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ゴーレムのプラモ

ドラクエウォークしてたらハロワにダーマの試練あって吹いた。

 閉館後のゴーレム資料館に行くと、早速スナイパーゴーレムの区画が作られていた。

 ここの管理をする奴の任命はしてないからニアラが作ったんだろう。

 飛行型にも手を付けてるのによく働くなぁ。


 スナイパーゴーレムの展示物はエスリメの巨大なジオラマで、スナイパーゴーレムの射程範囲を地面を光らせることでわかりやすく示している。

 ジオラマがデカすぎて肝心のスナイパーゴーレムを探すのに一苦労だ。いくら光の中心を見ればいいとは言え見つからんのだよ。


 資料館の出口に行くと、アンケートボックスがあった。所謂お客様の声ってやつか。お?何枚か入ってる。

 これは8歳の男の子からの頼りだ。


『ゴーレムのプラモデルはありませんか?』


「作りましょう!」


「うわっ、ニアラ居たのか?」


 いつの間にかニアラが後ろで興奮して息を荒くしていた。


「ついに私のロボ…………ゴーレムがプラモに」


「本物作るよりテンション上がってるな」


「プラモ化はそれが十分認められ人気がある証拠、これが興奮せずにいられますか!」


 あ、そういう認識なのか。

 作品が評価された的な?


「でもプラモってどうやって作るんだ?」


 ショップでプラモの生産について書かれてる本を探そうと調べると検索すると。


「先輩は一体何がしたいんだ……」


「プラモ工場ですか?本家より自動化も進んで操作がシンプルですね」


 魔力で稼働する先輩特製の工場。本物をスキャンして組み立てやすいキットに変換して箱詰めまでしてくれるそうだ。


「箱のデザインも自分でやらないといけないのか……」


「私がやります」


 君、ゴーレム関連全部やってくれるね。

 プラモ工場をいくつかニアラに与えてしばらくすると、エスリメ全土でゴーレムのプラモが売られ始めた。


 日本のプラモも人気だったが、こっちは実物があるからかそれらを抑えてプラモの売上はトップになった。


 中にはうちのゴーレムの偵察に来ていた国のスパイが大量購入していた。

 箱にコンセプトと性能を全部書いちゃってるからな。


 実は、資料館にも同じ内容が掲載されてる無料パンフがあるからスパイたちは無駄に金使ってしまってるが。

渡されたプラモにハマってお忍びでエスリメにプラモを買いに来る各国上層部が居たとか居ないとか。

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