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【もっとも重要な選択】

※注! 以降、選択肢は「後書き」にあります。


 まだ来ないからゲームやろうっと!

 私は陽気な気分で、彼からのメールを待つ間、ケータイのオンラインゲームをやることにした。熱中したら30分ぐらいあっという間だもんね。

「……」

 しばらくして私はふと顔を上げた。壁に掛けた時計を仰ぎ見るとすでに夕方の6時を回っている。

 もうこんな時間?

 首を傾げてぼんやり物思いにふける。いつもなら5時30ぐらいにはメールが来るのに……

 どうしたのかな?

 着信を報せる記号が表示されない携帯画面を見詰めて不安になる。今まで残業の時は、事前に教えてくれてたのに……

 でも、こんな時もあるよね? 急に忙しくなって連絡できなかったのかも。メールが来ないからって、いちいち「なんで? なんで?」って聞いてたらうざがられるよね。

「……」

 そう自分に言い聞かせたけどやっぱ不安。どんどん気持ちが沈んでいく。

 聡志(さとし)さん、なんでメールくれないんだろう……

「!」

 突然ケータイのバイブが鳴った。私は驚いてケータイを持ったままびくっと軽く飛び上がる。ドキドキ鼓動が速くなる。ケータイの画面には、メールが来たことを報せる記号が表示されていた。彼からかも!? うれしくなった私は、期待しながらその記号を押して着歴を表示させた。すると


 誰?


 名前のところがケータイ番号で表示され、登録していない番号からのメールだった。怪しいと思いながらそのメールを開くと



  “久しぶり

  雅樹だけど、覚えてる?”



「……」

 私は表情を失った。なんで今頃。

 それは学生時代に好きだった人からのメールだった。 

【第一の選択肢です。選択してください】


メールを削除する→Aへ

返信する→Bへ


※ほんの些細な行動が、後の運命を大きく変えてしまうかも? なので慎重にお選びください。

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