4−3剣術祭の受付けそして重い空気の昼食
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剣術祭とは全国の剣術学園で同じ日に開催される通常学校で言う文化祭の事である。だだし、剣術学園の文化祭は普通の学校の文化祭と違いメインイベントが剣術競技なのだ。他の行事はほとんど同じである。また国際剣術祭は国の代表同士が争う戦いである。
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親父が美人に僕と兄妹じゃないと伝えてからというもの美粉は、学校にいるときも果てにはベットのなかにまで入ってこようとした。しかし、美粉が僕に対して誰よりも好意を持っているのが伝わってきた。今ままで彼女が僕の妹として我慢して演じきっていると思うとかなり悪いことをしたなと僕は罪悪感を感じた。元と隠す必要なんてあったのだろうか幼い彼女に正直に知ってしまえばそれでよかったのだろうか?まぁいいそんな事はさておき僕たち生徒会はこの3ヶ月をかけて剣術祭の準備をしてきた美粉との問題も解決したしこれでやっと剣術祭に集中できる。そう心の中で思いながら僕は剣術競技の申請を剣術会の受付の生徒に渡す。
「剣術競技にエントリーしたいんですけど…」
「も、もししかして小早川刀馬先輩ですよね」
と、いきなり受付の後輩と思われる女子生徒が目を輝かせながら思わず立ち上がって大きな声で言った。彼女は黒髪のショートヘアーそのあまりにも美しすぎる美貌に僕は見とれてしまった。僕も一瞬動揺しつつ女子生徒はあたりを見回して頬を染めて受付の椅子に座る。
「そ、そうだけど…」
彼女は、周りの視線を意識したら僕がいたことを忘れてしまった。そして彼女は黙り込み下を向く。(僕が見た限り彼女は人見知りなようだ)あたりを見渡すと僕の後ろに列が出てきた。思わず僕は、いつものリーナ達と同じ扱いのように彼女の顎を片手であてて…
「大丈夫?」
といった、そうすると彼女は照れて逃げてしまった。その瞬間、周りの女子が(キャー)と騒ぎだしおまけに後ろからは(早くしろよと)声が上がっていたしかし彼女は逃げてしまって受付にいない。僕の後ろに長蛇の列ができていた。僕は生徒会長なので彼女のしている業務を知っていたので受付終了時間まで彼女の代わりに職務をした。受付が終了すると試合は午後からなので僕は受付の机で昼寝をしていた。
「刀馬」
僕を起こしたのはリーナだった。彼女は不気味な笑顔をして僕に何か聞きたそうにしている。(なんか、ニコニコしているのにリーナから殺気を感じる)
「また後輩に手を出したってほんと…」
僕は全く寝ていたから忘れていたが前にもこんなことがあったようなその瞬間僕はその時のことを思い出した。(確かあの時は、間違えて下級生に壁ドンをしちゃってその次の日大変なことになったけーてっ事はもしかして…)僕は誤解されていることを理解して彼女に誤解ということを説明する。
「いや、誤解だよあれは女子生徒が恥ずかしい事しちゃって受付が…」
「恥ずかしい事ってまさか」
リーナに言った恥ずかしいの意味のニュアンスが全く違っている。多分彼女の思っている恥ずかしいの意味とは到底違う。そしてリーナはもっと顔を真っ赤に膨れて起こる。
「そう行く事じゃなくて…」
リーナにその話をしたらはたまた彼女は許してくれた。リーナは少し早とちりしすぎなのだ。そんな事を心の中で思っていたらリーナがおかしくて何かモジモジしている。
「ところで、刀馬昼食まだだよね」
「そういえばまだ食べてないな〜」
「実は、私作ってき…」
リーナが何か言おうとした瞬間、美粉が抱きついてきて後ろから僕の名前を呼んでゆっくりと歩いてくるのは瞳と実里だった。
「刀馬さん、一緒に昼食などいかがですか?」
「お兄様一緒に昼食をとりましょ!」
「うん、そうだねほらリーナも一緒に…」
「ええ…」
リーナのにっこりしていた笑顔から急に顔が暗くなりテンションが明らかに違うことに僕はリーナが僕と二人っきりで食べたいことに気づいた。今日の予定表をスマホでみると夜は時間があいてたので、リーナ耳元で僕はささやいた。
「昼食はみんなで食べて夜は二人っきりで食べない?」
「うん!」
彼女はにっこりした顔になり元のリーナの明るい表情へと戻った。なぜかは、知らないが最近女の人の気持ちが少しわかるようになった。こうして僕は彼女達と屋上で昼食をすることになった。屋上に着くと彼女達は黙ってシートの上に座る。そして彼女達は、お弁当を僕の前に出す。
「刀馬誰のを先に食べる?」
「そうだな〜まずはリーナのからいただくか」
「うん!、美味しいなサンドイッチの具が細かく丁寧に切られていて一工夫隠し味がある丁寧に作られてるな〜」
っと言うとリーナはニコニコ笑って上機嫌だ。それを見てみんな負けじとお弁当を徐々に僕の前へ近ずけてくる。(え、なんかみんな怖いんですけど〜)次食べたのは美粉のお弁当で彼女のお弁当は和食弁当だ。彼女は僕が食べようとすると僕の反応をジーと見ている。あまりの食べにくさに手が止まるが周りの彼女の達のオーラで僕は食べざるおえなかった。
「美味しい!昔の手料理もうまかったけどまた腕を上げたな美粉!!」
僕は美粉の頭をなでながら言った。僕はうっかり兄妹としての兄の嬉しさに浸ってしまった。しかし、彼女達は僕と美粉は恋人にちかい存在なのだと思っているので自分ではわからないが誰からか聞いた話そうなのだ。なので、ものすごい嫉妬のオーラが彼女達から出ていた。そして、最後に瞳の弁当を食べた。
「これも美味しい!瞳は将来いいお嫁さんになるよ!!」
「いえ、私は刀馬さんの妻になることしか頭にありませんから...」
なんかみんな嫉妬で周りの空気がピリピリしいる。(やばいそろそろ、剣術競技館に行くか)すかさず僕はそろそろ剣術際のメインイベントの剣術競技に参加しようと席を離れようとした瞬間僕の手がリーナに掴まれた。
「で、刀馬誰のが一番美味しかったの?」
彼女達の作った料理はプロ級並みの腕なのでどれも美味すぎるわけなのだ。なので、例えるなら光星レストランの料理を食べてどれが上手いかをいえって言ってるようなもんだ。(このパターンて一人誰かのが美味しかっったっていえば三人がキレるパターンですか...)僕は考えて考えた末にこの決断を出した。
「Run away !!!!」
「あ、逃た!!、誰のが美味しいか聞かせてくれるまで逃がさない」
と言って彼女達は僕に刀を向けて追いかけてくる...
「あ〜も〜不幸だ!!」




