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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
11章 

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マオ、ハードモードへ出向

 テレポートゲートに乗って移動する先のフロアはランダムで、中にはドラドラ、リーヴァ、ヤキトリがいるフロアに繋がるときがある。あいつらには、一匹につき一フロア任せてある(リーヴァは特大フロア)。


 一匹ずつ相手にしたとしても、ほぼ間違いなく勝てないのでハズレ枠として用意していたのだが、向上心の高い冒険者たちからは逆にそこに飛ばしてくれと要望があった。


 命の心配なくLランクモンスターと戦える貴重な機会だかららしい。

 ドラドラたちもやる気いっぱいだから要望通り、希望する冒険者たちがドラドラたちのフロアに飛ぶ確率を上げてやった。


「で、だよマオ。君もハードモードに行ってくれ」


「ああ、そうだな。余もそう思っていた」


 せっかくオープンした第3迷路だが、誰も来ない。

 第2迷路を突破できる猛者は蓮のパーティーを含め全てハードモードに夢中で、こっちは閑古鳥がリサイタルしている。

 当然最奥に待機しているマオは何もすることがない。


「コロシアムの方もまだマオと戦えるランクになってる奴はあまりいないだろ?強さの基準下げるか?」


「それだと歯応えのない者たちが余に挑戦してくるだろう。暇なことよりもそちらの方が苦痛だ」


 こいつこんなに戦闘狂だったっけ?

 結局、マオは第3迷路、コロシアムの方にも顔を出す時があるから、専用のフロアを与えずハードモード内をうろついてもらうことにした。

 運悪く出逢えばデッドエンドだ。


「ハードモードでは第2形態まで開放しよう」


「頑張ってくれー」


 翌日、蓮のパーティーがマオとエンカウントして完膚なきまでに叩き潰されていた。第2迷路ボス戦のリベンジ成功だな。


 マオが入ったことで、ハードモードのクソゲー度が若干増えた。そのおかげで、第2、3迷路に冒険者たちが少しずつ戻ってきてくれたのは思わぬ収穫だった。


 なるほど、これがゲームバランスか。

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