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319 巷で噂の、人工知能の暴走

 デジロウは、よく自分勝手な行動をする。

 巷で噂の、人工知能の暴走、だと思ってました。

 従順なペットロボットという範疇を超えている。

 でも、それが自慢だった。多くの人がそう感じるように。

 生きている、という感触がうれしくて、自由にさせていた。


 そうです。

 傾聴ロボットの最新型人工知能搭載のベータ版。

 就職が決まって、私はそれを購入しました。

 試してみるつもりで。



 ノーウェ先輩の事故を私たちで再調査しようと言い出したのは私。

 警察が再捜査を始めたと聞いて。

 きっとアイボリーだよね。警察に手紙出したの。


 不安になった。

 もしかして、デジロウが関係してる?

 だとすれば、どう関係しているのか、知っておかねば、と思いました。



 調査のはじめのころ、実は不安でした。


 もし、デジロウが襲ったのだとすれば、私の責任はどうなるのだろう。

 通常、ペットロボットによって、他人に迷惑や危害をもたらした場合、所有者の責任とされる。

 人工知能のエラーの場合はどうなるのか、知りません。

 私にも責任があるのかもしれない。

 怖くなった。


 でも、そんな不安はすぐに薄れた。

 デジロウが関係したという証拠も、そんな話も出てこない。

 映像にもなにも映ってないみたいでした。

 取り越し苦労だったと思えるようになりました。




 そして、フウカは黙り込んだ。


「フウカ、それだけか!」


 びくりとするフウカ。

 花ござの者はじっと見守るのみ。

 背後から集中する視線が辛かろう。が、自業自得。

 真実をすべて語らないのであれば、その視線の厳しさに焼かれることになる。


 それでもフウカはもう語ろうとしない。

 ただ、ぴたりと俺に当てられていた視線は白砂に落ちた。

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