表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

401/443

地下には牢屋

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

……すみません。ポケカと配信が楽しくてかなり期間が空いちゃいました。

 俺の言葉にげんなりした表情のヴァイオレットが、男たちを殺さないように手加減しながら無力化させていく。手間かけさせてすまんな。


「ははっ、いやはや強いとは聞いてましたがここまでとは。あなた以外はSランクではないでしょう?」


「ええ。まともに依頼を受けてないからランクが上がらないだけで、本当は俺が手も足も出ない強者ですよ」


 これ以上誰も出てこないことを確認して奥へ突入する。奥は帳簿等がある資料室だった。

 資料室には治安維持隊の人間を3人残して証拠を回収させる。


「ここで行き止まり?」


「んな馬鹿な。あの人数がここにすし詰めになってたってか?」


「きっと隠し扉があるはずだ」


 俺がどうしたもんかと顎に手を当てると、ジョーカーが部屋の中心へスススと行き鎌の柄で床をついて耳を澄ます。


「そこ、空間があります」


 ジョーカーが指した壁を探ると、一体化したスイッチがあった。

 押すと重い音を立てながら壁が開いた。


「小悪党のくせに随分手の込んだからくりを用意してるわね」


「急ごう。ここまで時間をかけすぎてる。逃げ切られるかもしれない」


 扉の中は地下へ続く階段だった。店のくせにダンジョンみたいだな。店みたいなダンジョンだった初期のスライムダンジョンとは真逆だ。


 一応警戒しつつ急ぎ足で階段を降りる。転けそうになってヴァイオレットに支えられた。手すりつけろよな。


 地下は奴隷を入れておく牢屋のようで、中には女子供、弱そうな男たちだけが入れられてる。

 戦える奴隷はさっき出てきたので全部らしいな。


 さて、彼らを開放するのが先か追うのが先かと逡巡しているとピクリとジョーカーがなにかに反応した。


「どうした?」


「外で笛の音が」


「ッ!?隠し通路か。表から行ってきてくれ」


「うす」


「ボスもお気をつけて」


 打ち合わせ通りにジョーカーとアキトが外の応援へ向かった。

 全員行かない理由は、まだ残党が残ってるかもしれないし、居なくても上手く行けば挟み撃ちができるかもしれないからだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