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剣術学園の序列1位は問題児です。  作者: 一条由馬
第1章 日常学園編
4/21

1−4料理対決そして特別クラスのへ配属


「お兄様!」


と言って風呂を出たきた妹とリーナのパジャマ姿はとても綺麗だった。

でも、少し胸が痛かった。


「そのパジャマは?」


と尋ねると美粉は悪そうな顔をした。


「申し訳ありませんお兄様すぐに彼女の服の取り替えを…」


「いいんだ別に」


「しかし」


それに気づくようにリーナは僕と妹に問い詰めてきた。


「そう言えばこの服美粉さんのではないわよね。だってもし美粉さんのだったら胸のあたりがきつくなるもの」


はいはいリーナさんそういう挑戦的なことしない。

しかし、美人粉は怒らず彼女に少し辛そうな表情で言った。


「その服はお兄様の…いえ、なんでもありません」


妹は上手く話を変えてリーナを誘導するように言った。


「そう言えばお兄様お食事の準備は?」


僕は大将との会話に夢中になっていてすかっり忘れていた。


「ちょっとさっき連絡が来て話に夢中でまだ作っていないんだ...」


妹は僕のしていたことをまるで察知するように一息ついた。


「わかりました久しぶりに私が作りましょう」


美人粉の久しぶりの手作り料理か絶対うまいだろうなー。昔は美粉に火を使ってはダメと言っていたから料理をあまり食べられなかったからなー。僕は妹の料理を食べたい本意で許可した。


「いいよ久しぶりに妹の手料理食いたいし」


そうすると美粉は頬を染めてれながら料理映えと向かっていくその時なぜかリーナが止めた。


「待ちなさいよ」


「何でしょうかリーナさん?」


「私が作るわ」


美粉はまるでなんだこいつとでも言うように冷たい声で言った。


「はい?」


「だから私が作るわ」


「結構ですので座っててください。兄は私の料理が食べたいと言っているので」


「刀馬だって私の作った料理食べたいわよね?」


なぜそこで俺に話を振る、やめてくれ仲良くしてくれ頼むから。

でも、リーナの作った料理も食べてみたいかも…

そこで僕は提案した。


「二人料理すればいいんじゃないか?一人一品ずつ俺も作るからさ…」


どうだこれで修羅場みたいな空気は収まるかな?そい言ったら二人は一度落ち着いた。


「良いですわ」


「分かりましたお兄様」


と言い二人は準備を始めた。僕は最後にデザートを作ることにしたのでリビングのソファーで休んでいた。その時電話がきた。


「プル プル プル プル プル プル」


「はい、小早川です」


「あー、私だ」


と電話をかけて来た相手は姉さんだった。


「どうしたの姉さん?」


「明日リーナと美粉と一緒に学園長室に来い、話がある」


「分かった」


「それにしても刀馬、リーナたちと連絡がつかないが知らないか?」


「どど、どうだろうね」


「そうか、それにしてもさっきから後ろで声がしないか気のせいじゃない」


何でこう毎回この人は感が鋭いんだ怖い怖すぎる。


「まぁいい、またな」


「うん、おやすみ姉さん」


電話が切れた瞬間僕の鳥肌が引いた。にしても姉さん話って何だろう?

と考えてたところリーナが呼んで来た。


「刀馬ご飯できたわよ」


「はーい今行くから」


リビングのテーブルに行くとたくさんのごちそうが並んでいた。一つ一つおかずを味わって食べていたら急に二人が大きな声で揃えて言う...


