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剣術学園の序列1位は問題児です。  作者: 一条由馬
第1章 日常学園編
5/21

2−1生徒会誕生そして不良鎮圧

僕ははたまた学園長室にいる。


「ごめん、姉さんもう一回言ってもらって良いかな?」


もちろん姉さんが言ったことは理解していたが念のためもう一回聞き直してみた。そうすると姉さんはあきれたように…


「だから、お前ら三人今日から生徒会役員を決めるクラスに入ってもらう」


「冗談でしょ」


「早くクラスのロッカーを移動しとけ」


「誰か冗談て言ってよー!!」


絶対、姉さんのことだから俺を生徒会長にするきだ。姉さんのあのニヤッとした唇に細くなる目は間違いない。


「俺、生徒会長にはならないからな」


「別になれなど一言も言ってないが…」

「まぁでも、生徒会長を決めるのは決闘型式だからな〜」


この人やっぱり俺を生徒会長にする気だ!

だって、この学園でいや、この国で最強なのは俺なんだから!!

どうしよう、また手加減できなくて病院送りにしちゃうよ。


「まぁ、とりあえず手加減するよ姉さん」


「そうか」


「これも訓練だと思え」


「うん分かった」


にしてもさっきからなんで、城島先生が気配を消してそこの壁に寄りかかってるんだ? まぁいいか姉さんも気づいていると思うし…


「カン〜カン〜」金の音が鳴る


「じゃあこれから特別クラスの授業なんだけどどこに行けばいいの姉さん?」


「3階の319号室だ」


「分かったよ姉さんありがとう」


ドアを閉めると同時に


「失礼しました」


と言って僕たち三人は学園長室を後にした。



「そこにいるのは分かってるぞ城島先生?」



「いやーばれてましたか気配を消したはずなんですけど…」

「ところで、あなたと弟さん相変わらず人間とは思えない会話をしていますね〜」


「仕方ないだろ、刀馬は人を殺めすぎて手加減というものを知らないんだから」


「それはあなたもでしょ学園長?」


「そうだな、あの時に私がケガをしなければ刀馬が第一部隊の隊長を務める必要はなかったのにな...」


「それより彼、ものすごい強いですね〜」


「なぜ、そう思う?」


「だって、旧第一部隊の僕の気配に気づくんだから」


「そうか、刀馬のやつお前の気配に気づいていたか…」




一方、僕たちは三階の生徒会室にいた。

ここが、三階の特別クラスの部屋か豪華な作りになっているもんだ


「失礼しまーす」

 

と、教室に入った瞬間ものすごい視線を感じた。

彼らは、生徒会のメンバーに参加したい連中だそうだ。


「ちょうど良かった小早川刀馬その他2人、自己紹介をしてくれ」


いや待って、なんでさっき学園長室にいた城島先生がこのクラスにいるんだ?


「まず、小早川から」


「わわ、わかりました、小早川刀馬ですどうぞよろし…くお願いします」


僕は、思わず口を詰まらせて挨拶をした。ん?なんだこの空気どっかで感じたことがある空気だぞ、生徒会に立候補している人たち何だか僕の方を睨んできてないか?まるで、リーナ様をよくも怪我してくれたこのケダモノがとでも言うように…

ってか怪我してねーしなんもしてねーし。


リーナが自己紹介をすませる前に僕は席に着いた。そして、両サイドの席が空いっているのでてっきりリーナと美粉が座ると思ったのだが特別クラスの男子がそこの席に移り始めた。


「待って、なんで両サイドの空いてる席にお前らが移動する」


と、僕は一個空いた席のサイドにいた二人に質問して見た。


「そんなの決まってるだろリーナ様と貴様の距離をとるためだ」


な、なんてこいつら嫉妬深い奴らなんだと言うかリーナ人気すぎでしょ。そんな事を思っていたら自己紹介を終えたリーナがこちらへと向かってきた。

リーナは僕の隣の席を指してそこにいるさっき席を嫌がらせで移動した男子にこう言った...


