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新人育成計画

 ジョーカーとのダンジョンバトルが終わり、新たに仲間になった多くのダンジョンとスライムダンジョンを物理的に繋いだ後、俺はジョーカーを自室に招いて話をしていた。


 話の内容はジョーカーの同盟にランキング下位が居なかった理由。

 てっきり下位の雑魚は加盟を断っているのかと思ったが、ジョーカーは加盟した下位のダンジョンマスターを中位にまで育てていたらしい。


「……てことはジョーカーはランキング下位のマスターを育てるノウハウがあるってことか」


「ククク、はいそれはもう。いやーそれにしてもボスのダンジョンのご飯はうまいですね。ずっとここに住んでいたいです」


「住む………………それ良いな」


「はい?」


 どうせダンジョンは繋がってるんだ。ダンジョンの操作もスライムダンジョンからできるのならわざわざ離れる必要は無い。

 コアを集中させた方が防衛の戦力を一点集中させられるし。


 空き部屋もたくさんあるし、すぐに会議できるし利が大きい。

 これを機にコアルームも隠し層に移そう。ショップの後ろは閉鎖だな。


「それはともかく、ジョーカーには今加入申請保留中のマスターたちの育成をしてくれないか?DPはこれだけ出そう」


 俺は右手の指を三本立てた。


「300万DP⁉」


「3兆」


「はあ⁉あ、失礼」


「構わない。俺はこの反応を見るのが好きだからな」


「あまり良い趣味ではありませんね」


 でも楽しいから仕方ないだろう。

 今同盟にいるマスターたちにはとりあえず10兆DPを上げる予定だ。


 バトルの時の防衛は俺のダンジョンのみで行うから、他のマスターたちは自分のモンスターの質を上げるだけでいい。

 冒険者ギルドに目を付けられてほしくないので、強力なモンスターを表に出すのは厳禁だ。


「育成するマスターは19人。足りなかったらもっと出すから言ってくれ。中堅くらいの実力になってると助かる。早く戦力にならないと困るからな」


「シングルナンバーたちですね。了解しましたボス」


 俺の同盟は俺を含めると62人。

 シングルナンバーの同盟を除けば一番人数がいる同盟だ。


 他の同盟の人数がどうなってるかと言うと、シングルじゃないが、10位から言おう。

 10位は28名、9位は71名、8位は74名、7位は78名、6位は53名、5位は91名、4位は95名、3、2、1位はシングルが3人もいる同盟で140名。


 6位には人数で勝ってるが、ダブルナンバーの数が全然違う。

 6位は少数精鋭の同盟ってことだ。


「そんなわけだ。頼むぞ」


「ククク、これだけDPがあるのなら、他の中堅マスターたちを上位程度まで育て上げることもできましょう」


 このピエロは頼りになるな。

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