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奴隷商の店は真っ黒

何とか400話行けたー

「もちろん普段からトレーニングはしていますが、いざとなれば皆さんが頼りなのでこちらのできることとできないことを知ってもらわないと」


なんてやる気の無い奴なんだと最初は呆れたが、彼らは正しいと思い直す。

予めこれを言われてなかったら、万が一敵が逃げてもあっちには治安維持隊が居るから大丈夫だろうと判断していたかも知れない。

もし逃げたやつが手練れだったら突破されてしまう。


「分かりました。それで今回はどのようにして摘発しますか?」


単純な強者が5人(一応俺含め)いるからラガスだけ俺たちと奴隷商の店に入り大人しく拘束されるよう通告しに行く。


素直に従うならそのまま拘束し、従わなければ俺たちが実力行使して全員無力化し、治安維持隊は周囲に一般人が近づかないようにして、逃げ出すやつを足止めする。


治安維持隊は全員笛を持っていて、もし逃げ出そうとしているやつが居たらすぐに吹くそうだ。


「じゃあ笛が鳴ったらジョーカーかアキトが向かってくれ」


「分かりました」


あとは軽く段取りの相談をして俺たちは奴隷商の店に向かった。

治安維持隊が店を取り囲むように配置されたのを確認して俺はドアをノックした。


「失礼しまーす」


「いらっしゃいませ。本日はどのようなご要件でしょうか?」


店の内装はあまり変わり映えしない雑貨屋のように見える。だがこれは表の顔で合言葉を言うと店の奥で奴隷売買等違法なことをやりまくってるそうだ。


最初はにこやかな顔をしていた店員だが、ラガスを見てぎょっとした。

治安維持隊の副長の顔くらいはチェック済みというわけか。


バッと身を翻してレジ奥のボタンを押そうとする店員をジョーカーが取り押さえたが、ぎりぎり間に合わずボタンを押されてしまった。

するとぞろぞろと奥から屈強な男たちが武装して出てきた。


「真っ黒すぎる展開だな」


「ユースケ、これらは殺してもいいの?」


「んー、できるなら生け捕りかな。無理矢理戦わされてる奴隷も混じってるみたいだし」

2019年60話、2020年226話、2021年73話、2022年41話。

来年はもっと投稿できるよう頑張ります。

良いお年を。

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