sideジュエル3
私たちは獅子の森第三階層にいる
獅子の森はダンジョンと呼ばれる森で5つの階層に分かれている
一つ目の階層は魔物も比較的弱くE、Dランクの魔物しか出没しない
村の狩人や初心者冒険者などが頻繁に狩りをする通常の森と大して変わらない
二つ目の階層からDランクの魔物が集団で襲ってくるので複数の冒険者パーティーで進まないと大変
Cクラスの魔物も稀に出没するので油断はできない
三つ目の階層からはCランク以上の魔物が出没するエリア
四つ目の階層はBランク以上の魔物が出没、未確認の魔物も出没してマッピングも40%しか行われていない
5つ目の階層はAランク以上とされている
されているというのは5つ目の階層まで辿り着いた人間が極めて少なくマップ作成がほとんど成されていない
私達パーティーはここに基地を設置して狩りを行う
結界石と言われる石を五角形に設置して魔物が入ってくれないようにする
その中にテントを張って寝泊りしながら周辺の魔物を狩る
「エース先輩設置終わったわよ」
「了解、それじゃ食事終わったら狩りに行きますかね」
「それであとどれぐらいなの」
「ちょっと待って今チェックする・・・Dランク56体Cランク7体だなCランクは5体分だから合計91体って計算になるな」
「残り半分ね」
「でもこのパーティーなら500はいきたいな」
「それは流石に多すぎじゃない」
「Bランク数体倒せばいけなくは無いだろ」
「それはそうだけど無理をして怪我しても仕方がないでしょ」
「まあな」
しばらくするとほかの作業をしていたメンバーも集まり食事することに
これからの行う狩の予定や世間話なんかとしてから私達6人は狩りに出掛けた
本来基地には何名か人を残すのだが・・・
「俺がここに残るからお前ら(b`・(ェ)・)b))だけでいってら♪」
「でも店長には私達の戦闘を見てもらわないと」
「ああ、ここに来るまでに見てたしじゃじゃーん映像球追尾バージョン」
「なんですかそれ」
「この前こんなのあればいいなぁと思って作ってもらった(。´pq`)クスッほぃ」
店長が丸い小さな球体を空に投げると私達一人一人を頭上で止まった
「これで君たち全員監視してるから問題なし、ああ戻ってきたらクローズって言ったら切れるからトイレとかの時はそうしてオープンで戻るから、それとこれ二つしかなかったからエース君とジュエルちゃんに渡しとく」
「なんですか今井さん」
「え、携帯だよ携帯電話ってわからんよな、とりあえず」
さて℡(・(ェ)・)}~~~~~
ぷる、ぷる、ぷる
「エース君でて」ガチャ
「「もしもし聞こえる」」
「「え、あ聞こえます」」
ガチャ
「ってことだから」
「電話ですかこれ」
「ああ、用意できるの2個しかなかったからということでなんかあったら電話して」
「はぁ」
店長はそういうと眠ってしまいました
まあいつもの事だから慣れてますけど、店長って本当に
なぜ私が何も言わないかというと、言っても治らないからですっというか言い過ぎると逃げます
そしてネガティブモードっと店長は言ってましたがものすごく拗ねます
なのでこういう時はそのまま、無駄に用意周到な店長ですから
私達が本当に危険になったら駆けつけてくれるでしょうしほっときます
「それじゃ行きましょう」
「「え、いいの本当に、ぴょ」」
「店長がこれだけのことしてるんですから大丈夫でしょうそれに、私達なら問題ありませんよねエース先輩」
「そ、そうだなじゃあ行こうか」
なぜかめちゃくちゃキラキラした目で携帯電話を見ているエース先輩もしかして携帯電話初めて見たんですか使い方分かってますよね
私達は今魔物の群れと交戦中です
「リンは背後に回ってかく乱お願い」
「ココアはみんなに補助魔法かけて、そろそろ切れそう」
「リーフちゃんとエース先輩はそのまま私とキース君の攻撃魔法が撃てるまで敵を抑えて」
「「了解おk」」
剣で次々と魔物をなぎ倒すエース先輩とハンマーを持って敵をボコボコにしていくリーフちゃん
「おらおら」
「なぐるですぴょおおお」
敵が前に居るエース先輩とリーフちゃんに注意を向けていると背後で次々と傷つけられる魔物
リンが敵をかく乱してるっぽい
はじめは捕食者の目をした魔物たちも徐々に顔が強張っていく
私たちが相手にしている魔物トロールの群れだ
巨大な体格の彼らは回復力も高い
「そろそろいける」
「完璧、いこう」
「みんな下がって」
「「Lança de fogo」」
炎の上級魔法 本来炎の槍を一本放つ魔法だが複数人でやることによってその数は増える
私とキース君二人で放てる数は9本
それがトロール目掛けて飛んでいく直撃を免れたトロールは多くなく焼け漕げたトロールの死体数体
残り数体残ったトロール怪我が酷くエース先輩とリーフちゃんが仕留めていく
「「お疲れさん」」
「これで200は超えたね」
「そうだね、あとはどれだけ伸ばせるかって所だけど今日は疲れたから戻ろうか」
「それがいいね」
「先輩怪我してるけど」
「ああ、ちょっと攻撃何発が貰ったからねガード付けてても流石に痛いな」
「みんあ結構傷ついてるもう戻るだけだから回復するよ」
「了解」
「Cura de gama」
ココアの範囲回復魔法、魔力を温存する為に頻繁に使わないココアの魔力の三分の一も使う
基地に戻った私達
「「ただいま戻りました」」
「今井さん?」
「先生どっか言ってる」
「いないぴょ」
「寝たな店長さん」
「テントの中で寝てるとか」
「いたぴょ」
「「どこどこ」」
「あそこで映像球見てるぴょ」
「「先生らしいことしてたんだ」」
「実はちゃんと私達のことみていたんだね」
みんなが店長に僅かだが尊敬のしようと思った瞬間
。゜(PД`q。)゜。
号泣している店長の姿が
「ハチ最高だぁあああああああああああああ、いいなやっぱ」
そこには泣きながら映像球を見ている店長の姿が
映像球に映し出されていたのは秋田犬と店長が言っていた犬が映し出されていた
「こっちが戦ってる最中になにしてくさがってんだ、ぼけええええええええええ」
(メ`皿´)=====◯)`ェ)゜)ビシッ
私は母直伝のエルフのパンチを店長に叩き込んでいたのであった。
なんで私この人好きなんだろう?
次回から本編に戻ります