第十一話
ども、今井です今井と申します 清き清き一票をお願いいたします
っと毎度毎度のあいさつの済んだことだし
報告かな、スタンプラリーは結構な人が参加してくれたぽぃ
俺もあの後ぽちぽち押して腕が痛いぐらいだ
町の彼方此方はお祭り騒ぎで人が多い
観光客が結構来て大忙しだ、警備にあたってる騎士さん達も大忙し
祭りの為に商人や観光客が多く門でのチェックが緩くなり犯罪者も紛れ込みやすいからかな
まあ、そこは騎士さんにがんばってもらわないと
え、お前もなにかしないのかって
なにもしないよ、べつに陰謀とかのイベントなんて、そぅそぅ起こらない
っていうか巻き込まれる前に粉砕する( ̄ー ̄)ニヤリ
俺も暇な時間使って町を歩いてみたが出店が結構あって楽しかったわ
久々にリンゴアメ買ったよ、うまかったあとさくらんぼアメにチョコバナナ
うまったか、他所からも商人が来て商売してるからこっちでなかなか手に入らない物も買えたし
満足満足
あ、だれかと行ったのかって、それはもちろん
一人でですけどなにか、なにか
で今何してるかっていうとお店で店番です
「ジュエルちゃんは出店とか見に行ったの」
「まだ見て回ってないですね」
「折角のお祭りなのに」
「お店に実家の手伝いに学校の催しで忙しかったんですよ」
m(o´・(ェ)・`o)mペコリン
「べつに謝ってくれなくてもいいですよ最終日に見れるように予定組んでますから」
「あ、そうなんだ」
誤って損した気分だ
「そういえばジュエルちゃんは最終日だれかと一緒に見に行くの」
「彼氏とです」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(*`ェ)´ノ)ノ
なにぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいジュエルちゃん彼氏居たのかよ
いやまあ確かにジュエルちゃんは可愛いよスタイルもいいし頭だっていいし性格だっていいけど
彼氏の一人や二人、あ、二人居たらまずいか、でもなあジュエルちゃんに彼氏かぁ
「嘘ですよ」
(。´・(ェ)・)エッ
「でも好きな人は居ますけどね」
「じゃあ、その日はその人と行くのか」
「いえ、友達とです(o^―^o)ニコ」
「そ、そっか」
「店長って意外に簡単に騙されますよね」
ふぅなんか疲れた
「ちなみにジュエルちゃんの好きな人ってどんな人」
「いつも寝てばかりでときどき強力な魔物を狩って来たり、あとはケーキ作りが好きだったりする人です、歳は私より上です、でも全然私の気持ちに気付いてくれないんですよ」
「ふぅーん、そうなんだ」
「はい(o^―^o)ニコ」
だれだそいつ、見つけたらボコボコにしなきゃいけないな
ジュエルちゃんほどの可愛い子の気持ちに気が付かないとは
いやだめだろ仮にもジュエルちゃんが好きな人をぼこぼこにしたら
俺があとでジュエルちゃんに殴られる
っていうかだれだそいつ寝てばっかりって駄目人間じゃねーか
強力な魔物を狩って来るってことは冒険者かあとで調べて
ケーキ作りが好きってあれか甘い物で女の子を釣ってるんだな怪しからん
やっぱりぼこるか
「店長って他人のことには敏感でも自分に関係あることには鈍感ですよね」
「ん、そうか」
「そろそろお店閉めますね」
「ああ、そうだな、もうそんな時間か」
あ、買い物行ってない、夕飯どうするかな残り物でっていうのもなんだし
「ジュエルちゃんこのあと時間あるか」
「どうかしましたか」
「いや、買い物行くの忘れてて夕飯作る材料ないんだよ、だから外で食べようかと思ってな、今から食いに行くけど一緒にどうだ」
「はい(o^―^o)ニコ」
お店の前
「待ったか、どこ行くかな南地区ならまだ出店多少残ってるだろうからそこでなにか食おう」
「はい」
俺とジュエルちゃんは夕方ごはんを食べに行くのであった。