新しい仲間と初任務
親から1ヶ月は安定して生活出来る分のお金を貰った
自分はこの世界に転生したことでゲーム機などの娯楽が無くとても暇を持て余していたこともあるが、その時は筋トレや魔法の訓練を欠かさず毎日行っていた。
しかし、実戦の経験は無く、対人戦もやったことがない
「これはパーティーが必要だな」
パーティーはギルドに登録した後他の冒険者たちと共存共栄するために組むチームのことだ
まだ自分はギルドに登録していない。登録しなくては
「こんにちは」
ギルドのお姉さんがニコニコして言う
「こんばんは」っと朝なのに対して言ってしまった
「ここに来るのは初めてでしょうか?」
「yesです」
「冒険者登録したいんですが…」
「えーと、こちらが登録の契約書と利用規約です」
「利用規約を読み、大丈夫そうなら契約書にサインをお願いします!」
カタッ
「サインしました、これで私も冒険者ですか?」
「はい、大丈夫です。これであなたも立派な冒険者です!」
むんふ、ひとまず冒険者にはなれた…が!
まだパーティーがいない!さすがに1人で冒険は悲しすぎる。
パーティーメンバー募集と宣伝してみる
1日目 成果なし
2日目 成果なし
3日目 成果あり!?
可愛い金髪の美少女が来た!一つ一つの礼儀から貴族っぽかった。
オレンジ色の輝く瞳は星のようにキラメキ、それでいて大人しい。
服は柔軟な生地なのか彼女に張り付いていた、それはまるでスクール水着のよう。
金色の髪は腰まで降りていて、ひとつの動作に髪は激しく揺れる。
うーん、これは実に良い
「えーと、入りたいと思った理由は?」
「1人で冒険は寂しいので自分の年齢に1番近く接しやすいあなたのパーティーが1番良いと思ったので希望したのですが…ダメですか?」
「うむ、俺はただ理由を聞いただけだ、もう君はうちのパーティーだぁあああ!」
俺は前世からロリコンだった。中学生の時からの強者だ
「ちなみに戦闘する時の役割は何が良い?前衛とか後衛とかさ、まぁ魔法使いか剣士か教えてほしいな」
「私大抵の事なら全部できます。魔法も武術も扱えますよ」
ムムッ俺より才能がある子がパーティに入ってきたんだけど…この子が弱くて努力家なら練習してる時邪魔したかったのに…魔法も使えて武術も使えるのかよ
「じゃ、じゃあなんかの依頼でも受けてお互いの事を知ろうぜ!」
「実力を試すんですね!」
そういう事にして依頼の確認をした
「じゃあこのクビナガスキリンの討伐にするけどいい?」
「はい、大丈夫ですけど」
「クビナガスキリンの攻撃は頭を振って相手にぶつけるというものらしい」
「はい!わかりました!」
いひひ、これからは人生が楽しくなりそうだぞ!
目的地へ歩いていたら見事クビナガスキリンが8体いた
「あのクビナガスキリンはなぜ討伐対象になるのでしょうか?」
「クビナガスキリンは出会い頭に挨拶のように攻撃してくるため、他の動物達がしんじゃうんだって」
「挨拶のようにって事は多分1回の攻撃で相手を倒しているということになりますか?それだったらかなり攻撃力は高いので当たらないように注意しなければなりません!」
「よくわかってるね、まぁそういうことだ」
自分だってわかってたし!!
