モーニングが身にしみついているから仕方がない…
どうも、どうもどうも。
月に二回くらいは何らかのモーニングを楽しんでいるものです。
本日は私の頭のてっぺんからつま先までじゅわっと染み込んでいるモーニング文化につきまして、習得までの歴史および夢中になった頃の暴走と程よい付き合い方を学んだ現在しみじみと感じている魅力なんかを語らせていただこうと思いますです。
よろしければお付き合いくださいな。
私はモーニング文化が根付いている地域に住んでおります。生まれも育ちも進学先も就職先も定住を決めた場所も、モーニング文化がやけに浸透した地域でしてね。
それなりに県を跨いだりはしているんですが、基本的に途切れることなくモーニングがそこらかしこにあるような環境下で暮らし続けております。
ずいぶん認知が広がったものの、ピンとこない人もいるかもしれないので一応説明しておきますと、モーニングというのはオープンから11時くらいまでの時間帯に喫茶店に入店した場合、コーヒー(ドリンク)におまけが付いてくるサービスの事です。
おまけなので、ドリンク代以外は料金がかからないのが通例です。最近は追加料金を払って豪華になるバージョンとかもありますけどね。
単品で出てきて当たり前のコーヒーに、ゆで卵やトーストなんかがついてくるのでお得感がハンパないのですよ。まあ、逆に何もついてこないと損をしているような気にさえなってしまうという弊害もボチボチあるわけですけれども。
コーヒー代を払うだけでちょっとした朝ごはんを食べられるというモーニングというシステム…、これを私が知ったのは小学生の頃でした。
居酒屋をやっている親戚がいたのですが、その人が毎日モーニングに行っていたんですよね。11時まで店をやって、片付けをして1時に寝て、朝9時に起きて馴染みの喫茶店に行ってモーニングを注文するというルーティンを長く、ながーく続けていたんです。
しょっちゅうコーヒーチケットの購入のお使いに行かされて、いつも豆菓子をお駄賃にもらっていたりしたんですけど、そのたびにコーヒーを頼むとゆで卵とトーストが付いてくるからそれで朝ご飯にしているという話を聞かされていましてねえ。すっかり、【モーニング】という名前のセットメニューだとばかり思っていたんですよ。
私はコーヒーが苦手で、ずいぶん大人になりすぎるまで飲めなかったクチなので、ずーっと律義に【モーニング】は食べられないものと思い込んでいましてね。
ドリンクなら何を頼んでもいいんだよ?!と教えてくれた友人がいなければ、モーニングにハマることはなかったかもしれません…。
真実を知った私は、友人と一緒にモーニングめぐりをすることになりましてね。確か初めは…紅茶でもついてくるのか確かめよう、オレンジジュースでもついてくるか確かめないと、パフェでも行けるかも…そんなノリだったと思うのですが。
どこの喫茶店は1日中モーニングをやっている、あの喫茶店はおにぎりとみそ汁とおかずが付いてくるらしい、こっちのレストランは食べ放題モーニングをやってるんだって、あそこのケーキ屋はモーニングでサンドイッチを出すんだけどすごくおいしいんだよ、あの店は和食屋のくせにモーニングをやっていてパンケーキを出すから食べとかないと、あっちのカレー屋はでっかいナンとチャイ出すからヤバい、ドーナツチェーン店でモーニングが始まったから行かないとマズい、ファミレスのモーニングも行ってみないと…それはそれは色々と出掛けまして、もともとモーニング文化が溢れている地域という事もあって散財がですね。おこづかいのほぼほぼがモーニングに消えていくという恐ろしい現象がですね。入学式に着用したスーツが着られなくなってようやく暴走が止まったという嫌な感じの出来事がですね。
就職してからも、家庭を持ってからも、コーヒーが飲めるようになってからも、わりとコンスタントにモーニングを利用していまして、情報収集にもそれなりに余念がない感じです。新しいカフェができたらモーニングの有無をチェックするし、モーニング特集の雑誌が出たらついつい手が伸びてしまうという。
うまそうなモーニングの情報を目にすると腹がグウと鳴るので、まだまだ肥える要素は健在の模様でしてね。
モーニングが身近にあるうちは、己の過体重は解消されることはないのだろうなという予感がですね。
とりあえず、ウォーキングに精を出すことを誓いつつ…、このへんで〆させていただきますです、ハイ……。