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レベルの概念あったの?

「それじゃあ受付に行ってくる。帰るときにまた来るなー」


「あ、おい」


 部屋を出て階段を降りてホールへ行くと、冒険者たちは俺をちらりと見て、しかしすぐに仕事の打ち合わせや交渉に戻った。

 絶対に大したことないって思われたな。


 それもそうか、Tシャツジーパンの少し変わった服装とはいえただの子供だったらそりゃ興味も失せるわな。

 よし、ここは一つ驚かせてやろう。


 アダマンタイトスライムフル装備して、ヴァイオレットに教えてもらった月に十回使えるダンジョンマスター奥の手【配下召喚】を惜しみなく使い、ベビードラゴン、リヴァイアちゃん、チェニックス、二メートル級のアダマンタイトゴーレム。後はタッタリーの村に呪いをかけてたヴァイオレットの虎モンスターを食わせたモンスタースライムを召喚した。


 突然のことに唖然として俺たちを見つめる冒険者の間を通り抜け、受付のお姉さんの元へ向かう。


「こんにちは。冒険者登録をしたいんですけど」


「…………あ、はいこんにちは。新規登録ですね。では、こちらに必要事項をお書きください」


 カウンターに置かれた紙は、名前、性別、年齢、レベル、それとポジションを書くだけ。

 かなり適当だな…………え?レベル、え?この世界レベル制あるの?鑑定にステータス欄無いからレベルの概念がない世界かと思ってた。


 レベルはこの際まあいいか、ポジションってのはRPGで言う職業だ。

 職業は……コイツらいるし、テイマーで良いか。

 レベルは知らん。


「ユースケさんですね。レベルは分かりませんか……新規登録された方はJランクです。こちらが冒険者カードです。どうぞ」


 渡されたのは何も書かれていない黒いカードと針。

 テンプレな血を落とすやつか?


「血を落とすんですか?」


「はい。そうする事で先程記入して頂いた情報が登録されます。レベルも表示されるはずです」


 だったらレベル記入させる必要あったか?

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