火力が低いと思いながら作ったテンプレート
クビナガスキリンは一発一発の火力がトップクラスレベルに匹敵するほど高く、その重く硬い首と顔を支える筋肉の塊は蹴りですらゴリラを人の肉塊と判断できなくなるほどだ、勿論筋肉の塊なので走る速度は馬の下位互換くらいだがめっちゃ早い。交戦的で周りの動物を殺し回る害悪殺戮兵器、過去の戦争でクビナガスキリンを用いた戦争などもあったらしい
これらの凶暴さとグリーンティアではそれほど強い冒険者がいないため討伐報酬がかなり高いらしい。
「80万になります」
「「えぇ!?」」
初日からそんな成果上げていいの??
「こ、ここは平等に分配しよう!」
「いえいえ、私何もしてませんし」
「ビームも打ってくれたし、仲間だろ?」
「それでは、、、甘えさせてもらいます//...」
そうこうしている間に受付嬢は銀貨を数えていた
「これが報酬となります」
中には本当に80万が入っていた、信じられん
「今日はありがとうございました!!次はいつ依頼を受けますか?」
「自分はいつでも行けるから明日とか大丈夫?」
「私もいけます!」
「じゃあ昼くらいにはここにいるよ」
そう約束して宿に戻った
宿に戻ったからと言って特別何かをすると言うことはない。
ただただ明日また会えるように期待している。
同じパーティーではあるが、あんな美少女とまた冒険できるってだけで異次元
転生前は現役高校生だったが、魔法陣の光によって何故か赤ちゃんとして生まれ変わり、始まった異世界生活
そこからいくつもの挑戦をしてきた…
ん!?そうだ!格好つけるために新しい魔法のテンプレートを作ろう!
自分がやってるテンプレートというのは、基本的に詠唱か無詠唱か魔法陣を描くかなど、その他色々ある魔法の構成を組み合わせてたった一つのトリガーとなる行動をすれば決められた魔法が展開される。
これはスマホやPCで例えるとわかりやすく、アプリのアイコンをタップすればアプリが開く、これだけだ。
ちなみに以前使ったムカデ砲は、遠距離に特化したもので現世では多薬室砲とも呼ばれている。ムカデ砲と言ってるのは元ネタがあるからだ
それじゃあ次は何を作るかと、、、
自動検知シールド的なのも良いかもな!!
仕組みは、常に体の周りに魔力の膜を張り、それが一定の力以上で破壊されたときシールドが発動するというもの。
威力によって相手の攻撃を防ぎ続けられる持続型シールドを出すか、必ず防げるけど一発しか防げない瞬発型シールドにするなどの!!
これだから魔法研究はやめられねぇんだ!
次の日
…
ということがあって、、、どうも寝不足、、、ではないんですねぇ!
すぐに作れたから問題はなかったがちゃんといつでも動いてくれるか不思議
ちなみに起動の仕方は自分の魔力で林檎を生成する。この魔力は特殊なため、生成したリンゴは紫色という。これを齧ることで体内にシールドの起動構成がダウンロードされ、すでにダウンロードされている場合起動される。このリンゴを食べた分シールドの時間は長くなり、リンゴが消化し終わった場合でも体内の魔力を使い維持することもできる。
なぜりんごかと言ったら、美少女の林檎を齧る姿を見たいから
普通の林檎を出しても即落ち2コマでウサギ型になってしまう(魔法を使えばすぐにカット!!)