「どっちなの?」


何か逃げ道はないのか?それとこの量食いきれるかな?僕は逃げ道を探していたその瞬間ふと思いついた


「二人とも待ってくれ!忘れてないよなおれもいることを…」


二人ともまるで俺のことを忘れていたかのようだった。


「別に忘れてなんかいないんだからね」


とリーナが言う。いやどう見ても忘れていただろうこいつ…


「とりあえず食べましょ」


とリーナが話を変える。僕はリーナと美粉が作った料理を恐る恐る食べて見る。リーナたちは心配そうに見ている。僕は最初にリーナの作ったクリームパスタを口にしたその瞬間…


「んっ」


「そう美味しくない?」


「そんなことない、まじですごく上手い」


何だこのパスタ今まで食べたことのないクリーミーさまるで牛乳のしぼりたてを飲んでいるようだ。こいついい嫁になるな。


「兄様兄様私のは?」


「んっ」


何だこの和食今まで村田大将いも連れて言ってもらったけどそこのより上手い、昔一回だけお弁当を作ってくれたことがあったかな?確かあの時は少した卵焼きが焦げてたな。にしてもよくこの短時間だけで作れたな成長したな我が妹、僕は思わず妹の成長に涙した。


「どうでしょうか?」


「感動しちゃった」


「お兄様?」


「すごく美味しいよ」


「成長したね」


「はい、ありがとうございます」


妹は頬を染めて言った。照れて頬を染めるところ昔から可愛いなクー萌えるぜ!!


「刀馬?」


なな、何だこの目はそんな目で見ないで怖いからね。僕はリーナに苦笑いしてごまかした。しかし彼女は死ねこのシスコンと言って来てるのが僕には目で伝わって来た。


食事をすませて美粉とコーヒーを用意する。そこで美粉が気づく


「お兄様?お兄様の出し物はスイーツでしたよね?」


「そうそう準備できてるの」


仕方ないあまり客人に出さず一人で食べたいのだが…


「一応、冷蔵庫にあるよ昨日作ったやつが」


「では、出しますね」


「ああ、頼む」


あー、俺のケーキ三日分冷蔵庫で冷やしておいたのに…


「じゃあ、いただくわね」


「いただきますお兄様」


「どうぞ」


二人は恐る恐る口にすると今すぐイスカら飛び出しそうな勢いで


「美味しい!!」


「美味しいですわお兄様!!」


「ありがとう」


そんなに美味かったかな?普通に作っただけなんだけど

その時美粉が何かの気配を察知するように言った。


「お兄様外から雨の音がしませんか?」


なんで、この子は察知する能力が高いんだ。

昔、女の子を部屋に入れた時にもすぐ


「女の人の匂いがします」


と言ってばれた。と言っても軍の村田大将の娘さんたちだけど。話の内容はこうだ、僕が家で新学期の準備と引越をしている時に妹が僕の家に三日間くらい遊びにきたその時村田大将から電話があって


「小早川刀馬大佐久しぶりだな、これ言ってお願いがなるんだが…」


「なんでしょうか?」


「うちの娘を1日だけ預かって欲しいのだが…」


「はぁ?」


「だからだな、家族で日帰りで沖縄に行こうとしたらうちの娘、二人がやだと言うんだ」


「でしたら、村田大将も行かなければよろしいのでは?」


「そう言うわけにもいかんのだ、向こうの基地で会議なんだ」

「それに、あの事も踏まえての頼みなんだが…」


「え?」


「いや、なんでもない」

「とにかくだな、うちの娘たちが護衛役としてお前を選んだのだ」


「と言うわけでよろしく」


「あの待ってください!」


その瞬間電話が切れた。


「はぁ、あの人はまったく何をお考えなんだ?」


とりあえず、美粉にばれたら殺されるな。

村田大将の娘が帰ってすぐ美粉がやってきて玄関入った瞬間


「お兄様ほのかな香水の匂いがします!」


「そうかな?」


「さては、お兄様女子を家の中に入れましたね」


「いや、別に…」


「入れましたね??」


「はい…。」


なんてことがあった美粉はその直感をいかして剣術でも多くのことに使っている。しかし、その直感僕のために使わなくていいから、ね!、本当に!

