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ムラクモレポート

作者: アクドラ
掲載日:2026/06/26

※この話を見る前に【モザイク世界の下で】、【肉食世界の下で】、【よつき の たのしい にっき!】を閲覧しておく事を推奨します。

肉食生物が世界を侵食して35日目…



シンラ「おいっ!!」


その1日の始まりは一人の男の怒声から始まった。


シンラ「ニジィィィ、何故貴様を此処に呼んだか分かっとるか?」


ニジ「えーー。全然意味分かりませんけどー?」


静かな波打音が聞こえる砂浜で向かい合う長身大な男二人。


シンラ「何だとニジィィィ!…おどれェ、ワシのプリン食うたじゃろうがああああああああ!!」


ニジ「へ?はああああ?!俺がそんなモン手ェ付けるワケ無ェだろ!つかぷりんって何?ぷりんっつーの見たことないし、人生に一度も食ったことねェからさぁー!!」


それはほんの些細な(※完全なシンラ独断による決め付け)事で、


シンラ「この場に及んで嘘吐くでないわああああ青二才いいいい!!ワシの唯一の楽しみだったプリン…ワシの好物のプリンンンン!!ワシのプリンを食った貴様をおおおおおおお!!おどれに食い物の恨みは恐ろしい事をその身に教えたるわあああああああああ!!」


ニジ「ちょ、ま!?ええええええええーーーー!?どういう事だってばよおおおおおお!?!!」


両者は突然の(※主にシンラの身勝手な)殴り合いが始まった。

それを離れた所から見守る…


リクト「あー…ニジ可哀想。」


ムラクモ「朝から元気だねェ〜。お二人さん。」


カイド「ブワッはっはっはっはっはっはっは!!朝から元気に飛ばしとるのぉーーー!!」


アマノ「つかアンタ、口周りに「ワシじゃないぞおおお。シンラのプリン食ったの。ぐはははははははははは!!」あっそ。」


リクト「…。(おもっくそ1000%犯人爺ちゃんじゃん…。)」


ムラクモ「まぁまぁ。とりあえずまぁ、いつでも止めれるように見守りますかねェ〜。」







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



       【現状世界を食い尽くす肉食種について】



【肉食種】。これは私が世界を食い尽くしている彼らに名付けたもの。

今現状内に置いて彼らの生態を記す。


始まりは突如と上空から世界各地へと襲来してきた多数の巨大な肉の塊。

これは奇跡的に生き残れた【生存者】達からの証言。

そこから墜落し肉の塊という彼らがたくさん詰まった柩を開いた際に人工物を食い尽くすよう初期段階である肉の繊維へ変化させ、徐々に活発化させる変化へ至る栄養素を得ながら次々と成長・進行していく。


彼らが流す血のような液体は涙と似たような構成であるが、絶対に接触及び飲食してはならない。これも彼らの捕食行為に入り、少しでも触れたり飲んだりすると即座に内側から変わるよう捕食されてしまう。


彼らは特に機械系統の人工物と栄養分豊富な人間・動物を好み、捕食行為をする事で早めに【変化】という進化へ至る。


変化へ至った姿は捕食した人工物によって異なる。

車型・トラック型・バス型・電車型・飛行機型・戦闘機型等、後述よりも素早く移動しながら次なる宿主へ向けて捕食と繁殖行動を行う。


捕食した人間・動物の場合も同じ。

人型だと歩行型・浮遊型・四足歩行型等食らった人物又は動物の生前状態によって変化先は異なるようだ。彼らも移動しながら次なる宿主を食い尽くし繁殖行動を行う。


彼らに人工物の銃火器に対して効果は無い。

むしろ逆に銃火器自体が彼らにとって生態を広げる餌となってしまう。


しかし彼らも弱点がある。

・一つ、炎と冷気に対しとても弱い。(現状内にて寒冷地及び火山地帯には侵食行動せず。)


・二つ、炎で彼らの一部を焼いた際に生じる一酸化炭素に近い煙の匂いに関して、即座に活性化状態を停止及び防御優先行為を取る。(のちに彼らを避けれる忌避煙となる。)


・三つ、磯臭さがする場所へ侵食行動を避ける行動を取る。(前述にある飛行型の変化種だと陸地へ迂回する行動を取る。)


・四つ、磯の領域に謝って進行すると、彼らは萎れるように干からびて活動を永久的に停止する。


従いコミュニティを形成する際は磯の香りがする浜辺及び港、陸から離れた島で設立する方が今現状生存できる安全地帯である。

中には寒冷地帯及び火山地帯にてコミュニティをなんとか設立させた報告があったが、確実な確証では無い為後に現地調査を行う必要はある。



追記:肉食種が肉食種を捕食する新たな生態を発見したとのこと。

報告者は新たなコミュニティ仲間である生存者・シンラさん。

その新たな生態の発見場所は肉食種に完全侵食されたミナモシティ。

肉食種が肉食種を喰らう異常行動を目にしたシンラさんは、即座にその肉食種を討伐したとのこと。討伐する際に凄まじい速さで生存者を食らうべく襲ってきたとのこと。

もしその異常行動を探索中に発見した際は、即座に各コミュニティのリーダーへ報告・報告を受け取ったリーダーは同盟を結ぶ各所のコミュニティへ連絡すること。


以降、この異常行動をする肉食種は【奇行種】と命名する。



また新たな報告と発見があり次第、上記報告書の記述をその都度更新致します。

R孤島コミュニティリーダー・ムラクモより


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー










プリン騒動という勝手決め付けな男二人の殴り合いから数分後…



シンラ「おんどれええええい!な、なかなかと強情な奴じゃのおおおおおおお!!」


ニジ「だーーーかーーーらーーーーー!!俺じゃねェって何度も言ってるだろ!!つかいつまで続けるんだよこれ!!」


シンラ「貴様が白状するまで殴るのを止めないんじゃあああああああ!!」


ニジ「あーーーもーーーーーー!!いい加減にしろおおおおおお!!この身勝手××※※◇▽●野郎おおおおおお!!」


リクト「爺ちゃん、そろそろ言おうか。ワシが食べた犯人ですって。」


カイド「いやじゃっ!ワシはもっと見たい!!若い二人がバチバチに闘眼を使わず素手で殴り合う素晴らしき脳筋祭りをのおおおお!!はっはっはっはっはっはっは!!」


アマノ「だとよ。諦めなリクト。」


リクト「ええー。」


ムラクモ「まぁまぁ徐々に二人とも疲れて動けなくなるから静かに見守りましょ。うんうん。」


リクト「(えええええ。つかホントしょうもな…。)」


しょうもない殴り合いを続ける二人のいい歳したおっさん達が疲れ果てて項垂れるまで、ムラクモ達は遠い目で陽が傾く時刻まで見守った。



終。

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