「ここからだとかなり標的との距離がある。遠距離魔法は使えるか?」
「はい!ではいきます…''ビーム''!!」
ビームと言っていたが自分の想像するものとは違い鉛筆並みの細さに圧縮して遠距離に対応させていた
「ふっ、それではまだまだ甘い」
自分は両手の親指と人差し指同士合わせ、円を描いていた。「よし、準備が出来た…」っとかっこよく言いながらいつ拾ったか分からない小石を宙に浮かせ、片方の親指と人差し指を90度に回転させると小石の後ろに作られた魔法陣から何かの力で跳ね飛ばされた。
跳ね飛ばされた石はさらに進行方向にある魔法陣へ突入、、、それを通過したと思ったら爆発し石は加速していくその工程を繰り返し行われグビナガスキリンの元へ
バチッ
とても非効率だ
銃のような殺傷能力はあったがビームほどの効率の良さはなかった
そもそも狙うのがかなり難しく当てても必ず殺す事はできない。相手の弱点も知らないため、適当に撃っても戦闘が少し有利になる程度の火力でしかない。
「え!今のどうやったのですか?」
「事前にこの動作をしたらこうなるというのを魔法で組み立てるんだよ、いわゆるテンプレートってやつ?君だって言ってるじゃないか''ビーム''ってね」
あれ?どうやったって聞かれてるんだよね?どの魔法を使ったのかを聞いてるのかな?それとも仕組みに関してかな?わからない
「詠唱のことですね。確かにこの言葉を発したらこの魔法陣を起動する、とだけ学んだので言葉だけしかできないと思い込んでいました。いい勉強になります!」
何この子、、、めっちゃ丁寧で可愛い!
「あの…ちなみにどんな魔法を組み合わせて使ったのかを教えt…」
っと美少女が何かを言い終わる前に、先程攻撃されて怒ったクビナガスキリンがこっちに走ってきてるのがわかった。
「お、おい!あのキリンこっちに向かって来てるぞ!」
「え、えぇどうしましょうか、、、さすがに8体を相手にするのは厳しいです」
キリンの攻撃は首を振って打撃してくる。首を振った後は何かしら体勢を整える時間があるはずだ、その時に攻撃すれば絶対に勝てる。問題なのは複数いることだ。
一体のキリンが体勢整えてる間にもう一体が攻撃してくる…しかもそれが8体いるということは相手に知性があれば勝つことは難しいだろう。
((((((一か八かだ!))))))
相手は走ってくる
それは自分が思っていた光景とは
明らかに違っていた…
クビナガスキリンは今にでも空に浮き上がりそうな勢いで頭をブンブン振り回し周りにあった数少ない木を粉々に粉砕しながら近づいてくる。
頭を振り回しながら
久しぶりにヘリコプターを見たようで涙を禁じ得ない
しかも先頭に走ってるキリンはさっき自分達がダメージを与えていたキリンであった。
「んだよこれ…なぁんだよこぉれぇ!!!」
迫ってくる絶望に自分はあることを思いだした
あれを使うか!
あれとは、昔自作した魔法''ティルテッド''
これは45度回転と指定し、なにかに触れることでそこに魔法が張り付く。その張り付いた魔法に何かの生物が触れるとその対象の角度が45度傾くというものだ。
地面に垂直に立っている人を0度とすると、このティルテッドを踏んだ時、体の角度が45度に傾くのだ、石鹸やバナナを踏んで転んだ時のように傾くのだ!
「行け〜!!ティルテッド!」
勢いはあるものの地面を触るだけという
しかも、自分が触れた場所にキリンが触れないと発動しないのでほぼ運みたいなものである
「よし、逃げるぞ!」
「え?アッ、ハイわかりました!」
後ろから聞こえる風を切る音、絶望から逃げてる時
ドスッバン、バンバァンバァン
なにか地面にぶつかる音がした
恐る恐る走りながら後ろを見るとクビナガスキリンが8体倒れていた
「や、やったか?」
「や、やりましたね…」
フラグが立った
10分後
全く動かないクビナガスキリンをじっと見つめ
「もしかして、自滅したんじゃないか?」
「わかりませんが、多分そういうことなのではないでしょうか?」
「先頭がティルテッドの効果にかかり倒れ、それにつまずいた後ろのクビナガスキリンが次々に転び、ブンブン振っていた頭が地面にぶつかって…よく見れば頭から出血してる…」
「こいつらかなり手強い癖に群れでいるから報酬が高いんだっけ?」
「はいそうです。こんなすぐに倒せるなんて思ってもいませんでした」
初仕事はとても良い結果で終わった
フラグも回収されなかった
美少女の名前と見た目はまだ考えています




