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目目目  作者: 祇光瞭咲


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9/17

5話後半 「ボウ」

 帰り道は、やはり互いに口を利く気にはなれなかった。いつものごとく、無言で帰路を急ぐ。

 電車を乗り継いで最寄り駅に着き、改札横のコンビニに寄る。外へ出ると、日没前だというのに既に辺りは薄暗かった。雲が出てきている。


「これは一雨きそうだな」


 史郎の呟きに呼応するように雨粒が滴り、やがて土砂降りになった。仕方なく駅前のファミレスに入って時間を潰すことにする。

 食欲はないのでクリームソーダを注文したが、無自覚のうちに喉が渇いていたのだろう。貪るように飲み干すと、甘さと冷たさと炭酸の刺激が染み入った。


「弥奈子ちゃん」


 史郎が口を開く。気は進まなかったが、避けて通れる話題ではなかった。


「これ、渡しておこうか」


 亞慈那導会のパンフレットを差し出す。弥奈子は表に書かれた「今、悩み苦しんでいる方へ」というタイトルに暗い目を落した。


「正直、俺は信用できないと思ってるけど……」

「ありがとうございます。でも……史郎さんは、ここに頼る気はないんですよね?」

「そうだな」


 史郎は額を揉み解した。

 違和感は日に日にはっきりと意識されるようになり、頭痛は時間が経っても治まらない。自身の身に起きるすべての不調が「時間がないぞ」と訴えている。けれど、素性の知れない宗教団体に頼るということは、さらなる厄介事を背負いこむことと同義であるように思われた。


「最終手段、というか。他にどうしようもなくなったら相談してみてもいいかもしれないけど……。単に困っている人の弱みにつけ込もうとしているんじゃないかって、疑わずにいられないんだよなぁ」


 弥奈子はこくりと頷いた。


「わかります」

「じゃあ、いらない?」

「ううん……写真だけ撮っておこうかな」


 弥奈子はスマートフォンで裏面の連絡先を写真に撮った。

 雨音から察するに、そろそろ小降りになってきたようだ。夏特有の通り雨だったのだろう。ゲリラ豪雨は年々頻度が増していると、ネットニュースで見たような気がする。

 史郎は雨の様子を確認するために窓の方に視線を遣った。

 ギクリとした。

 暗い雲が立ち込める空に、室内の光景が映り込んでいる。目を凝らさなければ判別できないような不鮮明な反射の中で、はっきりと視認できるものがひとつあった。

 直立する男の影。

 史郎と弥奈子が座るボックスの向こうに立ち、衝立越しにこちらを覗き込んでいる。脳天から滴る粘りけのある影を引きずったシルエットは、生者ではありえなかった。


「あ……」


 目を逸らす。史郎の視線に気付いた弥奈子が窓の方を振り向こうとした。


「どうしました?」

「ダメだ!」


 咄嗟に大声が出てしまい、周囲の客たちの注目が集まった。史郎は視線を避けるように身を屈め、戸惑う弥奈子に耳打ちする。


「いいか、絶対に左を見るな。窓の方も駄目だ。前か、下だけを見るんだ」

「……何か見えるんですか」

「いつもの、あれだよ」


 弥奈子は素直に従った。肩を縮め、視線をテーブルの上に落とす。かと思えば、カーディガンに包まれた白い手が卓上に伸びてきた。史郎の手に指先が触れる。

 嗚呼。

 彼女だって、怖いのか。

 今更になって、史郎はそのことに気が付いた。

 表に出すことこそ少ないが、弥奈子も彼女なりに怯えているのだ。

 史郎は彼女の手を握り、同じく肩を丸めてクリームソーダの氷が溶けるのを見守った。汗を掻いた背中に空調の冷気が冷たかった。

 それからどれくらいの時間が経っただろう。

 雨が完全に止んだ頃、ようやく傍らに感じていた気配が消えた。窓を振り返っても、がらんとした店内と怯えた顔の自分たちが映るだけである。佇む亡者の影はない。

 史郎はグラスに残った白っぽい緑の液体を飲み干して、コンビニの買い物袋を掴んだ。


「行こうか」

「はい」


 連れ立って店を出る。雨上がりのために湿度が増し、噎せ返るような熱気が押し寄せた。

 外は暗かった。日没には少し早いが、空に残った厚い雲が太陽の残光を遮ってしまったのだろう。植込みの中からジージーという虫の声が聞こえ始めていた。

 ロータリーを越え、アパートに向かって歩き出す。


「まあ、さ」


 史郎は落ちていたセミの死骸を跨ぎ越しながら言う。


「松坂さんち、ちょっと遠かったし。帰ったら風呂入ってさっさと寝ちゃおう」

「そうですね……」


 昨日一緒に帰った時に比べれば、史郎が感じる居心地の悪さもマシになっていた。運命共同体とでも呼べるような状況が、二人の間を結び付けたのかもしれない。周囲からの視線も気にならなくなっていたが、それはむしろ「どうにでもなればいい」という開き直りに近かった。

