4−6臨時試合決着そして謎の長蛇の列
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主に剣術業界では二つのグループがある一つ目が光部と言い表の仕事をすることで、刀馬たち七種族のする仕事だ。二つ目が暗部と言い裏仕事をする連中だ光部と闇部は仲が悪いわけではないが世間では言えない暗殺などを光部が依頼して仕事を受け持っている。
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臨時試合が始まる五分前僕は姉さんと臨時試合のルールについて話しあっていた。そして僕はふと疑問に思った。どうして30対1のクレイジーな試合でさえ僕が勝てるの知っているのにこの試合を開いたかだ。
「姉さんどうしてこの試合を開いたの?」
「うちの学園の男子どもには強い力に立ち向かっていく根性が必要だ、昔のお前みたいにな」
「昔の刀馬?」
リーナが首をかしげているので僕の昔の話を彼女にもしてあげた。姉さんのいうとうり僕は生まれつき剣術の才能がなかった。姉さんや美粉は確かに才能があった。しかし、僕だけは家族で唯一才能がなかった。そのため、七種族の名門小早川家では僕は必要とされない存在だった。しかし、僕は諦めなかった負けても負けても立ち上がる根性を父親や母親に見せつけた。ある日のことだった僕はいつものように自主練をしていた。その時だった父親がこちらに向かってきて彼は僕の前でしゃがんだ。
「刀馬強くなりたいか?」
「うん!」
「そうか、ではこの二つをお前にやろう」
父親が渡してくれたのは、一つは小早川家のものにしか与えられない刀もう一つは手紙だった。手紙の中身を開けてみるとその中には招待状らしきものが入っていたよく見ると剣術育成学校への転入届だった。そして半年が経ち少しずつ学校も慣れてきた時のことだった、そこで僕はある人に出会った。
「おう、君が小早川刀馬くんか」
「はい」
その人は元剣術天皇らしいのだが彼は名前を僕に一度も教えてはくれなかった。だだ彼は僕に俺のことは師匠と呼べとだけ言われた。そして彼に僕は三年指導をしてもらった。しかし、彼はある日突然姿を消してしまった。僕は今剣術業界のことをよく知っているが当時の僕は何もまだ何も知らなかった。彼が元四天王でありそして剣術業界の闇部の連中だと言うことを。何にせよ僕は彼のおかげで剣術学校を卒業できた。
(でも闇部についてはリーナにはさすがに言えないな)
「そうだったの刀馬?」
「ああ僕は弱かったん….」
その時だったリーナは突然涙を流しながら僕に抱きついた。僕はあまりにもいきなりだったのでかなり動揺した。しかし、彼女がなんで泣いているかが全くわからなかったので彼女に質問してみた。
「どうしたのリーナ?」
「バカ、私に心配させるような話なんてしないでよっ!」
「ごめんごめん」
僕はリーナを抱きしめながら背中をさすった。そして、僕は
彼女の頬に両手を当てて涙を拭いてやり彼女と目をしかっりと合わせた後におでこを当ててい言った。
「大丈夫しっかりリーナの元に帰ってくるから」
「うん」
その時だった、姉さんがこほんと頷き僕とリーナは二つ忘れていることがあった。いとつは試合開始時間が始まっていることでもう一つは姉さんの前でちゃっかりイチャイチャしていることだ。
「いや、ごめん決して姉さんが独身….」
その瞬間僕は姉さんになぐられ5分間気絶させられたそして僕が起きた時なぜか天井ではなくリーナの顔が見えた。彼女は僕と目が合うとすぐにそらしてしまった。(まじで、これって膝枕?)
「リーナさん?」
「お、男の子ってこう言うのが好きなんでしょっ」
リーナはフンッとしたで顔をそらしてしまった。その時だった学園長室のドアの前に男子生徒が30人いる気配がしたそして運よくいいタイミングで起きられた僕は中に入ってきた対戦相手達と戦闘をしようと思ったのだがたまたま姉さんと目があった。姉さんと付き合いが長い僕だからわかるが姉さんはと大変御立腹のようだ。
(もしここで戦闘なんてしたらあとで殺されるな〜ここは学園長室の窓から出て態勢を立て直して校庭で戦闘をするか)
僕は学園長室の窓を割って校庭へと飛び降りたそして僕に続いて30人生徒が校庭に飛び降りた。その時だったなぜか知らないが学園長室から落ちた30人が全員倒れ込んんでいた。そして、30分後救急車が30台到着30人は骨折で病院送りになったのだった。そして、試合の終わるコールが入った瞬間リーナが僕に抱きついて来た。もちろんその光景は別の会場で生中継されていた。
「お兄様!」
「み、美粉….」
美粉は腰に手を当て僕の顔を睨みつけてきた。
(やばいな、僕がリーナとイチャイチャしてるから怒ってるのかな?)その瞬間だった美粉も僕に抱きついてきた。僕はてっきり怒っていると思っていた。
「お兄様おめでとうございます」
「ありがとう」
(まぁ、全く勝った気がしないけど…)
僕は美粉の頭を撫でた。美粉はものすごくまるで犬のように喜んだ。(ん?なんだまるで犬を撫でているみたいでなんか居心地がいい)僕は何回も彼女を撫でた。おかしいことになぜだかリーナが僕の方を向いてむすっとした顔。
「刀馬!わ、私も撫でて!」
「えっ」
「ダメなの?」
「ダメって言うわけでは…」
「じゃあはい!」
リーナは中腰になり僕の手が届くまで来て頭を撫でろとこっちに頭を向けてくる。僕は彼女の甘えっぷりに少し動揺しつつしばらく彼女を見ているとまるで撫でてくれないのとでも言うように僕の目を見つめて涙目になる。(仕方ないか…)
「わかったよ」
僕はリーナの頭を撫でた。気づくといつの間にか周りには人だかりができた。そして、そこにいた中に瞳の姿があった。そして瞳が僕の方を少し病んでいる目で見てきてさすがにやばいと、リーナの頭から手を離した。そして瞳がこっちに向かってくる。
(こりゃ説教か)
「刀馬さん!」
「はい….」
「どうして私にもしてくれないんですか」
「え〜と」
「私にも頭を撫でてください!」
瞳はリーナと同じように中腰になり僕の方にまるでお辞儀をするかのように僕に頭をむけてくる。周りの目はあるが僕が断ってもどうせ彼女は頭を撫でてくれるまで僕を追いかけてくるだろうと予想した僕は彼女の頭を撫でた。すると、瞳の後ろに長蛇の列ができた。しかも、並んでいるは女子だけだった。(どう言うことだ….)
瞳が僕の前からどいて僕は体育館の方へと戻ろうとすると二、三人の話したこともない女子に腕を組まれた。
「ちょっと待ってください先輩」
敬語を使ってくると言うことはどうやら後輩らしいがなぜこんなに並んでいるのか彼女たちに聞いてみることにした。
「どうしてこんなにみんな瞳の後ろに並んでるの」
「それは….」
「用ないなら俺は行くけど」
「実は、みんな先輩に頭を撫でて欲しくて並んでるんです」
僕はその時後ろに並んでいる女子生徒たちと目があった。
(もし、このまま断ったら女子全員に追いかけられるはめになるな〜)仕方なく僕は彼女たち全員の頭を撫でた。そして、一通り全員の頭を撫でたとため息をついていた。
「刀馬!私の頭を他の人よりももっと撫でなさい!!」
とまたリーナと瞳と美粉が並んでいた。
(まじで、このままじゃ無限ループじゃん….)
こうして、僕は学園内剣術大会男子優勝を果たしたのであった。




