第二十二話
ども、今井です
皆さん元気ですか、僕は元気です
そちらはどの様にお過ごしでしょうか
とまあ手紙風に挨拶してみました
まあそれはそれ試食会です・・・といきたいのですが
全然俺の話を聞く気がありませんこの子たち
俺がトイレに行って戻ってきたら
なんだかわけのわからないガールズトークで盛り上がっていて入る隙がありません
まあ話をぶった切って終わらせてもいいのですが
困ったことにそんな事したら大変なことになります
怒らしちゃいけない番外サファイアさんと一位のジュエルがいるからです
サファイアさんはまあ物理的に恐ろしい本気で戦っても負ける可能性がある化け物です
そしてジュエルこの子を怒らして店を休まれたら廃業です
それはかなりまずいなので傍観中です、寝てばっかりでぐーたらの癖になぜお店をやってるのか
まあそれには理由があるんですがそれはまあ置いといて
どうしようかなガールズトークって男が聞くとえぐいんだよな
まあ向こうこっちの世界に来る前の事ですけど
たまたまガールズトークを聞く機会がありましてその時のエロトークがひどいひどい
とへんな方向に話がいってるな
「今井、我にも食べさせろ」
お、スカイが店番やめて調理室に来たよ
でも今は危険だぞ
「スカイさんおつかれさまです」
「ああ、スカイさんだぴょもふもふしたいぴょ」
「スカイ様ですぅもふもふするですぅう」
「もふもふ、もふもふ」
「久しぶりじゃんスカイ君こんな所で会うなんて」
うわぁいきなりみんなにもふもふされとるスカイ
ジュエルは普通に挨拶
リーフちゃんふわリストになったんだね
ローサちゃんいつの間にスカイと知り合いに
ウィルいきなりもふもふするな神獣だぞ
・・・サファイアさんスカイと知り合いだったんですかっていうかスカイ君なんて言って親しそうだぁ
「サファイア姉さんですか」
え、姉さんってサファイアさんとスカイってどんな関係?
まあそれよりそろそろ試食の感想でも聞くかないいタイミングで中断したし
「それでみなさん試食の感想を聞きたいんだけど」
「「「え、あ、う、もふもふ、な、ぱくぱく」」」
なに俺タイミングミスった?いや間違ってないだろっていうかここ茶する所じゃないからね
「それで感想聞きたいんだけど」
「そうですね、イチゴ大福はおいしかったです甘い餡子に酸味があるイチゴの組み合わせは絶品ですね、メロンもピーチもイチゴほど感動はしませんでしたが悪くはないかとプリモもおいしいのですが生で食べる印象が強い分売れるかと問われるとちょっと疑問ですね、ララの実もおいしいのですが高級ですから値段を高くしなければ採算が、小さい一口サイズっていうのはいいのですが他との値段の差がでますね、サツマイモと抹茶はなかなかいいと思いますね、生クリームがかみ合っておいしかったです」
「そ、そうか」
めっさ長いんですけどジュエルさぁーーん
「わたしが一番おいしいと思ったのはピーチだぴょこれが一番だったぴょ」
うん、リーフちゃんはピーチ好きってことだね
「わたくしは生クリームとサツマイモのモンブランがおいしかっですぅう、東方でも食べたこと無いですぅう」
うんうん、ローサちゃんはサツマイモがおいしかったのかっていうか東でもサツマイモ餡とかやってなかったのか、これはいけるな
「全部おいしかったけど、チョコレートが入ってたほうが良かったと思うな」
ウィルお前はただチョコレート食べたいだけだろ今度チョコレートケーキ作ってやるからチョコレートから離れろ
「んーんー」
あれサファイアさんなに唸ってるのどうかしましたか
「どうかしましたサファイアさん」
「ねーこれってさ今井くんが作ったんだよね」
「そうですけど」
「お店に出すんだよね」
「そ、そうですね」
「毎日?」
「毎日だそうかと思ってますけど」
「今井君が作って?」
あ、そうだこれって食堂の女将さんに頼めないんだった
どうしよう砂糖が大量に安く手に入るようになったとしても作り手が俺だけじゃ無理だ
毎日作ったら寝れなくなる
「寝れなくなる」
「まあいいわ、今井君」
「はい」
「これ私のお店にも出してもらえないかな」
「それは」
「業務提携ってことかな、砂糖とか餡とか餅とかって私仕入先詳しくないんだよね、それでさ、私と私のお店と従業員貸してあげるから共同で販売しないもちろん私のお店とこっちのお店以外販売はなしって事で」
「別に構いませんが」
「もちろん新しい商品とかいろいろアイデアはうちでも出すからね」
「そ、そうですね」
「じゃ決まりってことでここにサインと印鑑をよろしく」
「わかりました、ここですね」
そこにはジュエルの名前が書かれていた・・・
「ってゴルァ━━━(メ`皿´)━━━!!これ結婚届けじゃねーか」
危ないわなに書かせようとしてるんだよ
「間違えちゃった(ノω`*)てへ、今から書類作るから後でサインしてね」
「はぁ、わかりました」
こうして俺の新メニュー開発は終わりを向えたのであった
って言ってももう一つやる事が残ってるんだけどね
次回新メニュー開発編終わります