 沈黙が腰を据えるたび、何度でも思い返してしまう松坂由紀の姿。ギョロリと覗いた第三の目で、彼女はいったい何を見ていたのだろう。亞慈那導会に行って、彼女は無事に助かったのか。心を壊してしまっていたが、彼女の心は取り戻されるのだろうか。

 額に感じる鈍い痛み。焦燥感が募る。

 せめて、弥奈子だけでも助けられればいいのだが。

 そう考えて、史郎はついつい自嘲してしまう。

 自分にとっての元凶は弥奈子だ。彼女が胎内廻りに誘わなければ、自分はこんな呪いなんかに巻き込まれずに済んだのに。そのうえでなお彼女だけでも助けたいと望むのは、きっと傍目には随分とお人好しに見えるだろう。

 だが、真実は違う。

 これは自己満足の罪滅ぼし。かつて救えなかった誰かの姿を弥奈子に重ねているだけだ。その意味では、弥奈子の存在は自分にとって都合のいいものだったのだろう。

 向かいから人が歩いて来たので、史郎は僅かに弥奈子の方に寄って道を開けた。二人の距離が近づいても、弥奈子は避ける素振りを見せなかった。

 よほど湿気がつらいのか、ファミレスを出てから弥奈子は髪をひとつに結んでいた。歩くたびにポニーテールが僅かに揺れる。白いうなじが涼しげだった。

 弥奈子から目を逸らし、史郎は思考を再開する。

 そう。あくまですべては自己都合だ。決して弥奈子のためじゃない。

 彼女に絆されたわけじゃない。

 特別な感情なんて抱いていない。

 強いて言うなら、自分は弥奈子の境遇に同情したのだ。彼女の家庭環境、満たされぬ境遇を知り、憐憫を感じた。彼女の身の上話を聞いた時、怒るに怒れなくなったと思ったのが正直なところだ。

 弥奈子は嫌な子。彼女が自分でそう言っていたではないか。自分は弥奈子に同情で絡め取られた。だから、自分も都合よく彼女を利用する。

 よくできた相互関係だ。だから、やましいことは何もない。何も――……。

 いや。

 自分は何を言っているんだ。

 思考が支離滅裂になってきている。暑さと疲労で朦朧としているのかもしれない。史郎は強く首を振った。

 再び向こうから人が歩いてきた。史郎は同じように脇に避ける。

 避けた拍子に弥奈子にぶつかってしまい、史郎は急いで謝罪を口にした。弥奈子は無表情で会釈を返す。ぎこちないやりとりだ。

 前を向き直して歩き始めると、またしても人とすれ違った。

 はて。

 何やら今日は人が多い。

 史郎は前方に現れた人影に目を留め、今度はあらかじめ少し脇に寄った。

 こんな頻度で通行人とすれ違うのは、この辺りのような地方の住宅街では珍しいことだ。それに、もう夕刻なのだ。駅を背に同じ方向に歩くならわかるが、すれ違っているのだから、彼らは駅に向かっていることになる。こんな時間から電車に乗る用事でもあるのだろうか。

 考え過ぎか。

 史郎は小さく鼻で笑った。

 おおかた、日が暮れたから散歩に出る人が増えただけだ。ウォーキングを習慣にしている人は沢山いる。日が暮れたからって涼しくはないけれど、日中に比べれば随分とマシだから。

 そんな考えを続けていると、また通行人とすれ違った。同時に弥奈子が袖を引く。


「史郎さん」


 声に緊張を感じ取り、史郎は歩調を緩めた。


「ん? どうした?」


 弥奈子は完全に足を止めた。視線は前を向いたまま。見開いた目には恐怖が表れている。


「……弥奈子ちゃん?」

「史郎さん、おかしいと思わないんですか」

「え?」

「さっきからすれ違う人たち、みんな同じ人ですよ」


 史郎はゆっくりと口を開けた。遅れて声が漏れる。


「……は?」


 袖を掴む弥奈子の手に力が籠る。また前方に人が現れたのだ。


「みんな同じ服を着て、背格好もたぶん同じです。でも……なぜか、顔が判別できない。年齢も性別もわかりません。変です。あの人、変なんです」


 そう言われてはじめて、史郎はその異常性に気が付いた。

 確かにそうだ。何度も何度もすれ違う。まるで壊れたゲームのように。

 前から歩いてくる人物は、既に十分に顔を視認できる距離に来ていた。それでも容姿が判別できないのは、きっと夜道の暗さのために違いない。その人物は一定の歩調を崩さず、手には何も持たないで、真っすぐにこちらに向かって歩み続ける。

