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冬と春のものがたり

作者: 中塩屋 治

 「これから、書くことは、すでに語られたこと。読むことによって、すべてが始まる。」


 この手をとって。そう、その手を。しっかりと。足は、どうすれば。足は、そこに、つけて。もうすぐだから。あと、いや、これから。かぞえている。どこから。もういいころ。頭ををどけて。見えない。目は。これが。耳は。聞こえている。近づけすぎ。聞こえないから。息はしている。白い。ここは寒いから。寒いから。




 服を、もっと着てくれば。もうすぐ冬だというのに。なにも、なんて。誰かが用意をしてくれると。だから。出来ることなら。仕方のないことだけれど。ひとりだった。ひとつだった。ひとりになった。そのときから。

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