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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
11章 

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酒は合わない

「おいおい、一応今から戦いに行くんだぞ」


「これくらいじゃ酔わないわよ」


「その通り」


 そうなのか?確かに二人の飲み方は暇をつぶすように少しずつ飲んでいる。

 酒を飲んだことないし、周りに飲んでる人がいなかったからどれほど飲めば目に見えて酔うのかわからない。


「ボスもどうですか?一杯」


 ジョーカーがワインらしきものを差し出してきた。

 でも俺未成年と言おうとしたが、ここは日本じゃなかったと思い、少しだけ口に含む。


「ゴクリ」


「どうですか?」


「苦い。渋い」


 アイテムボックスからぶどうジュースを出して口直しする。

 ワインって甘くないぶどうジュースって感じなのか?それに他にもなにか初めての味、違和感。これがアルコールか。


「俺には酒は合わないな」


「お子ちゃまね」


 ヴァイオレットが鼻で笑って俺からグラスを奪い取って全て飲み干した。

 味を知ってしまったので、それを見た俺は渋さを思い出して顔をしかめると、みんなが声を出して笑った。


 それから程なくして数十名の体格のいい男たちがギルドに入ってきた。

 全員きれいな鎧を着ている。あまり使う機会がないのだろうか?


「治安維持隊副長のラガスと言います」


 一人だけ他よりも質のいい装備の髪を短く刈り上げた男が俺に敬礼して名乗ってきた。


「冒険者のユースケです。今日はよろしく」


「はい。十分頼らせていただきますよ。よろしくお願いします」


 ラガスはにこりと笑いながら俺と握手した。

 手の皮は分厚く毎日の鍛錬の成果を感じられる。


 装備だけで実力を測るなら…………Cランク上位からBランク下位位の実力はあるんじゃなかろうか。


 後ろの部下たちは良くてDランク平均くらぃたろうか。一般人からしてみれば十分強いが、荒事専門の人間、冒険者とかを相手にしないといけないことを考えると少し心配になる。


「我々は治安維持隊とは名乗っていますが、基本は住民のトラブルの仲裁、最も危険な任務が夫婦喧嘩なくらいで今回のようなことはいつも冒険者ギルドに任せ犯人を受け取るだけなのですよ」


 頭を掻いて少し照れながらラガスは言った。


「随分ぶっちゃけますね」

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