林檎を小さい口で食べるか大きく齧るか、、、ここに性格と美しさを見出すことができる
そうして冒険者ギルドの中で彼女を待ち続ける
昼12時ぴったりにギルド内にきた
「あ、ここにいたんですね」
「そうだよ」
「えーと、、今日は何の依頼を…?」
「あ、自分が確認しとけばよかったのか」
テンプレートや自作魔法について考えていたから先に依頼の精査をするのを忘れてた
「いえ!一緒に決めましょ!」
討伐系の依頼はいいものがなかった、割に合わないというか
だから小銭稼ぎの薬草採取にした
比較的簡単で散歩ついでにとれる草
昨日名前も聞いてないし、特技とか自己紹介とかも
「この薬草採取でゆっくり歩きながらお互いのこと話し合うってのは?」
「いいですね!賛成です!」
その後ギルドを出て、街を出て草原を歩く
「そうそう、自己紹介をしようとしてたんだ、自分の名前はユウキ!自分が使う魔法は大体多くの魔法で構成した複合型と自作魔法、よろしく!」
「そうだ!昨日使ってたあの、なんとか砲というのはどうやってやったのですか!?」
「使うのは浮遊魔法と爆発魔法で、浮遊魔法を使い定位置に飛ばすものを置く、手ブレとかしないから精度を上げて成功確率も上がる。後は、発射するための爆発魔法で前に飛んだ石が進行方向に生成した爆発魔法陣を通り抜けたら時間を置いて爆発するようにすることで、エネルギーが効率的に伝わって威力が上がる、この繰り返しで加速する。」
「一度に複数の魔法陣を作るのって大変なのに、すごいですね!やり方を教えて欲しいです!」
彼女が考えているのは一つ一つの魔法陣を自分が調整しているのだと。でも実際は一度作れば決まった動きを自動で行うというもの
「うーん、これはかなりめんどくさいんだよね、」
自分は生まれてから数年でこのテンプレートの存在を知った。というより思いついた、逆に数年かかるほど考えていたのだ
テンプレートのやり方を発見しても、めんどくさい作業が多いため、自分専用のテンプレート作成ツールを作った
「どういう風にめんどくさいんですか?」
「まぁやればわかるから、一回浮遊魔法陣をだし続けて」
「わかりました」
魔法陣が目の前で回転している
「もう一個小さい浮遊魔法陣を出して、両手で親指同士、人差し指同士で円になるようにくっ付けて」
「わかりました」
「今作った指の円に小さい浮遊魔法陣を入れて、小さい浮遊魔法陣から大きい浮遊魔法陣へなんか線が繋がるように意識してみて」
「ん、んぅ?あ!なんか線が感じれます!」
「それを繋げたら、爆発魔法を出したい分だけ出して」
「では、7個にします」
爆発魔法陣に何かが通過した際、その速度によって爆発するまでの時間の速さの変更などの説明は長いので省く
「さっきの線みたいなのを爆発魔法に手前から外へ順番に付けて伸ばしていって」
やってることはビジュアルプログラミングに似ている。魔法陣同士の命令をつなげることで実行の流れを作る。線みたいなのは感覚で作り出すしかない。
「ん、んグゥ、ちょっときついです。魔力がちょこっとなくなってきてます。」
これは魔法陣を維持している時限定の疲れと魔力切れであり、魔法陣は生成したらすぐ発動することが基本なので、体に巡る魔力の浅い部分を主に消費する。鍋で言うアクみたいな不要な部分を上から使っていく、だが維持しているとなると鍋から鍋に移す時、アクみたいに上に浮いてものと汁が同時に流れる。体はいつもなら浅い所しか使ってないのにいきなり蓄えている魔力ごと使われることで、一気に魔法を消費したと勘違いし、魔力酔いを起こしてしまう。これは主に魔法を維持し続けたことがない人に見られる症状であることも研究されている。
「じゃあ一旦今目の前にある魔法陣のこれらを圧縮するように好きな食べ物の形にしてみて」
これまた感覚の話、立体を絵で描くと立体に見える平面ができる、その絵を描いた紙を折って食べ物の形を作るみたいな感じで変換する事を頭に入れて自分はやっている。ちなみに、めんどくさいというのはこれらの事を感覚でやるしかない事や魔法陣を維持し続けることなど
「え?」
「これに関しては感覚でゴリ押すしかない」
「わかった、ふぅふぅ…ん…」
かなり集中しているように見える。みるみるクッキーの形へと
「できましたか!」
「おぉよくできてる!じゃあこれを食べてみて」
「では、いただきます!」ハムっ
むにゅむにゅ口が動いている、、可愛い、、
さりげなくお茶を出す
「これは何ですか?」
「あー緑茶だよ、美味しいよ」
「こんな色のお茶もあるのですね、」こくこく
俺と同じ種類のお茶を飲んでる〜!!緑茶とか言いながらちょっと紫っぽいのはなんと言うか...
お茶を飲む際顎を少し上げているため、顎から足までのスラッとしたボディラインが...これは芸術、いや美術!
「さっきのお菓子は体内に取り込むことで体中巡る魔力に魔法陣の形を流し込むことができるんだよ、流し込めたらと決めた動きをするだけで魔力が記憶したさっきの呪文をすぐに生成できる。完全に定着させるには何度も使って経験することで早く使えるんだよ。」
俺は生まれつき魔力の出力できる火力が低い、どちらかというと持久力だ。魔力切れを起こすと体は魔力を回復させようとするのと同時に次は魔力が切れないよう魔力量を少しづつ増やしていく。これは骨で例えるとわかりやすい、骨が折れそうなほど衝撃を与えれば、次はもっと頑丈にしようと骨密度は上がる。だからこそ長寿のエルフなどは一生で魔力を使う量は人間より多いため、エルフは魔力量が多くなる。
自分は、毎日の眠気を魔力切れの疲れで寝落ちしているようにしている。魔力の出力を上げる方法を色々試したが、、、できなかった...でも、魔力切れを利用したトレーニングのおかげで魔力量だけは人一倍であること。
この子は強い、だからこそこの技術を伝え、引き継いで欲しい
「そういえば私の名前言ってなかったよね?私の名前はナナ!見ての通り金髪だから貴族だけど、、よろしくね!」
「わかった、ナナね」
異世界特有のクソ長い名前だったら正直危なかった、異世界アニメのキャラってなんであんな長い名前をすぐに覚えられるんだろう?
