第二話
ども今井です
今日は従業員でも紹介しようと思います
看板娘のジュエルちゃん
年齢は17歳、魔法学校在学中 上から( `д´⊂))ェ)´)バーン
「痛いわ、なにするんだ」
「なに勝手に私のスリーサイズ言おうとしてるんですか、そんな暇あるなら仕事してください」
「エェッo┤*´(ェ)`*├o疲れる」
「昨日店長休みだったじゃないですか」
「休みじゃないよ仕入れだよ仕入れ」
「仕入れってまた変なの狩ってきたんですか」
「変なのって失礼だなちゃんとしたものだよ」
ジィィ──(。¬д¬。)──ッ
「どうしてそういう目で見るかな」
「日頃の行いです、店長が狩ってくるものでまとものものがありましたか」
「んー牛はうまかったじゃんか」
「普通の人はミノタウロスを牛とは言いませんから、おいしかったですけど、それで昨日なに狩ってきたんですか」
「奥の調理台に置いてあっただろ海行ったら烏賊見つけたら狩ってきた」
調理台の方へ行くジュエルちゃんしばらくしたら戻ってきた
「店長」
「ん」
「あれは烏賊とはいいません」
「烏賊だろちょっとでかいけど」
「海に仕入れに行ってクラーケン狩ってくるとか馬鹿ですか」
「いやなんていうか、気分かな」
あのあと烏賊は知り合いの料理人の方に調理してもらいました
さて最近寒くなってきたしおでんでも出すかな
コンビニと言えばおでん
うちの店にもちゃんとありますレジの横に
魔道具で熱々
汁が染み込んだおでんです
こっちの世界に来てしばらく経った時、なんかこう故郷の味っていうの食べたくなって作ってみました
おでん、大変だったなまずはじめに出汁だよ出汁醤油探すのめっちゃ苦労したよ
こっちって醤油ってメジャーじゃないんだよね
地域によっては食べられてるんだけど魚醤はあったんだけど
ちょっと違うんだよなって
それから具だよ具なににするかなって
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グリコッコの卵、偽グリフォン戦闘力は高い 黄身が濃厚でうまい
ブリシュ大根、標高3000メートルの高地で育った大根、繊維が細かく身が確りしていて甘みが多い
桃山さんの白滝 隣の食堂の桃山さんから提供
巾着もちバージョンと卵バージョンの二種類
あと練物ね、ザバーニュって魚の魔物
冒険者に人気があるのが牛筋だね、っていうか肉はやっぱ人気高いね
ミノタウロスの牛筋は絶品ほかじゃ真似できない
ああ、うちがおでんはじめたら流行って他の店のおでんはじめちゃた
べつに俺が食べたかっただけなんだけどね、まあご当地名物B級グルメだな
今じゃ店ごとにいろんなおでんが出来てるよ
ウインナー巻きにごぼう巻き、ごぼうは味と食感が似たものね、名前は違ったかな
ロールキャベツに昆布といろいろあるよ
「店長、おでんの仕込み終わりましたか」
「おわったよ」
「それじゃ早く持ってきてくれますか」
「なに急いでるの」
「人が待ってるんですよ」
「待ってるってまだ味染みてないからね」
「今日からおでん売リ出すって聞いて朝からずーとあれ」
そこには行列が出来ていた・・・
「どんだけみんなおでん好きなんだよ」
「まあ仕方ないんじゃないんですか、ここは元祖ですから」
「隣の食堂にも売ってるだろうに」
「ここじゃないとお持ち帰りできませんからね」
さておでんも作ったし後はジュエルちゃんに任せて俺は寝るかな