第十四話
ども、今井です
あれから二日ほど経ちました、端折りすぎっていやいや
とくになにもなかったんだって
魔物出てきても危機に陥ることもないし
野営の設置場所も完璧だし見張りも確り
野外学習期間内は宿屋には泊まらない、ちょっと行ったら街とかあるのに(´・д・`)ボソッ
現在は夜です夕食も食べ終わり交代で見張り中
「店長」
「ん」
「寝てないんですね」
「まあ、昼間歩きながら寝てたからな」
「そうですね、私達のパーティーどうですか」
「べつにいいんじゃないかな、特に問題ないと思うけど」
「そうですか・・・」
「なにかいいたそうだな」
「私達のパーティーって連携できていない気がするんです」
(*´-д-)ふぅ
「まあ、そうだな、みんな戦闘能力高いからな、連携する必要がないんだろうな」
そう彼らは強い強いからここら辺の魔物相手では連携する必要が無い
「それじゃ駄目な気がするんです、パーティーってみんなで力を合わせて戦うものだと」
「べつにいいんじゃないか、このパーティーってこの先ずっとって訳じゃなくて今回だけのパーティーなんだろ、それなら下手に連携考えるより個々で戦っている方が無難だと思うけどな」
「私、今井さんがパーテー組んでいた戦ってた話とか父や母がパーティー君で戦った話聞いてたのでなんか寂しいんです」
寂しいねぇ、どうなんだろうな
「それでジュエルはどうしたいんだ」
「どうしたいって訳じゃないんですけど」
魔物の気配がするな
「魔物の気配がするでぴょ」
ああ、リーフちゃんちゃんと気が付いたんだ凄いな
「リーフみんなを起こして、私が警戒するから」
どんな魔物だジィィ──(。¬д¬。)──ッ
フェ、フェンリルだとやばい神獣じゃねーか
「おいジュエル」
「店長?」
「みんなを連れて早く逃げろ」
「え、え」
「あれはフェンリル神獣ださっさと逃げろ」
「みんな起こしたぴょ、店長さんそんな怖い顔してどうしたんだぴょ」
「なに、敵、僕が倒そうか」
「どうしました先生」
「新しい技使えるかな」
「どういう状況だジュエル」
上からリーフ、キース、ココア、リン、エース
「それがフェンリルが接近してるらしいの」
「「神獣!!!」」
「神獣怖いぴょどうするぴょ」
「フェンリル、無理」
「先生本当なんですか」
「技使う前に殺される」
「リーフ距離は分かるか」
「まだ遠く2キロぐらいだと思う」
「よし、手に持てる荷物だけ持って逃げるぞここは放棄する、今井さんそれでいいですか」
「「はい」」
「おう、お前らは逃げろ」
「え、」
「アイツが本気をだして追いかけてきたら2キロなんてすぐ追いつかれるさっさといけ」
「今井さん」
「店長」
「早く行け」
「「はい」」
さて久々の戦闘だな
フェンリル 神獣 伝説神話の生物 戦闘能力は極めて高くAクラス冒険者でも相手にならない
まあ俺はBクラスだけど、えそれじゃだめじゃんてクラスアップ試験疲れるんだもん
体長は30メートルを超える、でかすぎだって氷の魔法を使えるなんて話もある
あいつらも去って言ったな、あほな生徒じゃなくて良かったわ
そういうところも成績優秀だよな
で、そんなこと考えてたら目の前にフェンリルいる
「貴様は逃げないのか」
「逃げる必要ないだろ」
「そうか、なら「死ねとか言うなよ」な」
いきなり戦闘とか勘弁してよ知能高いんだから話し合いしよーよ
「じゃあ、まあ話しようか」
「話だと」
「ああ、話し合い」
なんでこいつこんなに殺気だしてるんだよ、めっちゃぴりぴりしてるんだけど
「なんで怒ってる」
「ふ、我は怒ってる訳ではない」
「殺気だだもれなんだけど、まあいいや、なにしてるん」
「ふふふ、貴様なかなか面白いな、我の殺気に戸惑うわけでもなく戦いを挑んで来る訳でもない、ましてや命乞いをしようとしてくる訳でもないとは」
「まあちょっとは動揺してるけどな、戦い挑むって何で態々あんたみたいな化け物と戦わなきゃいけないんだよ、それに命乞いする必要ないしな」
「そうかそうか、実に面白い」
「で、俺もうそろそろ寝たいんだよね、なにしてるか教えてくれる?」
「・・・・・・さんぽだ」
(。´・(ェ)・)えぇ
「だからさんぽだ、今日は雲がなくて空気も澄んでいたからな」
「そっか、縄張り荒らしたとか子供を誘拐されたとかじゃないんだな」
「ああ、縄張りは簡単に人がいける場所になど無い、子供を誘拐など我はまだ伴侶もいない、それに子供とて人如きが知恵を絞った所で誘拐出来るものではないぞ」
「さいですか、じゃまあ俺眠たいし、生徒達も休ませて上げたいあげたいからどっか行って貰えるとありがたいんだが」
( ・´ー・`)
なんだそこで不満そうな顔はどうしたさんぽの途中なんだろどっかいきなよ
「久々に話をしたから楽しいのだ、もう少し話をしないか」
ええ、寝れないじゃんっていうか、フェンリルどんだけ寂しいんだよ
「まあいいけど」
「そうかそうか」
「でスカイよあいつごりらの顔なのに・・・」
「それは可笑しいな・・・」
「あのぉ店長」
「ん、ジュエルかどうかしたのか」
「その方ってフェンリルですよね」
「おお、フェンリルのスカイさんだ、いやぁ、いい奴だぞ、話したら楽しくってな」
「私達どうすればぁ」
「ん、もう別に寝ていんじゃないか明日も早いんだし」
「いえ、魔物がすぐそばにいるというか」
「ああ、気にしなくていいぞ、今日はお前らも疲れただろ朝まで俺とスカイで警戒しとくから寝てていいぞ」
「はぁあ」
(o・(ェ)・)o□☆□o(・△・o)
「「乾杯」」
「いやスカイって酒強いんだなティーナといい勝負だな」
「そのティーナっていうのはだれだ」
「ああ、俺の元彼女で酒にめっちゃ強いんだよ、ああそういえばあいつの話で面白いのがあった」
「そうなのか是非聞きたいの」
神獣フェンリルが現れたがとくに問題なく野外学習は続くのである
戦闘?そんなのする訳無いじゃん疲れる