「あなた、そこどきなさいよ私は刀馬の横がいいわ」


「しかし…」


「そこの席をどかないなら、あなたを消しても良いのよ…」


「ひぇー、申し訳ございませんリーナ様」


おいおい、リーナ怖すぎだろもうちょっと優しくしろよ。

まるで、リーナがいじめているようだなー…


そんなことを考えていたら後ろに聞き覚えのある声がした


「おうおう怖い怖い」


「康彦!!」


「よう刀馬」


「お前も生徒会立候補なのか康彦?」


「俺は、まぁあれだ あんたの姉さんに…」


「そうかすまないうちの姉が…」


何やってんだようちの姉さん康彦がいるイコール危険じゃないか。全く、康彦がいるといつもクラスの男子を怒らせて俺に刃を向けるように仕向けるんだから。


「お前、なんか挑発するようなこと言ったか?」


「い、いや別に〜」


犯人はお前か康彦!!あからさまに、怪しすぎる。そんなことを言っていたら次に、美粉が自己紹介を終えて帰ってきた。美粉はどうするんだとぼくは

思っていたら美粉はこっちに向かってきて僕の膝に座った。


「美粉?」


「どうしたのですかお兄様?」


「いやどうしたのじゃないなぜそこに座っている?」


「いや、兄妹で膝を座り合うのわ当然じゃないですか」


その瞬間、みんなが口を揃えて言った


「そんな兄妹があってたまるか!!!」


待て、どうしてお前が座る席なら右を一個あけた隣が空いてるだろうその瞬間クラスの男子が刀を抜き始めた。いや、待てなんで美粉が俺の膝に座ってこいつらキレてるんだ?リーナじゃあるまいし。僕は不思議に思ったので康彦に聞いてみた。


「なぁ康彦なんでこいつら、リーナが俺の膝に座るわけじゃないのにキレてんだ?」


「刀馬お前知らないのか?」


「何が」


「小早川美粉ちゃんって言えば、転校した初日から下の学年で学業優秀スポーツ万能そして名前の美のとうり美人だし親衛隊も作られているとか言う噂も…」


「えっそうなの??」


知らなかった妹がこんなに人気なことを...学校とかではあまりくっついたりするのを控えめにしようと僕は決心した。


「に、にしても康彦この空気どうにかならないの?」


「いや、もうこうなったら誰にも止められない」


「勘弁してくれ〜」


その時特別クラスの男子一人がみんなを代表するかのように言った。


「小早川刀馬貴様に決闘を申し込む!!」


そこで城島先生が火に油をそそぐように言った。


「だったらちょうどいいお前ら不公平だが20対1で戦え」

「元々、生徒会を決めるのは剣術勝負だからな、場所は体育館さっさとこいよ」


またかよ、このパターン勘弁してくれよ〜

そしたら先生が忘れたように言った。


「あと、小早川刀馬 生徒会の立候補メンバーは厳選してるから甘くみないほうがいいぞ」


「この前の50対1の時みたいにはいかないぞ」


「わかりました」


とぼくは無表情で言った。僕と先生の会話にはたまた話がついていけてない。


「50対1どう言うこと?」


とクラスの女子が言った。にしても美粉とリーナと剣を合わせなくてよかった。どうやら、男子は男子女子は女子で別れて戦うらしい。男子の方で勝ち抜いて一番になった人が生徒会長で女子も一番をとった人が生徒会副会長らしい。誰が一体副会長になるんだろう?やっぱりリーナかな?そんな事を言っていたらいつの間にか体育館の入り口にいた。ドアを開けるとそこには大勢の生徒がいた。


