表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/442

うちのショップは品揃えが良い

「はい。できたわよ青い点が友好的なダンジョン、赤が魔王の配下のダンジョンよ。魔王は魔界にいるから安心ね」


「そうか。ん?青が多くないか?」


 以前パーティーの際に同盟を申し込んできたマスターは十人ちょっと。だが、地図にある点はその倍近くある。


「あの後モンスターを私のダンジョンに使いに回してきて同盟を申し込んできたマスターが何人もいたの。最初はバトルの申請かと思って肝を冷やしたわ」


 バトルや同盟の申込みってモンスターを仲介してもいけるのか。

 よく考えてみればそうだよな。引きこもりのダンジョンマスターが直接会うなんてパーティーの時くらいだろ。


 俺とヴァイオレットの出会い方が異常だったんだ。

 それもヴァイオレットの方はドッペルゲンガーだったしな。

 まだまだ知らないことは多い。


「なあ、少しショップの画面を見せてくれないか?」


 ヴァイオレットのショップの商品一覧にはもちろん日本製の食品、電化製品、漫画等は無く、魔道具も俺より少なかった。


「やっぱり俺のショップのほうが品揃えがいいな。ひょっとして縁先輩が作ったからか?」


「誰?」


「俺の先輩。今度紹介するよ」


 ヴァイオレットと違う魔道具系の商品は性能が高い。ゴーレムメイカーもだ。

 俺の頭の中でチートアイテムをせっせを作る先輩を幻視した。


「ヴァイオレット、これプレゼントするよ」


 俺はポケットに入れてたネックレスをヴァイオレットに渡した。


「えっ⁉プレゼント?ありがとう。大切にするわ!」


「そのネックレスを付けておけば死んでも一度だけ設定しておいた場所で生き返ることができるから常に付けておいてくれ」


「ユースケ……私のことを心配してくれるの?」


 俺は頷く。当然だ。ダンジョンマスターの初めての友達なんだからな。


「明日からダンジョンに冒険に行くから今日はもう帰る。また今度な」


「うん、ばいばい」


 なんか心ここにあらずって感じだな。

 何かいいことでもあったのだろうか?ともかく帰ったら名付けだ。

 帰った俺はダンジョンのモンスターたちに名付けをするのに徹夜した。疲れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