表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
6章 武と智

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

91/450

チートジジイ

「あれが剣聖……」


「ただの爺じゃねーか?」


「甘いわよチース。あのおじいちゃん、以前あたしのダンジョンに来たけどSランクモンスターなんて敵じゃなかったわ」


「マジですか!」


 司令室でマスターたちと見ているモニターに写ってるのは、一人の老人。

 和服のような着物に五本の刀を腰にさしてのんびりと歩いている。


 小手調べにアダマンタイトゴーレムスライムを一体送り込んでみたら一刀両断、瞬殺だった。

 アダマンタイトって切れるんだ……なんだあのチートジジイ。この世界年寄りの方がただ者じゃないやつが多いな。


 何故か鑑定しても、ぐさぐさに斬り刻まれた画面が出てくる。

 鑑定を斬ったのか?そんな無茶な……。


「どうにかしてあの爺さんの目的が知りたいな」


「ユースケ様、儂に任せてもらっても構わんかの?」


「老師、大丈夫か?」


「奴とは顔見知りでしてな。まあいきなり殺されはしないと思いますじゃ」


 なんか自信あるみたいだしお願いするか。

 老師は散歩にでも行くようにゆっくりと司令室を出ていった。

 老師が第二迷路に向かってる間にジジイは第一迷路を楽々と突破。タンクスライムも弾を切られてあえなく撃破。


 もうこのジジイを止めることはできない!

 ジジイが第二迷路の中間まで来たところで老師と鉢合わせした。


「ゴの爺じゃねえか。なんでここに居やがる?」


「ほっほ。相変わらず汚い口じゃのう小僧」


 そう罵り合って二人は戦闘を始めた。

 おいおい、なんで戦いになるんだよ!


「…………真剣白羽取りって指二本でできるものですかね?」


「斬撃飛ばすとか、もはや魔法でしょあんなの……」


「……爺怖い」


 確かに剣聖のジジイはすごい。だけどさあ、なんでこっちのジジイ(老師)もそれに渡り合えるくらい強いんだよ⁉

 もうどうやって戦ってるのか俺には見切れない。


 戦いを目で追えてるのは、自力でマスターに選ばれた俺以外全員だ。

 下位のダンジョンマスターたちは目で追うのがやっとみたいだがな。


「ち、ちょっと行ってくる」


「お気を付けて。どうか死なないよう」


 縁起でもないこと言うなよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] これがOTONAの最終進化形態のOKINAか……(白目)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