第二十六話
ども、今井です
あれから二日経ちました
特に何もなく日々を過ごしております
え、ジュエルちゃんに何かあったんじゃないかって
ああそのことですか
ジュエルちゃんのおばあちゃんサファイアさんのお母さんが亡くなったそうで
葬式に行ってたそうですよ、あとから知らせてくれました
と言っても俺にはほとんど関係ない
え、お前サファイアさんに助けてもらったんだろって
それはそうですけどね、サファイアさんのお母さん知らんもん
享年236歳だったそうですよ
エルフの寿命はヒューマンの2倍から3倍といわれていますドワーフは1,5倍
竜族鬼族は2,5倍、他はヒューマンと変わらないみたい
もっと長生きかと思ったんだけどね
あ、お香典は渡しといたそういう風習があるかどうかわからんけど
さてそれはいいとして
ジュエルちゃんがいなかった二日間なにがあったかっていうと
あほな冒険者がコンビニの前にたむろしてうざかったので
まとめて自由騎士の駐屯所に投げ捨てておいたことと
オーガ族の料理人がイチゴ大福シリーズ買っていたことぐらいかな
その料理人が東方でお店出してくれるとありがたいよな
「店長お客さんですよ」
「いないって言って」
「べつにいいですけど、女の子ですよ」
「どうせブレアだろ」
「わかりました、変わった着物着てる小さくて可愛らしい女の子ですけど帰ってもらいますね」
「いやいやぁそれは巫女ちゃんじゃないかぁあああああああ、今すぐ行くぞ」
店内
そこには巫女服姿の小さな女の子が立っていた、後ろに侍が二人ほど立っているのだがスルー
「巫女ちゃん久しぶり」
「おじ様元気でしたか」
「おぅ元気だぞ、そっちはどうだ」
「相変わらずです」
「そうかそうか、ここじゃなんだし庭の方へ行こう新作お菓子もあるしな」
「おじ様とまたお会いできて巫女は嬉しい限りです」
「まあ積もる話もあるしこっちだ」
「はい」
庭に置いてあるテーブルに俺と巫女ちゃんが座り、新作デザートイチゴ大福とメロン大福とモンブラン大福と紅茶を飲んで待ったりしている
侍さん二人は後ろで待機中まあスルーだがお茶と抹茶大福は出したぞ
「それでこっちに何しに来たんだ」
「それは今回発見された遺跡が私達の国に関係があるらしく、それを調べに来たんです」
「そういうことか、それでいつこっちに来たんだ」
「一昨日です、王宮へ挨拶も住みましたので、それでおじ様」
「ああ、手伝ってくれだろ、まあべつに構わんけど」
「手伝って下さるのですか」
「いやぁ手伝いして欲しくて来たんだろ」
「それはもちろんおじ様が手伝って下さるのを頼みに来たのですが、おじ様は一流の冒険者で在らせられますから都合がありましょう無理かと思っていたんです」
「ああ、言ってなかったか俺は冒険者じゃなくて雑貨屋コンビニの店長さんだ」
「そうでしたか、それで・・・」
「了解、3日後な」
巫女ちゃんと侍二人は帰っていった
巫女ちゃんの頼みだし久しぶりに頑張るかな
「店長、いつもなら断るのにめずらしいですね」
「まあな、巫女ちゃんの頼みでもあるし、遺跡探索にはどの道行くからな次いでだよ」
「次いでとは言いながら結構ノリノリでしたね」
「まあスミレは娘みたいなものだからな」
「スミレさんですかぁ」
「そうだジュエルちゃん三日後開いてるか」
「開いてますが、それが」
「じゃあジュエルは決まりとあとはだれにするかな」
「なんですかいきなり」
「いや遺跡探索行くメンバーだよメンバー俺と巫女ちゃんとアイツも来るのか、あと二人ほしい所だなだれにするかな」
「あ、そういえばそうだジュエル」
「なんですか」
「今日もう店閉めてお菓子でも食べよう、残ってるし」
「そうですね、紅茶冷めたみたいですから新しいの持ってきます(`・ω・´)」
俺とジュエルは庭でまったりと過ごすことに
「がぅ、我最近出番無いぞ、もっと出たいのに」
「遂にわたくし出番がと思ったら今回いつの間にか居ないことにされてます」
「はぁ所詮ペット扱いなのかの」
「わたくしはお手伝いさん扱いですかね」
「だぁ五月蝿いスカイにエーアイお前らもこいよ、そんな陰に隠れて文句言ってないで」
「「我、わたくしはべつに催促したわけではないですよ」」
「完全に催促してるだろ、なに俺に聞こえるように二人で話してるんだよ」
「「なんのことだが、言ってらしゃるのか」」
「はい紅茶4人分です」
俺とジュエルはスカイとエーアイは庭で賑やかに過ごすのであった
メンバーこの4人でいいか、いいよなそうしよう
次回、sideストーリーを何話か挟みます