表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
11章 

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

385/444

ガガ一刀両断

「それでは、行ってまいります」


 ソランが翼を広げ、ガガに向かって飛翔していく。


 ヴァイオレットたちから殴る蹴るの暴行を受けていたガガは、ソランが近づくと急に動きが早くなり、触手をソラン目掛けて伸ばして迎撃しようとした。


 本能的にソランが自分に通用する武器を持っていることを感じ取ったのかもしれない。


 触手はソランを足止めしようと動くが、彼の間合いに入った触手から次々と切り捨てられる。

 まるでソランの目の前にシュレッダーがあるみたいに粉々だ。


 そして切られた傷は焼かれたような跡が残っている。

 あれが聖属性の力か。本体と繋がっていない切られた触手の切り口から燃え上がって、ジュッと音を立てて消滅した。


「グルルルル」


 妖精の剣の圧倒的な威力にガガはたじろぐ。そのすきを逃さずジョーカーが左から強烈なストレート、ヴァイオレットが蹴り飛ばした。


 真逆のベクトルの力がかかったガガの体は、ねじ切れそうになりながら回転して吹き飛んだ。


「もらったー!」


 錐揉み回転するガガ目掛けて大上段でソランが飛んでいき、ガガの胴体を真っ二つに切断した。


「やっは!(やった!)」


 二つのガガの体はドドン!と大きな音を立てて落下した。多少ジタバタしているが最後の足掻きのように見える。


「おお!」


「さすがソラン殿、見事な技でした」


「私ではなく剣が良かったのですよ。ん?ああ分かったよ」


 ソランはぶつぶつ独り言を言いながら妖精の剣を俺に返した。

 剣が何かまた文句言ったのか。


「ヴァイオレット殿、頼みます」


「おっけー」


 ヴァイオレットが魔法で火球を上空に放ち爆発させた。

 これは、ガガ討伐をギギを運んでいるシースナとジェイに知らせる合図だ。

 もうしばらくすれば二人は戻ってくるだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