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死にたがりやの人形  作者: つたたたこ
一章 出会い
3/8

未知の旅の話し

グロ注意!

 1747回目

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 99999999999999999999回目


 人形(自分)は流れる時間を行ったり戻ったりしていた。同じ人生を何度も繰り返していた。


 いつしか人形(自分)は、


 壊れた心を閉じ、


 感情をすべて凍らし、


 愛することを止めた。


 生きる目的さえわからない人形(自分)は時間の流れに身を任せていた。







 そして人形(自分)の体は、強い風を受けて落ちていた。


 建物から落ちるのは、もう何回やっただろうか。結局は死んでも生き返る、いや、元に戻るといったほうがいいだろう。


 今回は、会社の同僚に裏切られてビルの屋上から落とされた。理由はわからないが、嫉妬を感じた。いつもそうだ、人形(自分)が何をしても周りは嫉妬していた。その為、いろんな殺され方をした、死に方をした。


 格殺、虐殺、撃殺、 絞殺、惨殺、斬殺、三重殺、刺殺、射殺、銃殺、縊殺、殴殺、焼殺、磔殺、誅殺、毒殺、爆殺、焚殺、謀殺、他殺、撲殺、捕殺、扼殺、圧死、煙死、急死、刑死、死火、苦死、溺死、餓死、病死、水死、事故死、安楽死


 いろんな殺され方、死に方をした人形(自分)だが、逆に殺したこともあった。











 ザスッ!!


 暗闇の中に何かを切り裂く音がする。


 まだ15歳にもなっていない少年が包丁を持って刺していた。


 自分の両親を、何度も、何度も刺していた。


 ザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッザスッ!!!!!!!


 少年の手は、だんだん早くなり少年の両親は肉の塊となっていった。


「あはは〜〜はは、ははははははははは、あぁハハハハハハハハハハーー!ーーーー!」


 少年は狂っていた。目をくり抜きボールのように遊び、脳みそを粘土のように遊んだ。そして骨に着いた肉は舐めるようにしゃぶり尽くした。


 そして心臓を見つけると包丁を持ち刺した。それによってあっちこっちから血が吹き出る。刺せば刺しすほど、どんどん血が大量に出てきてまるでポンプのようだった。


「なにこれ〜タノシいぃぃぃ〜〜〜〜!!!!」


 少年は、殺人鬼の領域を超えていた。




 ピンポーン




 家のインターホンがなった。少年は包丁を持ち玄関のドアを開けた。


 そこには、郵便配達員の彼がいた。赤く染まった少年を見て目を見開いた。しかし、彼が何かする前に包丁で彼の頭を刺した。


 彼は糸が切れたように玄関に倒れた。既に玄関は彼の血が飛んでいた。玄関のドアを閉めて、少年は彼にまたがった。そして包丁を持った右手に左手を添えて、上に上げた。


 両手で持った包丁は上から下へと行き、彼の喉に刺した。


「あ、今、ゴギッてなった。骨に当たった!じゃあ、抜くね。」


 ズピュ、シュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!


 彼の喉から大量の血が吹き出た。噴水のように出た血は心臓の鼓動とともに上、下、上、下と動きながら小さくなった。


「……………キレイだ。」


 彼の首から出た血は天井や、壁や、床、少年の体も赤で染まっていた。


「あッあはははははははは、あああァァァはははははははははははははははーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」


 狂ってしまった、少年はもう止まらない。腸を貫き、胃を引き裂いて、肺をメチャクチャにして、すべてを食らった。


人形(自分)の〜人形(自分)の〜血は、何色でしょ〜〜〜か!」


 包丁を自分手首に当てた。


「正解は〜〜〜!」


 包丁を動かした。


「赤でした〜〜〜〜みんなあっていたかな〜〜〜人形(自分)は今とってもタノ、」


 大量出血により少年こと空野澪、14歳は今日で187264回目の人生を終えた。











 遠い記憶を呼び覚ましているうちに、地面は目の前に迫っていた。恐怖はなかった。死ぬのは慣れているから。


 人形(自分)は目を閉じこの人生を終わらせた。












 100000000000000000000回目


 すべて同じ人形(自分)の人生。


 人形(自分)は、これから起きる未来をすべて知っている。ゲームの選択のボタンによって変わる未来も、すべて知っている。だからやり尽くしたゲームは面白味も、興味も無いゴミ同然だ。


 人形(自分)の人生はゴミ同然だ。そう思っていた。しかし、神様は本当に人形(自分)の事が嫌いらしい。







 もう少しで5歳となる人形(自分)は、本を眺めていた。別に読め無いことはない。でも、すべて読み漁りすべて暗記するほど読んだからだ。この地球上の本を


 本を眺めているのは、特に意味はない。何もすることはないのだ。


 突然、人形(自分)の部屋に魔法陣のような物が出てきて光出した。思わず目を瞑って、意識が遠のいた。


 気付いた時には、見たことのない森の中にいた。












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