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ハードモード完成

 さて、何とか久しぶりの激務をこなせた。

 こんなに忙しかったのは第2迷路を作った以来か。

 収容所も時間かかったが、やはりダンジョンをいじると時間がかかるな。


 ハードモードは構造は簡単に、いくつものフロアとそれを結ぶテレポートゲートのみとなっており、鬱陶しい罠は廃止した。


 ダンジョンマスターたちにそれぞれ、2~3フロア与えて小規模だがダンジョン運営のマネごとをさせて、ダンジョンマスターとしての勘を鈍らせないようにした。


 俺の配下になってからDPが支給されるようになったから、自分のダンジョンを開いておく意味がなくなったマスターたちは、ほとんどが入口を閉じてるか隠してしまったからな。


 一部のニート共を除いてエスリメの運営を手伝ってくれてはいるが、あくまでも本職はダンジョンマスター。そこを忘れては困るからハードモードには全員参加だ。


 ダンジョンマスター側にもルールを設けた。

 モンスターは自分がDPで交換できる者のみで、月に一度身代わり人形を10個支給する。

 どうしても死なせたくないモンスターがいても、無限復活はできないから頭を使ってモンスターたちを運用しなければならない。


 何を勘違いしたのか、一部のバカ共が支給した蘇生アイテムを持ってフロアを守るっていう、俺の思惑ガン無視行動を取っていた。主に元ジョーカーの配下だ。


 お前ら個人の戦闘力じゃなくて、モンスターを上手く使う力を育てるためのハードモードなんだよ!


 バカ共は老師に鉄拳制裁され、ちゃんとモンスターを使うようになった。たまに自分もモンスターのフリをして防衛に回ってるらしいが、そのくらいなら目をつむろう。


 冒険者たちからはハードモード入場でいくらかのDPを頂いてる。

 最初無料入場にしてたら、実力も無く何も考えてないバカ雑魚冒険者たちがかなりの数入ってきて瞬殺されたからだ。


 どんな奴にもハードモード入場前に蘇生アイテムや、ハードモードについての説明で手間があるから無計画に入ってくる奴がいると、順番待ちが多くなってしまう。


 入場料を取ることで冷やかしを弾くことができ、行列もあまりできなくなった。

 冒険者たちがフロアを一つ突破すると、宝箱が手に入り、その中には魔道具などのレアアイテムが稀に入ってる。そこがかなり好評だった。

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