僕は何事もなかったかのようにあっけなく言った。


「そうだな」


「あっ、降ってる」


しばらく見ているうちに雨は次第に強くなっていった。

にしても、すごい雨だなー


「あちゃー、これわやばいな」


こんな雨じゃ交通機関も止まるだろうしな。僕はリーナに泊まってもらうことを決心した。


「今日は泊まってけばリーナ?」


「えー!」


なんで、そんなに驚くのかなリーナさんたかが人の家に泊まるだけじゃないか。


「だって、雨降ってるし」


「おお、お言葉に甘えて今日はそうさしてもらうわ」


そんなことを話していたら僕らは次第に眠くなってきた。


「飯食べたら眠くなったな」


「そうですわね、私たちは歯を磨いて先に寝ますわ」


「了解、おやすみ」


「おやすみなさい」



「あまり夜更かしをしてはダメですよ」


「分かってるって」




「第一部隊のやつら元気にしているかな?」


僕は暗い部屋の中でそんな事が頭の中で浮かんできた。


「あの時あいつは何を言いたかったのだろう?」


「申し訳ないなー」


「良いよ本格的に眠くなって来たな早く寝るか」


「今日は色々なことがなったなー」


そんな昔のことを考えても仕方ないと思いとりあえず僕は眠った。

次の日僕はカーテンの隙間から照らされる朝日の光で起きた。


「んん」


「ねむ!」


その時、僕は何やら柔らかいものを掴んでいた。


「んん、刀馬」


待ってくださいリーナさんなぜ君は僕のベットに寝ているんですかね

そして、なんで僕の名前を呼んでるんですかね?


「刀馬!!貴様はまた私の初めてを盗んでくれたわね」


「いや待ってくださいなんでリーナが俺のベットにいるの?」


「えっ!それもそうよね何でここに私いるの?そうだ思い出した昨日私ここで寝ちゃったんだわ」


寝ちゃったって言われてもですね...もし他の人が僕の部屋に入ってきたら誤解をうむんでだけど…ん?下から階段の音がするな美粉かな?その時まるで空気をよまないように我が姉が現れた。


「刀馬起こしに来たぞー」

「姉さんおはよう」


「とと、刀馬これはどう言うことだ」

「えー!何でリーナと美粉が僕のベットに…」

「違うんです、学園長私がここで昨日こっそり寝ただけなんです。今さっき私の初めてを取られましたけどね…」

「刀馬!お前と言う奴は」


「いや、待ってくれ姉さん誤解だ!」


その時僕の下半身の方が暖かいことに気づいた。

ん?なんかむずむず動いている。その時顔を出したのが我が妹だった。


「美粉!!」


「因みにやったのか?」

「やってねーし!」


てか、あんた実の弟になんてこと聞いてるんだよ。


「まあいい問答無用」


「待ってくれ、姉さん あっ」


僕は姉さんに殴られそのまま再就寝した。

次の日朝起きると俺はまたベットの上にいた。

さっきのは夢だったのか...

