのになんで生きているの。ヤダ、死にたい、ヤダ、生きたくない、ヤダ、ヤダヤダヤダなんでロムのせいだ、人形(自分)が死ねないのはロムのせいだ。死ねよ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね、…………………ヤダ。)


 膨らんだ憎悪は一気に縮まってしまった。人形(自分)は訳も分からず毎日の夜、夢の中で暴れ回っていた。でも最後は暖かい温もりで起きてしまう。こんな異常な人形(自分)をおほっとけばいいのにロム。


 いつも人形(自分)はロムのモフモフに包まれて起きていた。それは繰り返していた人生の中、忘れ去られていた母の温もりに似ていた。


(優しくしないで、愛さないで、一緒にいないで、楽しくしないで、笑顔を見せないで、人形(自分)に何もしないでーーーーーーーーーーー!!!!)


 暖かい生活はクロバには暖かずぎた。心が火傷しないようにクロバの心の氷はさらに冷えて固まってしまった。ロムは後からそのことを知った時にはもうおそかった。










「⁉︎、な、何だこの闇はこの私以上の闇がこの世界にあるとは。しかも漆黒で先が見えない闇だ……………ふふ、その闇私が食い尽くしてやる。」

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