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【C】−2

#恋人の息子 #ミッション発生!


「わぁ〜おいしそう!」

 大きめの袋を持って戻って来た聡志さんが、レジ袋から出してテーブルの上に置いたのは焼きたてのピザだった。まだ湯気が出ててあったかそう〜

「どこで買ってきたんですか?」

「駅の傍にある手作りピザの店だよ。人気があっていつもなかなか買えないから予約しておいたんだ」

「へ〜え、今日のためにですか? ありがとうございますぅ!」

 感激して私は目がハート。紙箱の中のピザを見てときめく。

「さぁ、熱いうちに食べよう」

「は〜い」

 切り込みの入ったピザを各自皿に取り分けて手で頂く。こういうサプライズってうれしい。三人揃って食べるピザの味は最高だった。固くなっていた表情も自然とほころんでいく。もしかしてこの空気を作るためにわざわざ用意してくれたのかな、聡志さん。おいしいものを食べて機嫌が悪くなる人なんていないもんね。蒼くん? と彼を見ると笑ってないけど、きっとおいしいのだろう。むしゃむしゃペロリと平らげていく。細いのに結構食べるな、さすが成長期。なんか食べてる姿かわいい。もっと食べさせたくなる……

 なんてのんびり考えていると


「食べ終わったらちょっといいかな」

 私と蒼くんを交互に見て聡志さんが言った。私は困惑気味に「はい」と答えて聡志さんの顔を見詰めた。なんだろう?

 そして食べ終わると聡志さんからの言葉を待った。彼の口からそれが語られる。


「来週から仕事でしばらくG阜に行くことになった」

「そうなんですか〜!?」

 私は仰天し、蒼くんはほぼ無反応。

「急な話でごめんね」と頭を下げる聡志さん。まぁ、でも仕事なら仕方ないよね、と自分を納得させる私。

「しばらくってどれぐらいなんですか?」

「二週間ほど滞在したら帰って来ると思う」

「二週間……」


 結構――長い。


「それで提案というかお願いなんだけど」と聡志さんが私を見た。

「僕が留守の間、乃々ちゃんにうちに来てもらえないかと思ってるんだ」 

 え、なんで? 聡志さんがいないのに? とキョトンまなこで首を傾げる私。

「乃々ちゃんは家事もできるし、君に任せておけば僕も安心できる。蒼は来週からテストだし、乃々ちやんが来てくれるといろいろ助かると思うんだ」 

 なぁ、蒼? と聡志さんは蒼くんを見て同意を促した。蒼くんは

「……」

 考え込んでから

「別にいいけど、俺は」

 て、どっち? 彼の回答に一人困惑して額に汗する私。

「乃々ちゃんはどうかな?」と聡志さんに問われて「え、私?」と目をしばたたかせる。

「私なんかでよければ……」

 頼りない返事を返したにもかかわらず、聡志さんは

「じゃあ、決定ということでいいかな?」

「はい」

「ありがとう」

 話は進み――

 “彼”と私、二人っきりの生活が始まるのだった。

※選択肢はありません。このままC−3へお進みください。

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