 前方の人物が街灯の下に差し掛かった。光の輪の中に体を晒す。

 次の瞬間、史郎は弥奈子の手を掴んで踵を返し、脱兎のごとく逃げ出した。


「えっ? 史郎さん?」


 弥奈子が驚いて声を上げる。

 史郎は答えず、走る速度も落とさなかった。

 心の中は動揺で占められていた。

 なぜ? どうして?

 ありえない。

 向こうから歩いてきた人影――それは間違いなく、結城梨絵その人だった。

 だって、梨絵は死んだはずだ。車にはねられて。即死だったと。事故の後、経理部の人間が話していた。

 つまりあれは、幽霊なのだ。

 知った人間の幽霊を見るのは、赤の他人の霊を見るよりも格段に精神を揺さぶった。しかも、よりにもよって結城梨絵を見てしまうなんて。

 駅に戻ろう。そうすれば、少なくとも他に人がいる。店がある。照明が点いている。

 史郎は無我夢中で走った。すぐに息が切れ、脇腹に痛みが刺さったけれど、足を止める勇気は欠片もなかった。弥奈子も手を引かれるがままに足を動かしている。乱れて弾んだ呼吸が背後から聞こえた。

 あの角を曲がれば大通り。そこまでいけば大丈夫。

 だが、角を曲がった瞬間、史郎は悲鳴をあげて急停止した。

 目の前に黒い巨体が聳え立っていた。

 それは車よりも大きく、前進するたびに伸びては縮んでを繰り返していた。体表は泥を被ったように何かが襞となって滴り落ちている。そして、その襞の隙間には、無数の目玉が付いていた。

 その怪物を見た史郎の頭の中には、子供の頃に見た妖怪図鑑の挿絵が蘇っていた。こんな風に目が沢山付いた妖怪の絵を見た覚えがある。しかし、目の前にいる存在は、図鑑に載っていた可愛らしい挿絵とは似ても似つかない醜悪さを持っていた。

 怪物が百の目玉でこちらを射抜いた瞬間、額に刃物を刺したような痛みが走る。

 史郎は直感した。


 ――これが、ボウだ。


 逃げなければと思うけれど、額の激痛は耐え難いまでになっていた。弥奈子にも同様のことが起きているらしく、額を押さえて呻く彼女の姿が視界に入る。

 怪物の胴体の一部が突き出した。それは皮が剥けるように先端部を伸ばし、史郎たちに掴み掛かろうとする。史郎は咄嗟に弥奈子の腕を掴んで、怪物の脇を走り抜けた。

 疾走する二人を道行く人々が目で追い掛ける。彼らにはあの怪物が見えていないのだろうか。誰しも不審そうに彼らを見るが、助けの手は差し伸べてくれそうにない。

 どこに逃げるべきか。

 大通りも駄目だった。ならば、自宅か。もちろん安全の保障なんてない。

 行き先を決めきれないまま、史郎は追われるがままに走り続けた。脇腹の痛みは限界を超えていたが、それ以上に額の痛みが深刻だった。思わず止まってしまいそうになる足を、握った細い腕のためだけに辛うじて前へ運び続ける。

 と、繋いでいた手が離れた。


「弥奈子ちゃん……っ!」


 振り返る。弥奈子が耳を押さえて蹲っていた。


「ここじゃ駄目だ。頼むから、もう少し頑張ってくれ。どこか、どこか――」


 史郎は彼女に駆け寄ると肩を抱いて立ち上がらせようとした。弥奈子の足元に零れた雫に気付く。


「……え?」


 地面に広がった液体は、弥奈子の涙だろうか。それにしては黒々として見える。

 ぽたり、ぽたりと広がって。

 水溜まりの中から小さな黒い手が生えた。

 手。

 無数に生え出した小さな手の群れは、まるで古木に寄生した菌類のようにも見えた。それは絶え間なく指先を蠢かしながら、するすると弥奈子に向かって伸びていく。


「弥奈子ちゃん!」


 咄嗟に彼女を引き寄せる。尻もちをついた弥奈子の足の間で、腕の群れは徐々にその全身を現していった。

 腕が蜘蛛のように這い出して、丸々と太った胴体を持ち上げる。真っ白い肉の塊。ところどころ黒ずんで、まさしくそれは死肉であった。二対の腕が生えた死肉の塊が、次から次へと水溜まりの中から現れる。

