表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/18

第4話 ジャスティア本部襲来!変態ヒーロー、逮捕される!?



「――変態、発見」


「うわああああああ!?また来たぁぁぁっ!!」


 ネットカフェのドアが吹き飛び、光が差す。

 そこに立っていたのは、戦闘スーツに身を包んだ――ジャスティス・ブルーと、さらにもう1人。


「変態排除任務、第202号。対象、“仮面全裸ピエロ女体(仮)”。拘束対象とする」


 今度のは女だ!


 全身黒のスーツ、眼鏡、冷たい目のクール系ヒロイン。

 名前は――


「ジャスティア対策局第三課、特別執行官・ジャスティス・ブラック」


「なんだその名前!?カラーで階級わかる系!?ていうか、どうして居場所がバレたんだ!?」


「変態の動きは予測しやすい。動画で路線を割り出し、行動パターンから“逃げる先”を予測。AIで特定した」


「AIすげぇな!!っていうか変態言うな!!」


 俺は必死に説明した。


 仮面を拾っただけ。

 勝手に変身させられた。

 しかも中身はおっさん。

 正義の味方であるつもり(わりと)。


「……事実だとしても、言動・行動・服装がアウト」


「服装っていうか、服ないの!仮面がくれないの!」


「無許可でヒーロー活動、加えて露出。公共わいせつ罪、器物損壊、変態仮面法違反」


「最後の法律なに!?」


「“見苦しいコスチュームでの変身は禁止”――昨年改正された」


「ヒーロー界、地味に厳しいんだなぁ!?」


 そして――


「では、排除します」


「排除って!いや待て待て待て!!せめて、せめて服を着た状態でお願いっ!」


「変身状態での拘束を優先。……変身、確認」


 仮面が、机の上で光り出す。


「ちょっ!?今じゃない!!変身すんなぁぁぁぁっ!!!」


 しかし、仮面は俺の心に反応してしまった。


> (あの執行官、冷たい目で睨んでくるとかご褒美かよ……)




 \ キィィィンッ!!! /


 光が爆ぜる!


 ――再び、俺の体は女体へと変貌し、

 そしてあいかわらず全裸で――


「望みん!再登場☆彡」


「…………」


「…………」


「――変態度、増加を確認。即刻、拘束」


「なんでぇぇぇぇええええええっ!!!」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