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387 目を険しくし あっけにとられ 恐れの表情を浮かべた
「これはこれは、お美しいお方。ワレら、決して怪しいものではござりませぬ。ミャー・ラン殿を御守り申すべく馳せ参じたる者でござります」
「へえ、どうしてランを守らなくちゃいけないの?」
「今夜ここに、ミャー・ラン殿に危害を加えんとする者、参集せりとの報せあり、こうしてワレら三名、急ぎ参じましてござりまする」
「ラン、そう言ってるけど?」
と、ジンは戸惑い顔の中にも、おもしろがっている口調。
「そんな奴はいない。いたとしても問題ない」
「ふうん」
「ここはある女性の部屋。貴様らが入れるような場所ではない!」
「ですが、今宵は引き下がりませぬ」
「じゃ、勝手にしろ。私が出てくるまで、そこらで待ってろ」
「そうは参りませぬ。それではあなた様をお守り申し上げることができませぬ」
「くどい! さっさと消えろ!」
「お言葉ではござりまするが」
と言い合っているうちに、ルリイアやフウカも出てきた。
心配顔のアイボリーも。
困ったことになってきた。
理由は分かる。
ランに危害を加えるとすれば、ハルニナとメイメイ。
確かに、今日は珍しく二人とも揃っている。
というか、初めてではないか。
ルリイアは目を険しくし、フウカはあっけにとられ、アイボリーは恐れの表情を浮かべた。