「なんじゃこりゃ!!!」


ステージ上に姉さんがいたのでこの状況を説明してもらった。


「姉さんこれはどう言うこと?」


「こうなると思ってあらかじめ用意しといた」


やっぱりあんたが仕組んだのか姉さん…


「刀馬、気をつけろよ」


「分かってるって手加減すれば…」


「そうじゃない」


「えっじゃあ何?」


「剣術のことだお前の剣術は国家が所有する財産だくれぐれもS級剣術士しか使えない技なんだぞ」


「そう言うこと、分かったよ姉さん」


その後女子の方はリーナと美粉で圧勝二人の戦いは決着がつかないと先生が判断して一つ年上のリーナが副会長そして議長が美粉という事になったらしい。ってかそうですよねーあの二人に勝てる訳が無いあの二人強いもんなー

さて、俺は俺でとっとと勝たないと。


「両者権を抜け!」


と言う姉さんの合図で試合はスタートした。

試合が始まると相手が猪のように突っ込んできた。

こう言う時は集団抹殺術かいや、これだと殺しちゃうなー

国剣流かダメだ、姉さんに止められてる。

じゃあ、小早川流か

探せ、小早川流で集団に強い技を…!!

そうだ昔父さんに教えてもらった術がある、これだったら…

そうして僕は剣を構えた。


「小早川流集団抜刀術一刀釜イタチ!」


「わあー」


と言いながら彼らは倒れた。最後に決闘を申し込んだ奴がまだたっていた。しかし、彼はすでに体がボロボロで剣を杖がわりにして立っている状態だった。彼は


「ありえない」


と最後に言い倒れた。こうして僕が生徒会長になることが決まった。その時リーナと美粉はスタンド席にいた僕は二人に手をふった。何やら珍しく二人が会話しているのが見えた。


「ありえない、あの接近戦で刀が瞬殺で抜けるなんて…」


「お兄様は、他にも色々な流派を使えます」

「特に、呪いの剣術とか…」


「えっ?」


「なんでもありません」



僕が勝って会場中が盛り上がっている時に姉さんがマイクを持って改めて生徒会と僕の序列1位のことについて言った。


「皆、きけ!」

「生徒会長になるのは小早川刀馬かれは転校したばっかりだが転校初日から審査序列はすでに1位だ。そして実践序列の事なんだが全校ではないが70人の男子を病院送りにしたなので、小早川の序列は1位だ」


「え!!!」


「そして、副会長はリーナ・シルエスカで議長が小早川美粉だ」


そして、こんな声がちらほら聞こえてきた。


「嘘だろ、あの生徒会長二つの序列とも1位なんて聞いたことがないぞ」


「あの転校生何者?」


「嘘だろ兄妹で生徒会ってどれだけすごいんだよ」


姉が、忘れてたかのように後付けで言った。


「ああ、それと生徒会メンバーが井上康彦と後から二人入る予定だ」


「康彦!」


「いや、なんかまたお前の姉さんに…」


すまないうちの姉が本当にすまない。

だいたい、姉さんが康彦をどうやって生徒会に無理やり入れたか想像できるもんなー。


「康彦?」


「は、はいなんでしょう学園長」


「お前生徒会に入れ」


「しかし…」


「私の頼みが聞けんと?」


「わ、わかりました学園長」


みたいな感じかな、姉さん昔からそう言うの得意だからな…

ふとやな思い出がよみがえる。確か、あの時は小学三年生の時遊園地に行った時だった。


「刀馬〜」


「あのジェットコースター 一緒に乗ろ〜」


「いいよ、俺剣の練習しないと」


「わーん、刀馬が一緒に乗ってくれないよ〜」


「分かった分かった乗るから」


と言って乗ったものの


「わー!!!」

怖い怖すぎる誰か助けて!!


