385 これって…… ストーカー?
次は、ハルニナとメイメイの番だが、ツータック本人にも、パートの女性陣にもまだ会えていない、と謝るばかり。
さもありなん。
今日一日、サークルに顔を出してくれているだけでも、ありがたいと思わねば。
大学にさえ来れないのだから、大阪の本町まで出向けるはずがない。
ただ、電話だけはしたという。
「それが、ツータックは長期の海外出張中で。パートさんの方は電話には出てくれたんだけど……。会社じゃ自由に話せないみたいで」
それはそうだろう。
上司の噂話を、同僚がいる中で話せはしない。
結局、警察の手を借りる、ということになった。
ルリイアが帰ってきた。
リビングに入ってくるなり、チャイムが鳴った。
こんな時刻に?
すでに夜の九時を回っている。
しかも、ルリイアの後をつけてきたかのようなタイミング。
怪しいんじゃないか?
モニターには男。
ルリイア、これって……。
ストーカー?
ん?
ラン?
ランがさっと立ち上がって、部屋を出て行く。
「誰?」
「三人来てる」
「大丈夫? ラン一人で」
「なんか、不安」
「三人も? 男?」
「俺も出る」
「お願いしていいですか」
「見て来るよ」
「じゃ、ボクも」
「ダメダメ。ジンはここにいなさい」
フウカの声を無視してジンがついて来る。
ドアを開けると、廊下の少し先にランがいた。
三人の男と話していた。




