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はねくみ☆code:0X裏 ~水曜日の恋人~  作者: こころ龍之介
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第一話 鮮やか過ぎる空の蒼、そして、向日葵だけが優しく微笑む

海岸線が遠く迄見える小高い丘の上、ミツルが風に吹かれながら揺れる一面のヒマワリを眺めている。


『ミツぅ・・・』

耳を掠める風の囁きが、ハルナの声を思い出させた。

思わず空を見上げる。

鮮やか過ぎる空の蒼が、ミツルの胸を締め付けた。

「ハルナ・・・」

ずっとずっと胸の奥にしまっていた名前を口にする。

我慢していた気持ちが、涙となって溢れ出した。

《ハルナ、お前は幸せだったか・・・?俺はお前を少しは幸せに出来たのかな・・・?》

風が優しく吹いた。

『ウチは、アンタと出会って、幸せやったよ・・・、ミツぅ・・・』

ハルナの幻がミツルに告げる。

振り返って、いるはずのないハルナを探した。


ひまわりだけが、ただただミツルに優しく微笑んでいる・・・。


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