4−7 女子準決勝試合そして隠密作戦
リーナたちの頭を撫でていたらなぜかは知らないがその後ろに女子の長蛇の列ができてしまいとりあえず、女子生徒たちの頭を片っ端から撫でた僕は疲れたもののリーナ、花蓮と瞳の試合をみるために体育館に向かっていた。体育館に入り口で花蓮の姿が見えた。たまたま彼女と目が会い僕は彼女に手を振った。彼女は僕の方に向かってきて何かを決心するよう僕の前で止まった。
「あの刀馬先輩…」
「どうしたの?」
「もし私が優勝がしたら今週私の実家に来てくれませんか?」
「うん、いいよ」
僕は何もかまわず普通に約束をした。しかし、リーナと瞳がものすごい顔をしている。僕は思い当たることを考えたが全く身に覚えがない。
「刀馬のバカ」
そう言って彼女たちは先に試合会場に行ってしまった。そして僕は花蓮を選手の控え室に送っていきその後美粉たちの後を追いかけ観戦席へと向かった。先ずは、瞳の試合だ。ちょうど瞳が選手入場口から出てくる。
「瞳頑張れー!」
僕は彼女にそう言うと彼女はニッコリと笑い上品に手を振ってきた。対戦相手の女子生徒のことも全く知らなかったのでその場に持ってきていた剣士軍のスマートフォンで彼女のデーターベースを調べた。
(ほーなになに。名前は如月カンナ、年齢17歳 関東大会準優勝者 スリーサイズ….いかんいかんこんなの見てたら….)
その瞬間気配を消していた美粉の気配を自分の真後ろから感じる。そして、剣を抜く音が僕の耳を通った。僕は自分が今とてもやばい状況だと感じ取った。(もしかして、バレた?)
「お兄様….」
「はい….」
「ずぶんが趣味が悪いようですね」
美粉に殴られて気絶した僕は気がついて起きた時にはすでに美粉の怒りも治りちょうど瞳の試合が終わろうとしていた。瞳が相手の選手にとどめを刺そうとした瞬間瞳の太ももに杭のようなものが刺さった。
「なんだ今の?」
瞳は体勢を崩し戦況が形勢逆転する相手の選手が今度は逆に瞳にとどめを刺そうとするしかし、彼女は長年の経験で相手の剣を避けた。そしてその隙に瞳は相手にとどめを刺した。その瞬間彼女は試合終了とともに座り込んだ。
「大丈夫か瞳!」
僕は慌てて瞳の元に向かう、その瞬間またグギのようなものが今度は僕の方に飛んでくるしかし戦闘経験なれしている僕はその釘をたやすく指と指の間に挟んで止めた。そして、釘の飛んできたルートを逆算して体育館の入り口に黒いフードをしたやつを見つけた。たまたま目が会い彼のことを睨み付けるとやばいと思ったのかその場から立ち去った。
「お兄様、お姉様がお呼びです」
「わかった瞳を連れてすぐに行く」
美粉が後から駆けつけ一緒に瞳を保健室に瞳をお姫様抱っこしながら保健室に運ぶ。少し僕は周りの視線が痛いと感じるが瞳の怪我を処置するのが先だと思い気にせず廊下を歩いていたその時だった、瞳が目をさましたのだ。起きた彼女はなぜか頬を染めて僕に対して言った。
「と、刀馬さんはなしていただけますか?」
「あ、ごめん」
「もっとしてほしんですか、ここだと人目の視線が合って….」
僕はその時瞳が意味わからないことを言っていたが瞳を保健室に運ぶのが先だと思いあまり気にしなかった。瞳は僕が胸を触っていたことよりも人の目を気にした。後々考えて整理してみると、僕には胸を触って欲しいが人目があって恥ずかしいということだ。
(もしかして、僕が瞳の胸を触ってるとみんなに誤解されて歩いていたからあんなに人目があったのか)
そう考えるともしそのことをリーナが知っていたら殺されると思った。保健室に着くと姉さんが深刻そうな顔をしていた。それもそのはず瞳は剣士軍の村田大将の娘だもしそんなことがあったら大将が黙ってはいない。姉さんはボソッと多分無意識に独り言を言った。
「これはやばいな、いくらあの酔っ払いクソジジイとはいえ娘にてを出されたとなった敵に何をするかわからないぞ敵の方が心配だ」
(姉さん本音が出てる….)
