表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
11章 

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

303/443

ハイドゴーレム

 会議が終わった後、俺はニアラのゴーレムラボまで来ていた。

 ロールアウトはまだだが、プロトタイプは造られてるらしいからそれを見に来たのだ。


「見てください。これがSLMP-1プロトハイドゴーレムです!」


 型式番号まで作ってるのか。本格的だ。

 プロトハイドゴーレムは通常の二メートル型ゴーレムよりも大きい。三〜四メートルくらいのサイズで、胴体が人が入れるポッドになっており、脚部が足元に行くほど太くなっている。

 胴体だけアダマンタイト製で他はオリハルコン製だ。


「見ても外見の変化しかわからない。具体的な機能を教えてくれ」


「まず透明化の魔法によって視覚的に敵からは発見されなくなっています。ホバー走行が可能で消音の魔法により音でバレることもありません。ミスリル、オリハルコン、アダマンタイトの中で最も軽量なオリハルコンを主に使用し、護衛対象を収容する胴体部をアダマンタイトにして速度と強度を確保しました」


 ホバー走行……てことはジェットでストリー厶なアタックができるのか!

 まあ、このハイドゴーレムは隠密特化だから戦闘には期待できないか。隠れて助けたら速攻逃げるのが仕事だからな。

 しかし、一日でできる仕事じゃないぞこれ。


「素晴らしい出来だよニアラ。初号機がこれなら次も期待だな」


「ありがとうございます。しかし、このハイドゴーレムは短時間で設計した為まだまだ改良の余地は残ってます。今回の作戦でそれが見極めれるはずです。それと現在設計中の格闘型、射撃型、高機動型のゴーレムは属国戦線に配備して評価する予定です」


 追加で三機も量産するつもりなのか!?

 元々は敵キャラだったやつが味方になった途端弱くなるゲームとか多いけど、彼女はその真逆だ。

 むしろ味方になってますます活躍してる。


「それじゃあ早速ゴーレムを食わせるスライムを召喚……」


「いけません!ゴーレムはそのままでこそゴーレム。スライムに食わせてしまったらゴーレムスライムじゃないですか。精霊を宿らせて自律行動できるようにしているのでスライムは不要です」


 だめなの?今までゴーレムはスライムに食わせてきたんだけどなあ。

 技術者のプライドってことか?まあ、スライムに食わせなくても性能は高いからいいか。


「わかったよ。それじゃあ俺は帰るわ」


「お子様たちに顔を見せないと忘れられてしまいますからね」


「…………まじで?早く帰らないと。まあ、家の長男だけは特別だろうけど」


「長男、ですか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