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近衛隊希望の冒険者

「こんにちは!」


「こんにちは、うん最後にベリルとノルンで全員揃ったな。今回集まってもらった諸君は近衛隊に入隊希望の者たちだ。君たちの仕事は俺と俺の家族の護衛が主となる。ここまではいいな」


 俺は家の隣の児童養護施設の空きホールに集まった近衛隊希望の冒険者たちを見渡しながら言うと彼らは頷いて肯定を示した。


 集まった冒険者は二十数人、思ってたより多い。一番強いのはベリルだろうが、一人一人が大都市の英雄になれるくらいの力を持っている。


「ユースケ様、主となるということは他にも仕事があるのでしょうか?」


「良い質問だ。俺には養子の赤ん坊が数十人居る。あの子たちが成長したら君たちが師として導いてほしいんだ」


 本来はダンジョンマスターを師匠にしようと思ったが、あの子たちが成長したとしてもあいつらに勝てる気がしない。


 その点ベリルはともかく、この冒険者たちはまだ人の範囲の強者たちだ。師匠は弟子が超えられるくらいの強さが丁度いい。


「例えば俺の娘にテイマーとしての才能を発現させた子がいるのだが、そこの君に教えてほしいと思う」


「ひっ、私ですか」


 急に指をさされて小柄な赤毛の少女はビクリと体を震わせて返事をした。気が弱そうだな。高ランク冒険者としては珍しい性格だ。


「君はSSランクモンスターのフェルムトを従えているだろ。君の名前を教えてくれるか?」


「リーザマインとも、申します。」


 フェルムトとは真っ赤な毛の四メートルの巨大狼で炎をまとったり、マグマを体内で生成して吐き出して攻撃してくる強力なモンスターだ。

 気性もかなり凶暴で、テイムしているのは世界で一番彼女ただ一人と言われている。

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