でも姉さんの言うとうりもしそんなことを村田大将に言ったら大変なことになる。ここは、敵の攻撃に目を瞑るのが最適な手段だが身内がこんなことをされて僕も黙ってはいなかった。
「わかった姉さん、知り合いの闇部の連中に頼もう」
「ダメだ、暗部は今他の汚れ仕事をしている」
日本剣士軍の部謡で最も暇な部隊がどこか頭の中で考えている中一つだけいい部隊が見つかった。暇で、強くて、暇な連中なぜ暇が多いかはともかく僕は姉さんにその部隊に頼もうと提案した。
「第一部隊はどうかな?」
「おおそおの手があったか」
支給僕は携帯を取り出し急いで連絡帳を探すするとたまたま先に出てきたのが、と言うかなぜかお気に入りに登録されていたのが美玲さんだった。とりあえず美玲さんにかけてみると彼女はものすごい僕が電話をかけてきたのが嬉しいらしくて興奮していた。
「美玲先輩ちょっと願いがあって」
「ん?どうしたのもしかして私の体?」
美玲はまるで僕が言うのを待ってましたーとばばかりに速答する、そして彼女の役第一部隊の役目は現場の指揮をすることであり彼女の指揮力は日本剣士軍の中でも指折りの指揮官である。それでも、緊急時にこの余裕な言葉には刀馬でさえ毎回驚かされてるものである。
「違いますって、瞳が今何者かに攻撃を受けてしまってその敵の所在と鎮圧をしてもらいたいんですけどくれぐれも村田大将には内緒で…..」
その時だった、美玲は誰かが自分に近づいているのを感じ取り、すぐさま誰なのかを特定した。それは50さいいくらいの中年男性の声であり誰かとその人は話していたそして彼女が誰なのか気付いた時相手にその気配を悟られてしまった。彼女の気配に気づける人など第一部隊の仲間もしくは後一人しかいない、そう村田大将に気配を気づかれてしまったのだ。しかし、刀馬とのやりとりは聞こえていなくただ彼に悟られたにすぎない、しかしながら彼に何かを隠すなどどのミッションよりも難しいことなのである。
「わかった刀馬くんのお願いだから、今村田大将が突然部屋に来たから電話切るね」
「わかりましたありいがとうございます」
刀馬はあっさり電話を切ろうとした、がまだ村田大将が誰かと話している間は基本的には大丈夫なのである、わかっていた美玲はもちろん刀馬がスピーカーで話していることも気付いていた、なのでリーナたちがそこにいることももちろん知っていた。彼女的の嫉妬というか彼女的の愛情表現という方が正しいのだろう。
「あー待って、今度必ず1日でもいいから彼女がいても私とデートしてそれと私は愛人でもいいから!」
もう刀馬は恥ずかしくて恥ずかしくてやれやれと頭を抱えた、そしてなぜか刀馬の背後から途轍もないオーラいや嫉妬の念が込められた風が吹いてくる、例えるならまるでこれから嵐でもくるようなそんなような恐ろしい風だ。
僕が電話を話し終わるとリーナもいつの間にかかけつけていてねぜがみんな怒っている。(僕何かやらかしたかな?)
「どうしたのみんな怖い顔しちゃって?」
「刀馬!」
「は、はい」
「どうして、美玲さんの電話番号がお気にいりに入っているのかしら?」
刀馬は一瞬だけ口をぽかーんと開けてしまった、なぜなら彼はてっきり美玲さんが愛人になるのに激怒してると思っていたしかし、なぜか知らないが電話帳のお気に入りに美玲さんが入っていることが彼女にとってきにくわなかったようだ。
「わからないよ〜」
「わからない、じゃあどうして入ってるのよ」
「これこれ痴話喧嘩するな」
姉さんの一言でその瞬間リーナの顔は赤くなり彼女の怒りはテレへと変換されたのであった。なぜならば、痴話喧嘩とはいわば夫婦喧嘩と同じようなのものだ。そしてそれと同じタイミングのように美玲さんから敵の所在がつかめたとの報告が届いた。この情報社会の世の中だすぐにてきの所在などつかめてしまう。そして刀馬はリーナの方を見てにこりっと笑った。
「じゃあ、ちょっと行ってくる」
「気をつけてね」
リーナは心配そうに刀馬を見つめる、刀馬は少しリスのような彼女の小動物っぽいかわいさに思はず彼女の頬にキスをしてしまった。リーナは目をキラキラと輝かせ刀馬が敵のアジトへと向かうのを眺めていた。




