第14話『壊したいだけの中学生!?第四の仮面・デストロイド降臨!』
──夜。都内某所の廃ビル。
爆音。炎。破壊。崩壊。
そこに立つのは、
中学生くらいの少年。しかし、その右腕は――
「オレは……壊したいだけなんだよ」
黒い仮面を右手に持った彼は、口元だけ笑っていた。
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第四の仮面の適合者
名前:梶 剛志
年齢:14歳(中2)
性格:無気力・孤立型・家庭不和・反抗期
能力:妄想具現型《全壊モード》
仮面名:「デストロイド」
特徴:変身後、体の一部が武器化(右腕:巨大なクラッシャーアーム)
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翌日、望たちの前に現る!
ジャスティアからの警告で出動した望みん&クロエ。
駅前のビルが瓦礫になっている現場に到着。
「……マジでやべぇやつ来たかもしれない」
「反応は一つ。たぶん子供……だけど仮面エネルギーが異常」
がれきの山の上、少年が立っていた。
右腕は巨大な鉄塊。仮面は半装着。
「よう。ヒーロー気取りの変態共」
「誰が変態だコラ!!正義だこっちは!!」
「うるせぇよ、全部ぶっ壊せばいい」
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デストロイド vs 望みん&クロエ!
戦闘開始!!
デストロイドは右腕から衝撃波を出してくる!
一撃で街灯、バス、道路を粉砕!
力の調整が効かず、“守る”意識ゼロ!
望みん「やっべぇ!攻撃の“着弾地点”が全部“人のいるとこ”狙ってる!!」
クロエ「違う。たぶん、避けること前提で“壊すことしか考えてない”」
望「性格ワルッ!!」
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▽変身会話中──
望「なんで壊すのがそんなに楽しいんだよ!」
剛志「理由? ねーよ。ウチうるせぇし。学校もダルいし。
ぶっ壊してスッキリするなら、それが一番じゃね?」
望「それ、“現実逃避”っていうんだよ……!」
剛志「お前だって逃げてんじゃん。
その姿、女体で、ヒーローで、人気者で……理想だろ?」
望「うっ……(図星)」
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コンビの力で突破!
剛志の攻撃は強力だが、未熟さゆえにスキが多い。
クロエ「影、縫い止める。いまだ、ケンジ!!」
望「俺はノゾムだって!!」
\ジャスティス☆ウルトラおっぱいダイブキック!!/
直撃!!
変身が解除され、剛志は気絶。
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ラストシーン
ジャスティアの収容班に保護される剛志。
「……仮面ってのは、心の願いを映すんだ。
壊したいだけってのも、本当は“壊されたくない”気持ちの裏返しじゃねーの?」
「……知らねーよ。うるせーな」
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その様子をまたもや影から見ているクラウン・ノクターン。
> 「まだまだ。仮面は七つ……
次の“妄想”は――支配だ」




