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Bitter sweet coffee  作者: Rui
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いち

いち

「雨か……」


いつの間にかうたた寝をしていたらしく

気づけば雨が降っていた。


「もう10時……」


開け放したままだったカーテンを閉め、

深夜とも言えない時間を持て余す。


「今日は来ないのかな」


今日は金曜日。

《葉》と会うことができる日。


彼は金曜日になると私の家にやってくる。


来ない日もあるけれど基本的にはやってくる。


まだ9月なのに寒い。

寝てるうちにずり落ちたブランケットを羽織り直し、

ふとLINEを開いてみれば、

葉からメッセージが届いていた。


《少し遅くなる。》


待ってて。

も、

ごめん。

も、ない、そっけない内容。

それでも、今日来るのだと確信できただけ、マシかもしれない。


半時間ほど過ぎただろうか。

ただ垂れ流していたテレビから

笑い声が聞こえてくる。

鮮やかに切り替わる画面を見ていると

なんとなく現実世界と隔離されている気持ちになる。


ずっと昔、似合うと言われた

藍の色でまとめられた部屋。

カーテンも、ソファーもベッドカバーも全て統一した。


白と藍でほとんどを支配された私の部屋は

どこか現実味がない。


そんなことをぼんやり考えていたら


ジジジジジ………


壊れたベルが鳴った。

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