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49/559

49 月隠の白君様に仕える身

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 そんなワレにも、今、ある仕事が与えられている

 こやつらを見張れと


 むろん、天子様からではない

 われらが棟梁、館様から

 そして、ある小娘から

 与えられた同じような命令


 見聞きしたことを話せ、とな


 その意味を詮索する気はない。使われる身とあっては詮無いこと



 それにしてもあの小娘

 見かけはヒトであっても、あれの「気」はただ者ではない

 いずれワレと同類のものやもしれぬ


 力には逆らえぬ



 じゃが、どうでもよいわ

 ワレはワレ

 あやつの召使いではない

 ワレは、お館様、月隠の白君つきがくしのしらぎみ様に仕える身


 ワレは……、妖の……、誉れ高き……


 やあ、また瞼が落ちてきよった


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