「はぁはぁはぁ」


怖かった。


「刀馬もう一回乗ろう」


「でも…」


その返答に姉さんは涙目になる僕は思わず了承してしまった。


「分かったってだから泣かないでお姉ちゃん」


結局、姉さんと俺はその後20回ほどジェットコースターに乗った。

そんな事を考えていたら姉さんが僕をステージに呼んだ。


「生徒会長ステージに上がって来い」


「は、はい」


「それでは、生徒会長今後の簡単な方針について何か一言」


「え〜と、とりあえず学園の風紀を乱すものを取り締まろうかと思います」


「じゃあまず学園の不良グループ滝沢組にしましょうか」


「え!!!」


「あの生徒会長何を言ってるか分かってるのか」


「滝沢組と言ったらあの剣術7種族に入るの名家、その名家を持ってる裏ではヤクザをやっていると言うあの滝沢組だぞ」


「そして、その息子が学園でやってる不良グループ滝沢組」


「今まで生徒会さえもが手をつけなかった領域についに手をつけるとはあの生徒会長いかれてるのか?」


「生徒会長として誓おう、滝沢組を鎮圧する事を」


「ちなみに、実行日は今日だ」


ん?なんだ観客席で妙な動きがある滝沢組の使いだなまぁいい相手に知られてる方がこっちも好都合だからな。今頃、滝沢組にも伝わってるかな〜


「兄貴!兄貴!」


「なんだ?」


「生徒会が俺たち滝沢組を鎮圧するそうです」


「時間は?」


「今日の放課後です」


「お前ら戦闘用意しろ」


「はい、滝沢さん!」


そして、すぐに放課後になる生徒会のメンバーは生徒会室に集合した。


「あなた本気でやる気?」


とリーナが言ってくるそしてリーナたちが心配そうな目で見てくる


「大丈夫こっちにだって策がある」


「あっ後言い忘れてた、お前ら見てるだけでいいから」


「ちょっと待ちなさいよ」


とリーナが言ったがそこで、美粉が止めた。


「何をするの話して」


「お兄様なら大丈夫です」


「なんで、そう言いきれるの?」


「お兄様は最強の力をお持ちですから」


美粉が言った意味深な一言で自体はとりあえず治った。

一方僕は、不良グループのアジトにいた。


「兄貴!新生徒会長が一人であっしらのアジトにきました」


「はぁ一人だと?なめてんのか…」


「ああそうさ、なめてるよ」


「なぜ、お前がここにいる?組の戦闘員が200人いたのに…」


「ああ、それはみんなかたずけた」


「ばかな、あり得ない」


「いや、事実だよ実際に救急車の音するだろ?」


「先に進めとくよ降参しろ」


「貴様何者だ」


「小早川と言ったらわかるかな?」


「小早川ってあの剣術7種族の名家の頂天に立つ…」


「そうだ、その小早川だ」


「だ、だから絵私に降参しろと?」


滝沢組のリーダーは動揺した顔で言った。


「じゃあ、これでどうかな?」


「なんだ?」


「日本剣士軍第一小隊といえばわかるかな?」


「こ、降参だ」


やっと諦めてくれたか、また姉さんにこれ以上ケガ人を増やしたら怒られる。


「どうしてですか兄貴!」


「こいつには、地位でも実力でも勝てない」


「希はなんだ?」


「滝沢組解散だ」


「待ってくれ、本家も解散したら我々はやっていけない」


そうじゃないんだけどなー。


「いや、そうじゃなくて学園の滝沢組の解散だ」


「分かった、滝沢組は学園から退散する」


よかったこれで一件落着だ。


「それじゃあ、俺は帰るわ」


不良のアジトを出たその時、携帯電話が鳴った。


「もしもし、刀馬?」

「助けに来て早く学園に戻って来て!!」


「さっきから武将した連中が学園を囲って攻めて来てるのよこのままだと学園が持たないわ」


村田大将が言ってたテロクループか...


「分かったすぐ行く」


こうして僕は学園に向かったのだった。

今回も書くのにかなり手惑いました一条由馬までーす。果たして刀馬はリーナたちの援護に間に合うのか??

次回、早めの敵襲来そして彼の決意。

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