時間を見ると7時半を回っていた。


「やば!遅刻する」


階段を下っていくとそこには着替えを済ましたリーナと美粉がいた。


「早くしてくださいお兄様遅刻してしまいます」


「ごめんごめん、二人とも先に行っていいよ」


「だそうです、リーナさん先に行ってください」


「私は、刀馬と行きたいわ」


「そうですか」


と言うと二人は「ふん」と言いお互いがそっぽを向いた。

二人っとも仲いいんだな…なんて考えていたら二人に


「早く!」


と言われた。僕はあまりの二人の迫力に驚いて腰が抜けそうだった。

そういえば、最初セルスティーナが家にきたときも美粉とこんな感じだったっけ。懐かしいなぁー。などと考えつつ僕はせっせと身支度をすませて玄関に向かった。


「お待たせー」


「遅い!」


と二人は声を合わして言った。本当に二人は仲がいいんだなー。

歩き出して十分ようやく学園の門が見えた。


「やっぱ、結構距離あるな」


「お兄様!学校の前に誰か立っていますよしかもお兄様を見てますよ」


あの人は...まぁ良いこのまま行こう


「気のせいだ行くぞ」


「ちょっとまってよ刀馬くんってば」


「なんですか絵理香さん?」


この人は絵理香さんいつも僕にちょっかいを出してくる村田大将の秘書であり妻だ。そうすると、彼女はコートの裏から封筒を渡してきた。彼女は僕の耳元で


「これ、村田大将から」


と言った。俺はさりげなく彼女をいじめる様に冷たくあしらわった。


「わかりました、ありがとうございます、それでは」


「もう、釣れないんだから」


その後直ぐに彼女は直ぐに姿を消した。


「今のは誰なの刀馬?」


僕はごまかす理由を考えていた。秘書は秘書だから...


「えーと、父さんの秘書だよ」


と言った。すると彼女はあまり興味がなさそうに


「ふーん」


と言った。気がつくとチャイムがなっていた。


「それより、早く教室に行かないと」


教室に入った瞬間多数の刃物が飛んできた。


「おい、小早川刀馬貴様、昨日リーナ様が貴様の家に泊まったそうじゃないか」


「えっ!なんでそれを…」


「今朝、お前とリーナ様が一緒に貴様の家をでるところを見たそうなんだ」


「待ってくれ、これには深い事情が…」


「問答無用!」


こんなことさっきもなかったか??

まあ良い、やるしかないか


「小早川流第1扇 一刀両断」


「わぁー」


とクラスの男子が悲鳴をあげその場に倒れこんだ。最後の一人がこう言って倒れた。


「なんで、みんなこいつに勝てないんんだ…」


その後、救急車の音が学園の近くで聞こえた。多分、うちのクラスメートが呼んだのだろう。その時校内アナウンスが流れた。


「ピン ポン パン ポン」


「2年A組の小早川刀馬、人との約束を守らずにしまいにはまたケガ人を増やすとはどう言うことだ至急、学園長室まで来い!!」


あっそうだ、姉さんと昨日電話で約束したんだった。僕は頭を抱えながら姉さんが怒ってるのを想像した。学園長室のドアのぶを握るそこからでも姉さんのオーラを感じる。やべーな、かなり姉さんが怒っている…

学園長室に入るといきなり姉さんが僕に訪ねてきた。


「刀馬貴様、どう言うつもりだ」


ここは正直に姉さんに言うことを決心した。


「ごめん、姉さんすかり忘れていて」


「忘れてた?」


「私との約束を忘れて他の生徒とチャンバラごっこしてただと…」


「チャンバラごっこ?」


リーナは不思議そうに言うその間妹は完全その意味が理解できているようだ。


「どう言うことですか学園長、我々生徒が向け合っているのは真剣です」


「いや、真剣なんかじゃない」

「チャンバラだ」

「本当の真剣はいろんな意味でもっと重い」


「リーナお前はなんのために剣を振るう?」


姉はリーナにストレートに言った。


「私は人々の平和を守るために剣を振るいます」


とリーナは自分の思いを素直に言った。しかし、姉はそんなの綺麗事だとでも言うように否定した。


「だったら、覚えとけリーナ人々を守るために苦しんでいるものもいるんだ。彼らがむけている剣こそが真剣だ!」


姉さんはこの冷たくなった空気を変えるように言った。


「そんな、話はまあ良い。刀馬はあとで覚えてろよ」


「はは、はい姉さん」


お願い、怖いから姉さんやめて!


「それより三人、今日からお前らは特別クラス配属だ、厳密には生徒会のメンバー決めクラスだな」


こうして、僕たちさんにんは特別クラスへの配属が決まった。

一条由馬です。すみません、今回は少し遅くなりました今後とも読んでくれると嬉しいです。

次回、生徒会誕生そして不良鎮圧


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