 悲鳴を上げたのは史郎だった。弥奈子は迫りくる異形の存在を凝視したまま、あろうことかそれに向かって腕を差し伸べた。強張った笑みを浮かべて。


「ダメだ! 弥奈子ちゃん!」


 史郎は背後から弥奈子を抱きすくめると、半ば持ち上げるようにして彼女を異形から遠ざけた。弥奈子は半狂乱で手を伸ばす。


「やめて、放して! 私の赤ちゃん……っ!」


 刹那、史郎の鼓膜は赤ん坊の泣き声で覆われる。

 戦慄が走った。史郎が肉塊だと思ったものは、ぶよぶよに膨れ上がった赤ん坊だったのである。蜘蛛のように折れ曲がった長い腕で地面を這いながら、弥奈子に向かって群がろうとする。

 異形の赤子たちの向こうには、百目の怪物が迫っている。速度こそ速くないものの、弥奈子が抵抗する限り、追い付かれるのは時間の問題だった。


「くそっ」


 史郎は何か手はないかと思考を巡らせ、ポケットの中身に思い至る。八塚にもらった赤いお守り。昨日からそこに入れっぱなしになっていた。

 弥奈子を背後に庇いながら、赤子の群れに向かってお守りを投げた。青白い群れが一瞬割れて引き下がる。

 しかし、それだけだった。

 赤子たちはお守りを大きく迂回するようにして、再び距離を詰めてくる。

 包囲された。

 弥奈子が史郎の腕をすり抜けて屈み込み、異形の赤子を抱きあげる。赤子は彼女に身を委ねると、すぐさま長い脚の一本を彼女の首に巻き付けた。

 弥奈子の首が絞められる。けれど、その顔はあまりにも幸福に満ちていた。


「やめろ! この……っ」


 掴み掛かる史郎。しかし、その手が弥奈子に触れることはなかった。

 体の側面に衝撃を受け、史郎はバランスを崩して道路へと倒れ込む。熱を持ったアスファルトが素肌に貼り付いた。

 突き飛ばされたのだ。

 そう気が付くと同時に、史郎の頭上から声が降り注いだ。


「その二人に近づくんじゃないよ」


 聞き覚えのある声。

 金髪が靡く。

 八塚が怪物たちの前に立ちはだかっていた。

 彼は弥奈子の腕の中から奪い取った異形を群れに向かって投げ捨てると、制するように左腕を横に伸ばした。


「逃げて! 今のうち!」


 考えている余裕はなかった。史郎は弥奈子の体を抱えると、転げるようにその場から逃げ出した。

 そこからの記憶はほとんどない。

 無我夢中で走り続け。

 気が付いたら、隣駅にあるネットカフェのペアシートにいた。

 辛うじて足を延ばして寝そべることができる程度の狭い個室だ。清掃したてなのか、過剰なほどのアルコールの臭いが残っている。電気は点けなかった。台の上に置かれたディスプレイが投げ掛ける白い光だけで、十分に眩しかった。

 史郎の腕の中には弥奈子の細い体がある。呼吸が落ち着いてからも、二人はひたすらに互いの熱を求めて抱き合っていた。汗ばんだ体は熱を帯びているというのに、凍えているかのように体の震えが止まらなかった。

 史郎は見張った目で暗闇を凝視したまま、動くことができない。ほんの少しでも暗がりから目を逸らしたら、そこからあの怪物たちが滲み出てくるような気がした。

 やがて、小さな啜り泣きが聞こえた。

 弥奈子が泣いていた。押し殺した吐息が震えている。


「……ごめ……なさい」


 彼女は史郎のシャツに顔を埋めて言った。


「ごめん、なさい。私の……せいで……巻き込んでしまって、ごめんなさい」


 史郎は瞬きをして頭を傾けた。顎が弥奈子の滑らかで柔らかい髪に触れた途端、史郎の瞳からも涙が零れた。


「ごめんなさい、史郎さん。ごめんなさい、ごめんなさい……」

「弥奈子ちゃん……」


 史郎は黙って彼女を抱き締めた。これ以上声を掛けようものなら、自分まで嗚咽を漏らしてしまいそうに思えたから。

 やがて弥奈子は泣き疲れて眠ったけれど。

 史郎はいつまでも震えたまま、眠ることはできなかった。


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