「じゃあナナ、さっきのムカデ砲の魔法陣を出してみて、手のポーズは覚えている?」
「確かこうですよね?むむぅ...」魔法陣を引き出している
さっきの魔法が展開される
「一旦床に落ちている石をその手の円の中心にエイムして小さい浮遊魔法陣を石に張り付けるように頑張って」
やばい説明が下手すぎる...本当に感覚だけだからきつい
「できました!石が動いて定位置につきました!私何も操作してないのに!凄い!」
石が自動的に大きい浮遊魔法陣の中心に向かって動き少しのズレも許さないくらいにピタッと止まった
ボンッ
大きい浮遊魔法陣の中心にきた石は最初の爆発魔法で加速し、次々に爆発魔法陣を通過しては爆発で加速していった。
そこから少しづつ調整し、、、
「できたね、これをさっきのお菓子にする工程で、終わりだよ」
「なるほど...」パクパク
天才は自分の下手な説明でも理解でき、一度で覚えてしまうのか
「それじゃあ目的地で試し撃ちしてみようか」
「だねだね!」
森に入り、そこそこ進んだため人の気配がない
「じゃあここで全力で撃ってみて」
「頑張ります」
彼女は集中し"無詠唱"で魔法陣を展開し、ちょっとデカめの石を選んだ
魔法陣は今までの自分ですら見たことのないほど光っており、エネルギーの凝縮が視認できた
爆発魔法陣は向けて撃った方にしか爆発の衝撃は行かないため、どれだけエネルギー込めても身は安全だ。ってかこの魔方陣を完全体にし最適化した人が凄すぎる。
そして、自分はナナのエネルギー量に感心しながら見続けていた、、、来る!
ナナの片手が動く
一斉に大爆発した爆発の魔法陣からはあまりの風圧に自分と彼女は尻餅をつく、
「失敗したか?...」
一体の煙が薄くなり、視界が回復する
目の前にあった光景は…
「…」
「…」
失敗ではなかった、
木はボロボロに消えかけながらも遠くに吹っ飛び、根は燃えていた...それはボウリングでストライクを決めたかのように広がっていた
「あはは、そういうことね…あまりの高威力の爆発で石が粉砕、そのまま加速してショットガンのように広範囲へと広がる」
ナナがこれほど強かったとは、もしかして、魔女や魔王も簡単に超えることができるのではないか?
魔王というのは、魔力や魔法によって魔物化した人らの中でトップの実力を持つもの、人ではなくなることで強大な力を手に入れた者たちのことだ。
魔女というのは、魔物化はしていないが人間ではありえないほどの力を有している者たち、最近ではその力で虐殺しているため魔女の印象は最悪である
「ナナ...俺を弟子にしてください!」
「えぇ!?」
「どうやってそれほどの火力を出せるようになったんだ!?」
「え〜っと、、、私は、、ユウキさんとパーティを組む前までは一人で活動してました。最初はあまり火力は出せなかったんですけど戦闘しているうちにだんだん成長してきたと思うんです。」
「あ〜なるほど、そういえば自分はテンプレートとか自作魔法で夢中だったから基礎魔法の練習なんて一切してこなかったなぁ」
さっき言った魔力量の増加をするためには魔力切れをするという事はしてきた、ただ瞬間的な魔法の発動に関しては全くしていなかった。持続的に魔法を使っていたため、時給力だけが伸びている状態か...ずっと魔法の研究してたから魔法の特訓をしなくては
「あの〜逆に私を弟子にして欲しいくらいです。ユウキさんの魔法の使い方は今までで見たことがありませんでした!もっと私に教えて欲しいです!」
「パーティーメンバーなんだからいくらでも教えてあげるよ!」
薬草を採取し
ギルドに提出
結局一晩で作ったシールドを使うことはなかったが
ナナにとっても自分にとっても大きな一歩になったような日だった。
なんか小説書きたくなって過去作見返してたらこの作品約2年前だったことに驚いた、
自分的に読んでて面白いからまた更新しようと考えている
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